人間性のところでは、質問では見抜けない、特にリーダーシップ、コミュニケーション力、積極性、協調性などがみられております。グループワーク中の発言が少ないと選考するためのその学生の情報量が少なく、落とす候補になります。
ただ、かといって自己主張ばかりするのはダメです。協調性がない、利己的であるとマイナスに評価される可能性があります。
同じグループメンバーが受け入れやすい言葉遣いや態度に気を付けながら、議論に積極的に参加することが大事です。
また、知的能力とは、テーマをどこまで深く認識しているか、論理的に議論を進められるか、制限時間の中で段取りをつけられるか、などのことを指しております。これらを測るために、議論の進め方がある手順に沿っているかが重要視されます。
その手順を言うと①現状認識→②問題の明確化→③原因分析→④対策の検討、この流れです。
企業や職種によって重視される度合いが異なる
手順の中のそれぞれのポイントは、企業や職種によって重視される度合いが異なります。
その企業、職種で求められている人物は何か、それをしっかり考えた上で、グループワークに取り組むとよいでしょう。
グループワークの各役割・その注意点について
では、グループワークにおける各役割、そして注意点を上げていきましょう。
1)司会・ファシリテーター
目的を見失わないよう、目的達成のために動くリーダー役です。ただし、大事なポイントは自分1人で仕事をしないということです。タイムキーパーには時間に関する確認を徹底してもらいましょう。
書記には時々まとめたことで感じたことを聞きましょう。
発言が少ない人には、自ら振ってみましょう。
2)タイムキーパー
時間を見る仕事です。
タイムキーパーの最も大切な最初の仕事は、最初にリーダー・司会に下記を提案することです。
「全体が◯◯分だから、発表の準備が△分、それぞれのテーマが□分で良いかと思うのですがいかがでしょう?」
いくら議論が白熱していても、時間は常に頭の中心に置いておき、発言の合間に入りましょう。
最終的に完成形にならない場合の責任は、タイムキーパーです。
他グループが時間に苦しむ中、あなたのグループだけが時間に間に合えばそれだけで通過濃厚です。
3)書記
メモを取る仕事です。
目的に対していい内容が出てきているか、出てきた案を幾つかに分けてまとめることが出来ないか、もっと他の観点をみんなに求められないか、出てきたことを常に見つめましょう。
メモ役ではなく「まとめ役」というくらいの立ち位置であると理解しておくべきです。
ただ物を書くだけでは、落ちる筆頭です。
4)その他の役割
意見を出す人たち、悪く言えば一般の人たちです。
柔軟に、自由に立ち回れます。司会やタイムキーパー、書記が役割の一部を果たして無いなと思った時、チームの為に自らがその仕事をこなす、というのも非常に貴重な役割です。
結局どの役割が1番いいの?
自分の優れた能力を活かせるところ、そして会社の求める人材像に一番近い役割がオススメです。あとは出来るのであれば積極的にリーダー・司会を務めましょう。積極性があることをマイナスに捉える企業はありません。
とはいえ、どの役割になるかわからないケースも非常に多いですから、どの仕事が回ってきても対応できるように心の準備をしておきましょう。
以上いろいろ説明しましたが、もちろん元気、明るさ、愛嬌があるかも大事です。
これは意識すれば出来ることです。ぜひグループワークを乗りきり、個別面接にこじつけましょう!
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