■3つの背景
例えば、とある木の一部だけ(幹の一部だったり、枝であったり、葉っぱであったり)見せられたとします。でもその一部分だけを見せられても、それが何の木で、どんな大きさの木であるかはイメージすることが大変困難です。
皆さんの長所も実は一方向だけから語られたところで、説得力に欠けてしまうことが多々あります。私も普段、面接官をしている際に、その長所の背景って、他の就活生でもありがちなことだし、本当に強みなのかな?とよく感じてしまいます。
ただし、木もいろいな角度から見せられることで、その木のイメージが明確になっていきます。長所も一緒です。長所という一見不確かな情報が、根拠が増えれば増えるほど説得力も増します。
そこでオススメしたいのは、下記の切り出しです。
「私の長所は◯◯です。その背景は3つあります。1点目は、、、、です。2点目は、、、、です。3点目は、、、、です。このように私の長所である◯◯を、、、、。」
ちなみに少し恥ずかしいですが、下記私の例です!
「私の長所は人望が厚いことです。その背景は3つあります。1点目は中学時代に全校生徒約500人のなかで生徒会長を任せてもらった点です。2点目は高校時代に約70人のサッカー部の主将を任せてもらった点です。3点目は大学時代に舞台スタッフの派遣のアルバイトで約30名のスタッフをまとめるチーフを任せてもらえた点です。このように私の長所である人望の厚さを勝ち取れるように、社会人になっても何事にも一生懸命誰よりも努力して参ります。」
このように、「人望が厚いって本当なの?」と思われやすい長所をあえて挙げてみましたが笑、3つの背景を述べることによって、説得力が増したように感じませんか?
※そんなに背景がないよ!という方は、次回その方法をお伝えしますので、ご安心くださいませ。
■3つの背景は、3つの武器である。
自己PRは冒頭に聞かれることが多いと述べました。
同じ60分間の面接時間であれば、自分の得意分野に、質問の時間を費やしてもらった方が良いですよね?
よって、最初の自己PRで3つの背景という風呂敷を広げておくと、どうしても面接官はそのエピソードなどを聞きたくなってきます。
でもよく考えてみてください。その背景は、長所に繋がるいわば得意分野ですよね?
得意分野であれば、自分の武器となり、イキイキと話せるはずです。
だからこそ、3つの背景を述べることを私はオススメします。
■3つの背景の共通点から長所を探す。
実は、自己PRを考えるときに、長所から決めなくて良いです。
自己分析と一緒で、まずは自分の得意分野から考えてみてください。
その得意分野を3つ並べてみて、その共通点を探してみてください。
それは皆さんの立派な長所です。
それでは今回は以上にいたします。
次回はさらに自己PRをブラッシュアップする「ものさし」のお話をします。
どうぞお楽しみにしてください!
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