学歴フィルターとは?
学歴フィルターとは、大学名などの学歴を基準に、一定以上の基準に満たない大学の就活生は大学名で足切りするといったことを指しています。
昔から学歴フィルターは存在していると言われており、今でも選考の基準として設けている企業もあると言われているようです。
ただ全ての企業で、学歴フィルターを採用している訳ではないので、就活生は学歴フィルターを気にせずに、志望する企業の選考を受ける必要があります。
学歴フィルターの歴史
学歴フィルターの歴史は深く、1970年代前半には、学歴フィルターである「指定校制度」は問題として、国会でも議論されたことがあるほどです。
実際に、2015年には会社説明会の申し込みに満席と表示されていたにも関わらず、トップレベルの大学名で申し込みを行ったところ、予約可能になったといった出来事もあったとされています。
今でも、学歴フィルターの存在はあるのかもしれません。
学歴フィルターの基準
そもそも学歴フィルターの基準とは、どういったことが考えられるのでしょうか。明確な基準はないようですが、企業によって基準は様々あるようです。
一般的に、学歴フィルターとして基準になるのが、「MARCH」や「関関同立」になります。これらの大学以上をスタートラインとして、学歴フィルターをかけている企業が多いようです。
学歴フィルターが存在する理由
学歴フィルターは、就活生本人を見るのではなく、大学だけで選考を判断していることから、企業イメージを下げてしまう恐れがあります。それでも、学歴フィルターが存在している理由は、どういったことが考えられるのでしょうか。
手間を省くことができる
学歴フィルターを使用すれば、有名大学から志望する就活生だけに絞られることになるので、一定の偏差値以上の学生の選考を行うことができます。そのため、選考の手間を極力省くことができるというのが、学歴フィルターの特徴です。
採用コストの抑制
学歴フィルターを使用せずに、応募した方から順番に選考した場合、採用担当者は膨大な数の選考を行う必要が出てきます。
面接をすることになると、さらに手間がかかるでしょう。そういった採用コストを抑制するために、学歴フィルターを使用する企業もあるのです。
人事部の評価に繋がる
企業に有益な人材を確保しても、結果を出すためには3年かかると言われています。そのため、人事部は失敗しないためにも、正しい採用を行うことを意識するのです。
結果、出身大学がより優秀な就活生を採用した方が、企業としては有益になると判断されることから、学歴フィルターが導入されることがあります。

学歴フィルターがあるとどんな影響が出るのか
学歴フィルターがあると、どういった影響があるのでしょうか。まず就活生にとっては、選考を受ける企業が減るということから、志望する企業の選考を受けることが出来ない可能性があります。
企業側としても、大学を絞ってしまうことから多様な人材の確保が難しいというのが事実です。他にも、大学側から避けられてしまうことにも繋がります。
企業イメージダウンといった影響もあるので、一概に学歴フィルターはメリットが大きいという訳ではないでしょう。
学歴フィルターに対する企業側の意図
学歴フィルターに対して、企業側はどのような意図があるのでしょうか。企業の意図としては、相応しい人材であるかどうか判断する基準として、学歴フィルターを利用している傾向にあります。
ただ実際は、有名大学を出ているからといって優秀な人材であるとは限りません。そのため、学歴フィルターがあるからといって、選考基準が正しいとも言い切れないでしょう。
しかし学歴フィルターなしに選考を行うのは、有名企業の場合は手間になってしまうことになるのも事実です。全員を選考すると、年間1万人以上を超えることもあります。
そのため、選別する一つの手段として学歴フィルターを使いたいというのが、企業側の意図と言えるでしょう。

まとめ
学歴フィルターの歴史は意外と古く、今でも学歴フィルターを採用している企業はあります。しかし就活生としては、学歴フィルターは関係なく、志望したい企業があれば、気兼ねなく応募することも大切です。
確かに学歴フィルターによって、選考を受けることができないこともありますが、チャレンジする気持ちは重要になります。
反対に、無駄な労力を費やさずに、自分を求めている企業の選定ができるので、チャンスと思って、様々な企業の選考を受けてみてください。
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