サマーインターンとは

8~9月の夏休み中に行われるインターンがサマーインターンと呼ばれています。1日~1週間程度で行われるプログラムが多く、短期間で参加することが可能です。内容は企業によって様々ですが、グループに分かれてプレゼンをするなど、人事部が事前に用意したフローで業界・業務理解を進めていくケースが多いです。

企業側は翌年の本選考に向けて、優秀な学生を獲得する第一歩としてサマーインターンを企画しています。中にはインターン参加を選考に進む必須条件にしている企業もありますし、インターン参加者のみ特別選考ルートで案内する企業も増えてきています。興味のある業界や企業のインターンには積極的にチャレンジしてみましょう。

選考フロー

本選考と同様、エントリーシートとWEBテストから成る書類選考のあとに、面接を実施するフローが基本です。
グループディスカッションが選考に組み込まれている場合もあります。

本選考と比べるとインターンの選考フローは簡易化されていて、エントリーシートでも業界・企業理解はそこまで深く求められません。代わりに自己PRを軸として、そのインターンへの志望動機を聞かれることが多いので、学生時代にがんばったこととインターンへの参加目的を明確にしておくことが大切です。

選考突破のポイント①エントリーシート

では、実際にサマーインターンの選考を勝ち抜くにはどんなことを意識すると良いのでしょうか。

面接に進むためにはまず、エントリーシートを通過させることが必要です。
前述のとおり、サマーインターンのエントリーシート設問のほとんどは自己PRとインターンへの志望動機です。

自己PRは「学生時代にがんばったこと」「困難を乗り越えた経験」などの設問を通して聞かれます。これらの設問は本選考のエントリーシートでも必ず聞かれるものですので、この時期から分かりやすく書けるようにしておくと、今後の就活をかなり効率よく進められるでしょう。必ず意識するべきは、結論を最初に持ってくることです。自分のがんばったことや、その経験から学んだことを一言で表してから書き始めることで、エピソードがぐっと分かりやすくなります。また、エピソードの内容は結果ではなく、その結果にいたるプロセスが重視されています。全国1位!100人のサークルリーダー!と書き連ねるだけではあなたの人柄をアピールすることができません。なぜその活動に取り組んだのか、どうやって困難を克服したのかを、初対面の人にも分かりやすく伝わる文章にまとめられるように準備しておきましょう。

インターンへの志望動機を書くときには、自分がそのインターンで得たいこと、やってみたいことをイメージしてみましょう。プログラムの詳細が公開されている場合は参考にすることができますが、詳細が公開されていない場合もあります。その場合は、業界理解・企業理解に繋げたいという理由から、自分がその業界・企業に興味を持った背景を書いていくのも手です。

選考突破のポイント②面接

面接ではエントリーシートを踏まえて質問されることになります。エントリーシートと矛盾のないように答えていくことは大前提ですので、エントリーシートを提出する段階で嘘をついたり、変に誇張して書くと後々面接で自分の首を絞めることになってしまいます。繰り返しになりますが、結果の派手さは選考ポイントではありません。エントリート上でも面接の場でも、素直に答えていくことが選考突破につながります。

サマーインターンの面接で圧迫面接になることは稀で、緊張をほぐすような雰囲気を作ってくれる場合も多いです。初めて面接に臨む学生が多いことは企業側も把握しており、出来るだけ緊張をしていない状態で学生の人柄を見たいという意図があるためです。とはいえ志望度の高い企業の面接では緊張してしまうこともあると思いますので、複数のインターンに応募して面接に慣れておきましょう。

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