企業というのはどのようなものかを知る時間

なかなかイメージを持ちにくいかもしれませんが、社会人と学生はすべきことへの取り組み方が違い、評価をされるポイントも異なります。
学生の場合結果が出せなくても結果に至るまでの過程を評価されることがありますが、基本的に社会人は過程よりも結果を重視されます。
どんな過程を下手としても結果が良ければ全て良い、というわけではないですが、それでも結果を出したことを大きく評価されるのです。
つまり、会社に入るというのはこれほど大きな違いがあり、学生ではイメージが持ちにくい世界に飛び込むわけですから早くから企業というものがどんなものかを知っておかなければエントリーシートを書く段階で躓いてしまいやすいのです。
特に面接は学生の答えにどんどん突っ込んできますので的確に返せないと雇う価値なしと見做されてしまいます。
当然その会社がどのようなところかも業界研究を行う以上に知る必要があるので、この準備に大きく時間を割かれてしまうのです。

自分を相手に伝えるための時間

また、エントリーシートにしても面接にしても素の自分を伝えるという作業は非常に重要になりますので、素の自分をいかにして伝えるかという自己分析をしなければなりません。
仮に自己分析を完璧に行ったとしても、その自己分析を面接官にどのように分かりやすく伝えるかを考えなければならないので時間が多くかかります。
友人同士で話をして自分が何者であるかを伝えるのは比較的簡単なことです。
何故ならば学校という同じ環境で過ごし、自分が興味を持っていることについて知る機会を友人も同様に持っているからこそ話をしても伝わりやすいということがあります。
しかし、面接官の場合自分の親以上の世代と話をすることもあるわけですから、自分について分かりやすく伝えるにしても自分が知っているものを相手は知らないことを前提にして話さなければなりません。
面接官が分かりにくいことがあればガンガン突っ込んできますから、突っ込まれた時に答えに窮してしまったらこれだけで印象が悪くなります。
自分を知り、どのように伝えるかという準備も必要になるのです。

適性を知るための時間

最も重要であるのは自分がどのような企業に勤めたら良いのかという相性を探ることで、これは情報解禁になって就活をスタートさせてから始めると自分の適性が見えた頃には求人も一段落して、思うように就活が出来なかったということがあり得ます。
また、手当たり次第に申し込んだとしても不採用になり、通ったとしてもいざ入社をしたらこれは自分に適性がないとすぐに辞めてしまう可能性もあります。
自己分析や業界研究を行って、その後に自分の適性を見るわけですからきちんと分かった上で申し込んだ方が内定率を高めるメリットが出てくるのです。
これもまた時間のかかる作業のため、早期に始めた方が良いと言われるのは諸々の準備をきちんと行って3月から問題なく就活をスタートさせるためなのです。

新規会員登録はこちら
ページトップ