周りの学生の印象はその会社の社風に関係ない

「インターンに参加したんですけど、受けている人たちと合わなかったので選考を受けるのどうしようかと思って…」

と相談がありました。
 
 
「インターンに参加した人たちでその企業の風土を判断したらダメだよ。ちなみに社員の人はどうだったの?」

と伝えると、

「社員の人はいい人たちでした。優しくていろんなことを教えてくれました。」
 
 
 
このやり取り、実は毎年あります。

今年はインターンに参加した学生から相談がありましたが、いつもは説明会に参加した学生から相談があります。

「説明会に参加したんですけど、周りの子たちの考え方と合わなくて…」

そんなフレーズが毎年言われているんですね。

皆さんは1回の説明会の中で何人に内定が出ると思いますか?

ちなみに私が採用責任者をしていた前職では新卒のエントリーが8,000名程度いて、その中から説明会に参加するのは3,000名程度です。「3,000名の中から20名の内定承諾者を出す」というのが採用責任者である私のmissionなんですね。

3,000名の中から20名。単純計算で150人の中から1名の計算になります。

1回の説明会ではおよそ80〜100名の就活生が説明会に参加してくれます。
つまり、説明会2回分でようやく1名の内定者が出る計算なんです。

説明会に一緒に参加している人たちは一緒に内定を取れない

ということは。
もし自分が内定をもらえたとしたら、説明会に一緒に参加している全員は内定をもらえないということになりますね。
 
 
つまり、説明会に一緒に参加している就活生と性格や考え方が合わなくてもまったく問題ないのです。

内定者懇親会の大切さと注意点

説明会に一緒に参加している就活生よりも、内定者懇親会では同期との相性を判断する必要があります。

内定者懇親会に出る人たちは基本的にその会社に入社することが決まった人たちです。その人たちと相性が悪かった場合、ちょっと考えた方がよいのかもしれません。
 
 
ここで例外があります。大企業の場合です。

大企業では同期が100人いたとしても、同じ職場・部門・チームに配属されるとは限りません。つまり、同期と相性が合わなくても問題はないのです。

重要なのはその会社の風土・価値観に合うかどうか。
もっと言えば、社長の考え方や価値観に合うかどうかが重要になってきます。
 
 
優先順位としては、

1. 社長の考え方・価値観
2. 先輩社員の考え方・価値観
3. 内定者同期の考え方・価値観

この順番でその会社に入るかどうかを考えて欲しいと思います。

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