ある説明会で受けた衝撃
私は人材業界を中心に受けていたが、あるベンチャー企業の説明会で求める人物像についてこんな話があった。
「他の会社が公表している求める人物像は、はっきり言ってキレイ事です。我々が求めているのは『モテる人』です。
人に好かれる人、周りを気づかえる人、そういう人は必ず社会でも通用します。皆さん、面接官にご自身のことを惚れさせてみてください。
そうすれば内定がもらえます。ぜひお試しください。」
この言葉を聞いて私は鳥肌が立った。
そんな観点から面接について考えたことはなかった。
でもたしかによく考えてみれば、「すごい実績を上げているけど嫌なやつ」と
「決して目立つタイプではないかもしれないが好感が持てる人」がいたとして
どちらと一緒に仕事がしたいかなんてことは一目瞭然である。
面接官は疲れている?
またある教育関連の会社説明会に言った時のことである。
その会社の人事は面接必勝法についてこんな風に語っていた。
「面接官てね、みんな疲れているんですよ。1日何人も面接して学生がみんな同じような話をしてきたらそりゃ疲れますよ。
ただその時に面白い話してくれる学生がいたら、その人のことはすごく覚えてるよね。笑わせてくれる学生がいたら魅力的に感じるよ。」
振り返ってみると、これまでの面接では、いかに自分がすごい人間かということを必死に伝えようとしているだけだった。
しかし面接官に好かれるためには一方的に話すのではなく、楽しい会話をして
「またこいつに会いたい、もっと話を聞きたい」と思わせることが重要だということに気づいた。
第一印象にも気をつけて!
ただ話の内容が面白ければそれでいいかと言われると、決してそんなことはない。
面接官がまずはじめに何で判断しているか。よく聞く話だが、それは第一印象である。
一説によると、人の第一印象は7秒で決まってしまい、それによって人の印象の70%が決まってしまうという。
つまりどんなにしゃべりがうまくても、第一印象がダメだったら、100点満点中30点しか取れないということだ。
ではどんなことに気をつければいいのか。まずは服装、姿勢、笑顔だろう。誰よりも良い姿勢、いい笑顔で圧倒的な差をつけよう。
私の場合、毎朝鏡の前で、「ラッキークッキーウイスキー」と口を大きく開けてリズムよく3回繰り返すことで、テンション作り、笑顔の練習をしていた。
いい笑顔と元気な挨拶、魅力的な会話で人事の心をつかもう。
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