まずは志望動機のとっかかりを見つけよう
まず、志望動機を作る前に一度考えておきたいのは、その企業に何故エントリーしたかということです。
仮にただ何となく福利厚生が良いから決めたとしても、福利厚生以外に何かその企業に惹かれるものがあったはずです。
例えば自分が勉強をしてきた分野と密接に関係をしていたから選んだ、この分野に興味を惹かれてやってみたいと思ったと、大なり小なり何かしらの理由があります。
これは動機を見つける作業なので、一番最初に思い返した段階ではまだ内容は薄くても大丈夫です。
とっかかりとなる動機を見つけたら、ここから深く掘り下げる作業に切り替えていきます。
何故その企業に就職したいと考えるのか、3つの軸から理由を掘り下げよう
志望動機を書く上で最も重要となる軸は3つあります。
■就職を希望する企業にどのような魅力を感じたか
■その企業でなければならない理由
■そして就職をして企業で何をしたいのか
いずれも就職を希望する企業を軸に考えていくため、志望企業でどのような仕事が行われているのかを詳しくリサーチする必要があります。
しっかりと調べていくうちに最初に見つけた取っ掛かりに肉付けをする部分が出てきます。
その企業が独自にしている仕事と、自分の経験や学んできたことを繋げると肉厚の志望動機ができるようになってきます。
例えば、海外にホームステイに出かけた時に、日本製品がどのように使われているのかを知り、非常に興味がわき、生活に浸透していない日本の素晴らしさをもっと浸透させたいと思った、ということを切り口に企業が独自にやっているものと繋げていくと筋が通ります。
学んでいることでも研究や勉強をする際に気付いたことを企業と繋げても良いですし、
その企業を志望する動機として意味が繋がるものを何か持ってくると面接官も志望した動機が分かりやすくなります。
そして、自分がどのようなことをしたいのかを掘り下げて話すことが出来れば、独自性と説得力のある志望動機になります。
何処でも通用する曖昧な動機はNG
就活生がやりがちな失敗が、何処でも使えるような志望動機にしていたり、
それはうちの企業でなくても良いんじゃないか?と面接官に疑問を持たせるような内容を動機にしていることです。
企業側が一番注目しているのは、企業への熱意なので、その熱意が違う方向に飛んでいては熱意も伝わりません。
その企業をよく知って、その上で自分がどのような仕事をしたいのかということが語れないと、企業に入っても良い仕事をしてもらえるとは思ってもらえないのです。
私も就活の時に何処でも使えるような志望動機を用意していて、20社ほど書類選考や面接で落とされるまで動機が弱いことに気付きませんでした。
最後に受けた企業からその動機ならうちでなくてもいいよね、と言われて初めて問題があることに気付き作り直しています。
既に内定を貰っている友人などに見てもらって添削をしてもらい、自分でも納得が出来る志望動機が定まって初めて内定を貰えています。
内定を貰いたいのは誰でもそうですが、しかし内定を貰えれば何処でも良いという姿勢は見抜かれますので、
まずは面接を受けたい企業と向き合って動機を探すところから始めてみましょう。
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