「とりあえず院」に流されていた
僕はとある大学で化学を専攻しています。
ほとんどの理系の学生がそうであるように、
4年生になるときに研究室なるものに配属されました。
そして、これまた多くの理系の学生がそうであるように、
大学院への進学を目指していました。
「とりあえず院行って研究するでしょ」
周りの友人の間でも、このような文言が飛び交っていました。
僕はその流れに見事に乗っかっていたのです。
大学院に対して抱いていた誤解
事実、大学3年生までの段階では、
研究とは何ぞや、ということは触れる機会はほとんどありませんでした。
論文を読んだり、実験をしたり、論文を書いたりといった生活は、
4年生になってはじめて経験する学生が大半です。
しかし、3年生の冬には進路を決めて動き出さなければなりません。
正直、酷な話です。
僕が進学に抱いていたイメージといえば、
・研究の傍らで自分