利己主義にも限界がある

私事で恐縮ですが、私の父はタクシーの運転手でした。
 
当番・非番・当番・非番で週に1日の休み。
当番の日は朝6時に家を出て、次の日は朝の6時頃に帰って来るような生活。
 
風邪を引いても休んだところを見た事がありません。そんな働き方でした。
今そんな父の働き方は私にとって決してやりたいと思う働き方ではなく、体力的にも精神的にも辛い働き方なのではないかなと思います。
 
 
もちろん父にとってそれが簡単だった訳ではなく、恐らくその辛さを支えていたのは私たち家族を養うというその一心だったのではないかとも思います。(家では寡黙でしたが職場ではおしゃべりな人間だったので、家庭より職場の方が好きだったかもしれませんが笑)。 
もしかしたらタクシーの運転手に何らかの使命を感じていたのかもしれません。
 
誰かの大切な家族を送り届けることもあるでしょう。
 
会社にとってかけがえのない社長や役員の人たちが会議に間に合うように送り届けたこともあるでしょう。 
 
移動時間を効率的に仕事に使いたいというビジネスマンを送り届けたこともあるでしょう。
 
 
自分の仕事が誰の為になっているのか、そしてそれが世の中にとってどんな意義・意味があるのかを考えることは、就職活動をする上で重要です
しかし、それだけで何十年も頑張り続けられる程意志の強い人はそれほどいないように思います。
 
 
それは決して悪い事ではなく、自分にとって仕事がどんな意味があるのかという点が非常に重要なのではないかと思います。

自分にとっての働く意義とは

自分にとってその仕事はどんな意味があるのか。世の中にとってその仕事はどんな意味があるのか。お客さんにとってその仕事はどんな意味があるのか。
 
将来胸を張って自分の子どもに仕事の意味を伝えられると思うか。その質問に「はい、伝えられます」と答えられたら納得して就職活動を終えられたはずです。
 
正直、大手に入ってもそれが必ずしも成功だとはいえないように思います。自分がする仕事が自分に合っているかも働いてみないとわかりません。自分がどんな人生を送りたいのか、就活をする前提としてこのことを考えてみてください。
 
そうすれば自分が納得して就職活動を終える可能性は高いのではないでしょうか。
 

自分にとっての働く意義とは
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