AGCとはどんな会社?

AGCの年収について紹介する前に、そもそもAGCとはどのような企業なのか、どのような事業を展開しているのかについて紹介します。

概要

AGC株式会社は、1907年に創立された、世界ナンバー1のシェアを誇る日本のガラスメーカー企業です。旧社名は「旭硝子株式会社」でしたが、2018年に「AGC(エージーシー)株式会社」に正式社名を変更しました。「AGC」とは、「アサヒ・グラス・カンパニー(Asahi Glass Company)」の略です。日本を含むアジア、ヨーロッパ、北米を中心に30を超える国と地域でグローバルな事業を展開しており、グループ企業は217社となっています。

♦代表取締役・社長執行役員:平井 良典
♦本社所在地:東京都千代田区丸の内一丁目5番1号
♦売上高:14,123億円(2020年)
♦ブランドステートメント:Your Dreams, Our Challenge
♦AGCグループの企業理念:Look Beyond
♦AGCグループの経営方針:AGC plus 2.0
・世の中に「安心・安全・快適」を
・お客様・お取引先様に「新たな価値・機能」と「信頼」を
・従業員に「働く喜び」を
・投資家の皆様に「企業価値」を
・将来世代に「より良い未来」をプラスする

主要事業

AGCグループは、世界トップレベルの技術を強みに「ガラス」「電子」「化学品」「セラミックス」と幅広く事業展開しています。

【ガラス事業】
主要製品である自動車用ガラスや建築用のガラスで共に世界シェアトップを誇ります。

建築用ガラス:建築物の断熱・遮熱や、結露・反射の防止など、環境負荷低減や快適性向上を追求した機能ガラス製品の開発・販売

自動車用ガラス:製品の安全性やデザイン性、快適性、環境性能を追求した合わせガラスや強化ガラスなどの販売

【電子事業】
スマホや自動車などにつかわれる電子部品や液晶用のガラスは、世界二位のシェアとなっています。エレクトロニクス産業を支える電子部材事業や、幅広い産業に提供できる先進機能ガラス事業なども行っています。

【化学品事業】
基礎化学品やフッ素系機能化学品まで一貫製造しています。
フッ素樹脂(半導体、建築、自動車、航空機などに使われる)は世界シェアトップです。

【セラミック事業】
アルミやガラス、セメントなど多岐にわたる対象業界の素材の進化と環境保全に貢献しています。

今後の展望

コア事業と戦略事業の両輪で継続的に経済的・社会的価値を創出することを目指しているそうです。

コア事業:現在主力の各事業で競争力を高め、強固な収益基盤を作る
戦略事業:モビリティ、エレクトロニクス、ライフサイエンスなどの高成長分野で、強みを活かした新たな高収益事業を創出・拡大

AGCとはどんな会社?

AGCの年収

世界トップシェアを誇るガラスメーカーというだけあって、平均年収は毎年800万円前後となっております。これは、同じガラスメーカー業界の中でも上位にランクインする平均年収です。

平均年収推移

過去5年間の平均年収は下記の通りです。

2016年 858万
2017年 818万
2018年 809万
2019年 808.8万
2020年 796万

毎年ほぼ横ばいと言えるでしょう。なお、国税庁が発表している「民間給与実態統計調査結果」によると、コロナウイルスの影響がない2019年の正規社員の平均給与は503万円ですから、AGCの年収は平均よりも高いことがいえます。

年代別の年収は下記のようになっています。

20代:350~550万円
30代:500~700万円
40代:600~1000万円
50代:950~1200万円

AGCの給与は社内クラスによって変わってくるため、20代はあまり年収の差はありません。しかし、年代があがり、昇給ペースに差がでることによって、年収にも差がでてくるようです。

初任給

AGCの職種は、研究開発や製造エンジニア、知的財産で活躍する「技術職」、営業、資材・物流、管理部門などの職場で働く「事務職」と大きく二つに分類されますが、職種問わず一定の給料となっています。AGCの初任給は下記の通りです。

学部卒: 220,704円
修士了: 245,784円
博士了: 295,944円
(2020年7月実績 基準内賃金)

賞与

AGCには年2回の賞与があります。業績連動制ではありますが、よほどのことがない限りは
年間4ヶ月分は支給されているそうです。

AGCの充実した福利厚生

AGCの年収が高い理由として最も大きいのが、福利厚生ではないでしょうか。大企業なだけあって福利厚生が非常に充実しています。

住宅補助

上限7.5万円で家賃の半額が補助されるため、最大で年間150万円の補助が受けられます。また、1~3万で入居でき、食事も一食300円で食べることができる独身寮があります。

カフェテリアプラン

AGCの福利厚生にあるカフェテリアプランとは、年間12万円分のポイントが与えられ、手持ちのポイントを利用して自分の好きな福利厚生を受けることが出来るサービスのことです。ポイントは旅行費用に充てることもできるため、社員にとっては非常にうれしい福利厚生ではないでしょうか。

社員持株

月に30000円までの積み立てが可能となっており、そのうち10%補助されます。

AGCの充実した福利厚生

まとめ

世界ナンバー1のシェアを誇るガラスメーカーAGCについて解説してきましたが、いかがでしたか。年収も高く、福利厚生も充実したいい企業であることが分かりましたね。AGCは大企業なため、就活生からの人気も高く、選考を通過するのは簡単ではないでしょう。AGCへの入社を志望する場合は、しっかりと企業研究・自己分析を行い、十分な対策をして選考に臨みましょう。

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