面接官の気持ちになれ。

皆さん、面接官の立場になって考えてください。一日何十人という就活生を面接し、一緒に働きたいと思う人を選定していかなければならない。疲れます。人事部長から毎日進捗状況の確認。プレッシャーも半端じゃ無いです。

そんな時にごく普通の就活生が来たところで「採用したい」と思うでしょうか。いや、思いません。(反語を使ってみました。)

私が意識していたのは、自分が周りよりも秀でている部分をアピールすること。面接官から笑いを取ることでした。
実際にやっていたものを少し紹介したいと思います。

『雨ニモ負ケズ』高速暗唱

私の長所、それはインプットの速さと量です。人よりも速く、多く物事を覚えることができます。

これを証明する手段として、「小学校の時に覚えた宮沢賢治作『雨ニモ負ケズ』を世界中の誰よりも速く暗唱できます。」というアピールをしていました。

↓知らない人のために下記参照

雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだをもち
慾はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして忘れず
野原の松の林の陰の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうものに
わたしはなりたい

これを25秒で言えます。もちろん何も見ずに。

面接でこんなことやっている人はいないと思うので、面接官にインパクトを与えることができたと思います。

あなたにも、アピールしている長所があると思います。それをただ言葉で伝えるだけではなく、それを証明してくれるものを添付して伝えましょう。証明方法は、具体的な実績、データ等でも構いません。面接官を納得させるツールを連れて面接に臨みましょう。

モノマネ

面接官から笑いを取るためにやっていたこと。

もちろん会話の中で楽しませることも意識していましたが、面接官が野球好きだった場合、僕がやっていたのはプロ野球選手のモノマネです。

往年の名選手から最近活躍し始めた新人選手まで、幅広く練習しました。そして面接官の年齢や興味に応じて披露する選手を選定しました。
ここがミソです。相手を楽しませるのに、相手の興味対象外のことをやっても意味が無いですからね。(ちなみにイチローと松田はどの世代にもウケが良かったです。)

某テレビ局を受けた時は朝青龍の取り組み前のモノマネをしました。これは少しマニアックすぎるのでオススメはしません。

これを真似しないといけないということではありません。ただひとつ忘れてもらいたくないのは、面接はコミュニケーションということです。

よく面接で「私にはコミュニケーション能力があります。」とアピールしている人がいますが、それは面接を通して面接官が判断することだと思います。

ぜひ、相手を楽しませることを意識して、「こいつ、コミュニケーション能力があるな。」と思わせられるように頑張ってください。

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