■複数回の面接の意味とは?

複数回面接を行うのは「それぞれ評価しているポイントが違う」という意味合いがあります。SPIだと<<学力の評価>>、グループワークだと<<集団での立居振舞い>>など、面接以外だと何を見られているのかがわかりやすいですが、実は面接にも回数に応じてそれぞれの評価ポイントが設定されていることが多いです。
新卒採用ですと、3回前後が平均的な選考回数かと思いますので、今回は面接回数が3回のときの、それぞれの面接で見ているポイントをお伝えできればと思います(もちろん選考の内容や評価ポイントは、企業によって異なりますので、一般的な傾向として参考にして頂ければと思います)

■1次面接のポイント:ビジネスマナーやコミュニケーション能力を見ている

まず、1回目の面接では、人柄・長所に関する話や、学生時代に取り組んだことが聞かれることが多いです。企業によって、最初はグループ面接のところもありますね。ここでは、社会人としての基礎ができているかという点が見られています。ですので、ビジネスマナー(入室の仕方や挨拶、紙の受け渡しの仕方など)や、基本的なコミュニケーション(質問に対して的確な回答ができているか、結論から簡潔に答えられているか)で合否が判断されることが多いです。志望動機を詳しく聞かれるというよりも、「企業選びの軸」「将来の目標」という聞かれ方をすることもありますね。
【面接官】人事部社員、一般社員が多い
【1次面接のポイント】「自己PR」「学生時代取り組んだこと」「就職活動の軸」など基本的な質問に対して、簡潔に話せるようにしておく

■2次面接のポイント:1次面接やエントリーシートの深掘りをされる

2次面接では、1次面接よりそれぞれの学生に対して時間を多く取っていることが多いです(1次面接は3,4人のグループで1時間だったのが、2次面接は個人で1時間になるなど)
なので、2次面接では、学生時代に取り組んだことや、性格の面がより詳しく聞かれることがあります。いわゆる「深掘り」をされる面接です。1次面接と同じ「学生時代に取り組んだこと」に関する質問でも、なぜその活動を行ったか、どう工夫したか、など、面接官から鋭い質問が飛んでくることもあるでしょう。1次面接で聞かれたことが2次面接で聞かれることは勿論あります。当然のことながら面接官も変わるので、1次面接で聞かれた内容でも改めて準備して臨む必要があります。
自己分析や学生時代に頑張ったことの棚卸しができていないと、苦戦する可能性がありますので、「自己PR」「学生時代取り組んだこと」「就職活動の軸」といった基本的な質問に対して、具体的なエピソードを伴った回答を準備しておくと良いでしょう。
【面接官】人事部長、営業部長など
【2次面接のポイント】深掘りされる質問に対しても答えられるように、再度自己分析を行っておく

■最終面接のポイント:志望動機や入社意欲の確認

最終面接を行う社長や役員は、日々会社の経営に携わっている方々です。そのような方相手の面接で一番見られているのは、「入社意欲」「志望度」になります。もし内定を出したら入社してくれるか、入社後に主体的に頑張ってくれるか、ということを見極める面接になりますので、その企業に入社してやりたいことや、社長・役員の方への逆質問など、こちらもしっかり準備して臨む必要があります。また、企業理念や、業界での立ち位置、競合他社に関する質問をされることも多いので、再度企業分析を行う必要もあります。ここを突破したら念願の内定になりますので、面接の中でも一番準備を念入りに行う必要があると思います!
【面接官】社長、役員
【最終面接のポイント】志望動機や入社意欲をアピールするために、「入社後の目標」「社長・役員に対する逆質問」を準備しておく

■まとめ

以上で簡単に1次面接・2次面接・最終面接、それぞれの段階に合わせた面接対策をお話しさせて頂きました。どの面接も、ポイントを抑えて対策すれば通過率は上がると思います。ぜひ頑張ってください!!

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