ESにおける大切なポイント
JAL客室乗務職の書類審査通過率は他社と比べて著しく低いと言われていますが、そんな書類審査のエントリーシート(以下ES)において私が大切にしたポイントは
①見た目の美しさと
②私の人生を映し出した内容
の二点です。
まず見た目の美しさは、他者への配慮をアピールする重要なポイントであると思います。書類だけでCAとしての素質があると思わせるためには、相手、すなわち審査員にとって「読みやすいES」である事が必須条件だと思います。
相手の立場になって考え行動することはCAとしてなくてはならない能力だと思いますので、そこをアピールするようにしました。
具体的には、丁寧な字、読みやすい字の大きさ、読みやすいペンの太さ、程よい空白です。丁寧に、集中して、気持ちを込めて書いた事が伝わるくらい慎重に書きました。
また比較的細いペンを使用し程よい空白をつくり読みやすくしました。
JAL客室乗務職には毎年、何万通もの応募が来ると聞いていたので、
読み疲れた審査員の方が私のESを読むときに「これは読みやすいな!」と思われるように工夫しました。
しかしながら、見た目がどんなに素晴らしくても、内容が深まったものでなければ書類審査を通過することは難しいと思います。
内容に関して私が最も注意した点は、短い文章の中でいかに私の人となりを表現するかです。
2015年卒採用のESが発表されてから書く前にしたことは自分の今までの人生の振り返りと企業研究です。
なぜJALなのか、なぜ客室乗務員なのか、それを伝えるためには自分と企業の研究が不可欠だと考えたからです。特にJALが求める人財象については何度も読み直し、JALが求めているものは何か、私なりに理解を深めました。
2015年卒のESでは・・・
① これまでに最も力を注いだ3つのことはなにか。
② ①で答えた3つの事のうち一つを選択し「なぜ力を注いだのか(理由)」「何を目指し、どのように挑戦したのか(目標・行動)」「何を実現し、そこから何を学んだのか(内容・成果)」の順で記入。
③ あなたが今までに受けた“最高のサービス”とはどのようなものか。またその理由。
④ JALの客室乗務職を志望した理由と、JALが“世界一お客様に選ばれ、愛される会社”になるために、JALで実現したい事は何か。
以上4つの質問がありました。
私はこれら4つの質問を通して私の過去から未来を表現することを意識しました。
まず、質問①②で、私がどんな事を経験し、どう感じ、どう行動する人間であるか、を書きました。
続いて質問③で、私はどんな事に感動し、私にとってのサービスとは何かを書きました。
それらを踏まえて、質問④で、そんな私だからこそ実現したい事があること、どんな客室乗務員になりたいかをアピールしました。
内容を考えるうえで最も大切にしたことは、「何をしたか」より「どう感じたか」に重点を置くことです。同じ経験をしていても、感じる事や考える事は違うはずです。
そこに個性がでると思います。
最後に・・・
最後に、エアライン受験を経験し気づいた大事なことは、「飾らないこと」だと思います。
無理にJAL・CAというイメージに近づけることなく自分らしさを大切にされた方が書類審査もその後の面接も「誰ともかぶらないもの」になるのではないでしょうか。
これから客室乗務員を目指す方が、少しでも自信を持ってその夢の実現に挑めることを願っています。
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