■「見立てる力」

リクルートグループは、全従業員に対してスキルセットを構造化、「見立てる力」「仕立てる力」「動かす力」というフレームで従業員育成を考えてきました。
リクルートグループなら、誰もが知っている考え方です。

日本の人事部「となりの人事部:人材輩出企業・リクルートグループの人事施策」から抜粋

勿論、「問題解決=仕事」において、すべて重要なスキルだと思いますが、特に新入社員や若手に意識してほしいのは「見立てる力」でした。

■「見立てる力」

■問題の特定ができなければ、解決できない

私が、よく若手向け勉強会で使った「小ネタ」を披露しましょう。
「なぞなぞ」のようなものですね。

Aさん「この問題は三角形の形をしていますね」
Bさん「いやいや、私には四角形に見えるよ」
Cさん「なぜそう見えるかなあ?ひし形でしょ」

いかがですか?
残念ながら、誰も間違ってはいないのですが、正解ではないのです。

正解は「四角錐」なのです・・・。
誰も、問題を正確に捉えていないということになります。つまり、その解決策は間違えてしまうことになるかもしれません。

少し、視座を上げて見てみる(俯瞰する)と、見え方が変わってくる。
多くの人の意見を聞いて(事実の確認)整理、構造化すると、正しい姿が見えてくる。

見立てる力、スキルの大事さ、大事ですよね。

■問題の特定ができなければ、解決できない

■就活の「問題」。「見立て」はできていますか?

就職してからは当然、このような力、スキルを磨いていくわけですが、今の皆さんの前にも「就活」という大きな問題がありますよね。

自分の気持ちや、入りたい会社について、エントリーシートにはいろいろと書いてきたと思いますが、本当にあなたの就活問題の「見立て」はできていたのでしょうか?

希望する会社に入る、希望した仕事に就く。
当たり前、と言えばそうなんですが、なかなか難しい問題ですよ。

希望する会社に内定を貰えなかった。次どうしよう・・・。
内定は出たけど、自分には合わない気がする。
そもそも、自分のやりたいことが見つからない、分からない。

皆さんの就職活動における、今の「問題」は何でしょうか?
問題解決のために、もう一度、自分の気持ち、将来の夢、働くということの意味。
俯瞰して、構造化してみても良いのではありませんか?

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