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志望業界は絞らなくていい。その理由とは

志望業界は絞らなくていい。その理由とは

私が理解できない就活の慣習の一つが、業界を絞ることだ。狙いを定めて受かりやすくしたいのかもしれないが、縁日の射的ではないのだから無意味、むしろ逆効果であると考えている。

業界を絞ることについて

そもそも、業界を“絞る”前にあなたは業界をいくつご存知だろうか。当たり前だが大学の就活支援室が配る冊子に掲載されている区分が全てではない。もっともっと沢山あるはずで、恥ずかしながら筆者も就活をしながら新しい業界を知ったという経験がある。更に言えば、技術の進歩で日々新しい業界が生まれている訳で、世の中に多数存在する業界のほんの一部しか知らないうちに絞るというのはあまりに視野が狭すぎないか。そんな事ばかりやっているからごく一部の企業に学生が殺到し、双眼鏡か顕微鏡のような倍率になるのではないだろうか。人間は知っている物の範囲内でしか考えることはできないのに、そこから更に業界を絞るという発想で就活を進めても芳しい結果は得にくいと筆者は考える。

業界を絞ることのデメリットも挙げておく。絞ってしまった後にOB/OG訪問を通じ気が変わったり、就活が上手く行かず他の業界も検討することになったりした場合だ。(個人的には異論アリだが)多くの方が準備するであろう面接の雛型や、エントリーシートもすべて作り直しになってしまう。わざわざ絞った業界について研究に研究を重ね書き上げたエントリーシートは、狭いピンポイントの範囲について何故自分が志望するか、自分がどう貢献したいか詳述されているため他業界に流用するのは容易でないだろうし、「キミのやりたい事、うちの業界じゃ厳しいんじゃない?」なんて言われてしまった暁には目も当てられない。これまでの業界研究やら企業分析が根底からひっくり返されてしまう事になるから、下手に業界を絞ることはむしろリスクにさえなるのだ。
そんな事言ったってじゃあどうすればいいんだよ、という声が聞こえてきそうなので、以下で私なりの理論を展開させてもらう。

業界を絞ることについて

キャリアドリフトの発想を

大まかに捉えてみてはどうか。聞いたことがあるかもしれないが、キャリアデザインの対義語でキャリアドリフトというものがある。抽象的になってしまうが、荒海を進む船のように、だいたいの方向を決め、あとは変化しつつある世の中に合わせながら理想に近づけていくというものだ。ピンポイントでこの業界に行ってこんな仕事をし、〇〇歳までに部長になる!といった具合にきっちり絞るキャリアデザインと比較すると、楽観視しているとか就活を舐めているとか思われてしまうかもしれないが、私からしたら業界をミッチリ絞る方がよほど楽観視であるし舐めていると思う。今このページを見ている時点であなたは業界選びに苦戦している訳だから、今更無理に絞りそれらしい理由をつけた所で人事に見抜かれるのは時間の問題。なにか強い動機があって特定の業界に行きたい訳ではないのなら、あえて絞らずに将来の自分の理想像だけを大まかに持って就活に臨んでもよいのではないだろうか。

キャリアドリフトの発想を

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