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【就活で文系と理系で有利不利はあるのか?Vol.1】採用担当者から見た「文系の学生の○○という特徴」

2014.11.28

「就活で文系・理系に有利不利はあるの?」
こう思われている方は多いのではないだろうか。実際のところ文系・理系で有利不利はない。しかし企業によっては「理系●●名採用、文系○○名採用」というように予め採用人数を理系と文系で分けているのは事実である。そして日本の大学生の割合は文系の方が理系よりも高い。

つまり競争率でいうと文系の方が高く、確かに理系の人の方が就職しやすいというのは事実だ。
しかし最初にも言ったが、文系だから不利とか、理系だから有利ということではない。

一番大切なのは「なぜ理系の人と文系の人を別枠で採用しているのか」ということを理解する事である。それが分かっていれば、例えばあなたが理系であっても文系であっても「その特色」をより活かして勝負することが出来る訳で、同じ理系・文系の中で有利になることが出来るのである。

そこでこの記事と次回の記事の2回に分けて「理系の学生の特徴」「文系の学生の特徴」をそれぞれ採用者の視点でご紹介していく。今回はまず「文系の学生の特徴」からご紹介していこう。

もちろんここでご紹介するのは「一般論」である。つまり会社としては「文系ってこういう人が多いよね」「こういう要素を文系の学生に求めています」ということだ。別にその要素をもっていなくても問題はない。

ちなみに私も文系出身なので、すこし自虐もこめて書いたところもあるが気にしないで欲しい。ぜひ最後まで目を通して頂ければと思う。

文系の人の特徴①:バイタリティーは理系の学生よりもある

文系学生は学生時代にサークルやアルバイト、遊び、インターンシップ、起業、留学などの校外活動に時間を割いている人が多いはずだ。それと比べると理系学生は実験や研究等のために学校で過ごす時間が多い。そのために文系学生は色々と新しい事に挑戦をした経験を持つ人が多く、その分バイタリティーが高いという印象がもたれやすい。

文系の人の特徴②:協調性があり円滑にコミュニケーションを図れる

文系学生はサークルやインカレなどに時間を割く人が多い。慣れない色々な人と一緒に過ごしてきた時間が多いと思う。そうした経験で身に付いた誰とでもオープンに適度なコミュニケーションを取れる人、つまり空気を読めるのが文系学生の特徴である。

文系の人の特徴③:リーダーシップ力が理系の人よりも高い

サークルなどで幹部学年になると後輩や同じ学年の人をまとめる経験をすることになると思う。そこで身に付くのがリーダーシップ力だ。理系学生は2~3年生になると実験や研究室で忙しくなり人を率いる経験を持つことが出来る人は多くない。文系の人は人を動かす大変さを学んでいるために、リーダーシップ力があるという印象をもたれる。

文系の人の特徴④:チームとして物事を進める推進力がある=ノリが良い

これはリーダーシップ力とはまた別の能力である。文系の人は誰かと一緒にイベントを開催してやり遂げたり、または遊びでも皆と一緒に楽しむために全員を盛り上げたりする力が、理系の人よりも圧倒的に高い。これはつまり良い意味での「ノリ」である。こうした「ノリ」で周りの人を巻き込んでいける力がある、またはそういう「ノリ」に同調して一緒に何かを推進していける力を持っているのが文系の人の特徴だと言える。

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以上が文系の人の特徴だ。あくまでここに書いたのは一般論ではあるが、概して会社は文系の人とは上記のような人だと認識して採用をしている。
恐らくここまで読んである事を感じた人もいるかもしれない。そう、文系の人は(営業も含めた)「総合職向き」であり、次回紹介する理系の人は(研究職やコンサル、マーケティングなどの)「専門職向き」と言えるのである。

あまり「自分は●●という職種に向いている」というような枠に捕われないで欲しいが、しかし実際はそのような職業適正はあると筆者は思う。

次回は理系の人の特徴をご紹介していく。理系の人はもちろん文系の人も是非そちらも合わせて読んで頂きたい。自分との違いが分かる事でより一層と「自己理解」が深まるはずである。

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