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どのような考え方で仕事を選ぶか。

 「人と人を繋げられる」仕事かどうかという観点で選んでいる。広告会社にはクライアントと向き合い、人の心を動かすという面でクライアントをサポートしていくという認識を抱いた。ここでは自身もクライアントと深く繋がれる。更に自分たちが行った伝え方、心の動かし方の面でのコンサルティングや打ち出す広告でクライアントに事業を通しての生活者との繋がりやより強い創造性を与えられると考える。私の軸である「人と人との繋げられる」という面で、クライアントをサポート出来るとともに、自身も深く人と繋がることができるという面で広告業界を強く志望する。

今までの人生で最大のチャレンジと得たもの

 三田祭史上初の理系分野講演会を設立したことである。慶應大学で最大の三田祭であるのに、理系分野の催し物がないことを問題とし、企画を立案した。企画を進める上で、最大の壁は出演者の伝えたい内容と、自身の伝えたい内容が異なるという点だった。しかし両者とも受験生に「理工学部の活躍を伝えたい」という目的は一つである。そのため受験生の意見を聞くことで、合意形成を取った。そして、サイエンスショーを中心に企画を組み立て、500人の来場者の獲得に成功した。この挑戦から制作共同者、来場者という相手の立場に立って物事を考えることの重要性とその視点が課題を解決に導くことを学んだ。

最大の挫折といかにして乗り越えたか

 中学生3年生の夏に骨折をし、サッカー部での最後の大会でレギュラーを獲得出来なかったことである。1年生の時からレギュラーとして部に貢献していた私はそれからやりがいを見つけられず、モチベーションの維持に苦しんだ。そんな中、試合でベンチの異変に気付く。ベンチメンバーは試合に関して他人事のような姿勢だった。同じチームであるのに、勝利という目標に向かう姿勢が統一されていなかったのだ。それからはベンチメークに徹し、それが自身の部活のモチベーションになった。結果として、ベンチメンバー全員に当事者意識を持ってもらうことに成功し、部としては過去最高の地区大会3位という成績を残すことが出来た。

あなたを形作っているもの

 私を形づくっているのは「私の周りにいる人」である。私は現在、三田祭実行委員会の委員長を務めている。委員数160名、参加団体数450団体、当日の来場者は20万人という大きな組織だ。そんな組織の委員長を務める上で、私が常に意識していることがある。三田祭というものは多くの人との繋がりで成り立っているということだ。参加団体、来場者がいなければ、三田祭は成り立たない。もちろん地域、学校関係者の協力も不可欠である。私達がやりたいことは人との繋がりがなければ実行することはできないのである。
 昨年度の三田祭で地域の方が本部に三田祭当日は多くの来場者により、街が汚れると苦情を言いに来たことがあった。この時に私達の活動は地域に負担をかけていると気付かされた。同時に今まで地域の方に支えられていたのだと実感した。これを機に私の三田祭への考え方は変わり、三田祭をやらせて頂いていると考えるようになった。委員長になった今はその考えを少し広げ、委員長にも私がなったのではなく、皆にならせてもらっているという認識を持っている。
 学園祭実行委員会の活動だけでなく、これまでのサッカー部での活動等も私をサッカー部員としてくれたのは周りの部員であった。このように周りの人の存在があるからこそ、私が伊藤隆広であることが出来ると考える。

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