自主的に〇〇する・・・という言葉は・・・
自主的に〇〇する・・・という言葉は、他人から言われる前や干渉される前に行動を起こす様を指します。
そして、ここでの行動は、他人が指示したり、干渉したりしたくなる行動、つまり他人があなたにやって欲しいこと、やるべきことが明確であることが前提であることが多いのです。
上司が部下に期待する、朝の挨拶などはそうですね。出来て当然の、期待されている行動であるので、新入社員達は、元気よく、「自主的に」挨拶する、ということになるのです。
さて、主体性をもって行動する、主体性を発揮する、とはどういうことでしょうか。この答えは、かの有名な、スティーブン・コヴィー氏の著作「7つの習慣」の1番目の習慣に、詳しく書かれています。
以下、少し引用します。
「主体性とは、よく聞く言葉だが、定義があいまいになっている場合が多い。主体性を持つということは率先力を発揮するだけではなく、人間として自分の人生に対する責任をとるということである。私たちの行動は周りの状況からではなく、私たち自身の選択によって決まるのだ。」
「責任は英語でレスポンシビリティー(Responsibility)という。この言葉の語源を見るとレスポンス(Response:反応)とアビリティー(Ability:能力)という二つの言葉からなっている。主体性のある人はそのレスポンシビリティー「自分の反応を選択する能力」を発揮している。彼らは、自らの価値観に基づく意識的な選択の結果であり、状況によって起きる一時的な感情の結果ではない。」
レスポンシビリティー(Responsibility)の文字通りに、「反応」する「能力」でもって、選択することによって、主体的な行動をとっていると言うことが出来、それが責任ある行動である、ということなのです。
大事なことは・・・?
大事なことは、自分が周りの状況にコントロールされることなく、自分の意思で選択すること。
その選択を放棄して、周り影響を受けてしまうのは反応的といい、主体的とは相対するものです。
自分にとって好ましくないことが起こった場合、ついつい反応的な言葉を発しがちでありますが、言葉には、言霊があります。
自分の言葉を変えることによって「自己達成予言」へと変化させていきましょう。
就活に例えて、考えてみましょう。
ついつい、悪いことが起こると、【反応的】に考えてしまいませんか?
もし同様なことが起こったとしても、【主体的に】考えてみたらどうなるでしょうか。
【反応的】選考で落ちた。どうしょうもない。
【主体的】選考で落ちた。次の会社に行こう。
【反応的】私の頭が悪いのは、親からの遺伝のせいだ。
【主体的】お父さんお母さん、私を産んでくれてありがとう。
【反応的】電話がかかってこない。
【主体的】電話がかかってくるまでに、これをしよう。
【反応的】面接で落とされたのは、あのいやらしい面接官のせいだ。
【主体的】面接官のタイプ別に、効果的な話し方を研究して、次までに練習しておこう
【反応的】次の会社の説明会に行かなくちゃいけない。
【主体的】次の会社の説明会に行くことに決めた!
【反応的】第一志望は〇〇業界でないとだめだ。
あー、でも、結果が出ないよ~仕方がないから××業界も当たってみるか・・・
【主体的】まずは〇〇業界を選択して、A社とB社を受けてみることにする。
そこで結果が出なかったら、次の候補である××業界を選択することにする。
いかがでしょうか
【主体的】に考えることによって、心理的にも楽になって、前向きに頑張ろうという気になりませんか?
自分の主体的な言葉の通り、自分の行動を起こすのです。そうすることによって、道は必ず開けるのです。
主体的に動くということは、自分で選択肢を選ぶということです。
最後に、もう一度、「7つの習慣」からの引用を見てみましょう。
「行動を起こす責任はあなたにある。周りが動くのを待っていれば、必ずや周りに左右されることになる。自分で責任をとるかとらないか、どちらの道を選ぶかで、それに伴う結果は異なってくる。そして、それによってあなたの成長やあなたの人生が多大な影響を受け、大きく変わってしまうことになるのだ。」
就活、主体的に頑張りましょう!
参考文献:スティーブン・R・コヴィー 「7つの習慣」
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