グループディスカッションって何?

グループディスカッションって何?

 
 
グループディスカッションとは、
 
 
「面接等では見られない、<他者との関係の中でその人がどういう動きをするか>を見るための選考」
 
 
です。
 
この「他者との関係」というのが非常に重要です。
 
 
よく、グループディスカッションは論理力や頭の良さを見るためのものと勘違いする学生がいますが、それなら個人ワークで測るほうが効率的ですよね。(外資コンサルのケース面接などはこれにあたります)
 
グループディスカッションが、必ず複数人で行われるのは「他者がいる場面において、どうその人が行動し、チームをどういう方向性にもっていけるか」を推し量っているのです。
 
 
よって、ここで紹介するテクニックは全て「他者との関係性の中で有効なテクニック」ということになります。
 
どれも非常に有効なものなので、是非参考にして下さい。
 

①魔法の言葉「とりあえず時間だけ」

①魔法の言葉「とりあえず時間だけ」

 
 
1つ目のテクニックは、グループディスカッションが始まってすぐ、冒頭で言う魔法の一言です。それは、
 
 
 
「とりあえず、時間配分だけ決めちゃいませんか?」
 
 
 
というなんとも簡単な一言です。
 
就活におけるグループディスカッションは常に時間が限られています。
 
その限られた時間の中で1つのアウトプットを出すためには「時間配分」が必要不可欠なのです。
 
 
 
そして、この「とりあえず、時間配分だけ決めませんか」には非常に重要な意味があります。
 
 
 
①グループの主導権(イニシアチブ)を取れる
 
グループディスカッションにおいて、「最初の一言を誰が発するか」というのは非常に重要です。なぜなら、全く知らない人達と限られた時間の中で1つのアウトプットを創りださなければならないからです。
この「とりあえず、時間配分だけ決めませんか」をGDが始まったしょっぱなにドカンと言うだけで、その後数十分間のあなたの位置は確実に「リーダー」となるのです。
 
②「とりあえず」の一言で「強要しないリーダー像」をアピールできる
 
「とりあえず」という言葉にも非常に意味があります。GDをしているとよく見かけるのが、「グイグイリーダータイプ」の人間です。これは、「とりあえずお前ら俺に付いてくればいいんやで!!」のようにチームの意見を顧みず強引にグループを引っ張っていく人のことです。
ハッキリ言ってこういう人は、嫌われます。
そこでこの「とりあえず」が効くのです。チームに方向性を示しつつ、それを強要していない感を「とりあえず」で出して下さい。
 
 

②魔法のテク「エリアカンファメーション」

②魔法のテク「エリアカンファメーション」

 
 
次に、「エリアカンファメーション(Area Confirmation)」を実践してください。 
 
 
エリアカンファメーションとは、「今何が起こっているのかを確認し、次への方向性を示す」という議論のテクニックです。 
 
具体的なセリフにすると、例えば
 
「確認なんですけど、今ここまで終わっていますよね。じゃあ次ここ話しませんか?」
「◯◯君が話したのって、現状分析のココの部分に関することですよね?」
「今現状分析を話していたはずなのに、打ち手の話も少し出てきてるんで、打ち手の話は現状分析が終わってからにしませんか?」
 
などです。
 
 
つまり、前の人の発言やこれまでの議論の流れなどを「確認」するのがエリアカンファメーションです。
 
このテクニック、簡単にできる割には非常に非常に効果的です。(面接官は特に好んでくれます)
就活においてはどの学生も「自分をアピールしなければ」と思い、自分の意見を主張したがります。

そんな中でこの「エリアカンファメーション」が使えれば、”グループのアウトプットを一番に考えている人”という印象をつけることができ、非常に通過率が高まるのです。 
 
 

③これで最強「常に書き続ける」

③これで最強「常に書き続ける」

 
 
最後に、「常に手を動かすこと」これがGD通過のキーとなります。
 
 
これは「書記をやれ」と言っているのではありません。
 
発言の際に常に紙に書きながら、つまり図示しながら話すのです。
 
 
例えば、①「時間配分」も、ただ「とりあえず時間配分だけ決めませんか?」と言うよりも、
時間配分を既に紙に書いておいて「とりあえず時間配分だけ決めませんか?一応こんな叩き台作ってみたんですけど」と言いながら提示したほうが評価は高まります。
 
またエリアカンファメーションにおいても、ただ「今これやってますよね〜」と言うよりも、今話している内容、次に話すべき内容を紙に書いて図示しながら伝えた方がより相手に伝わりますよね。
 
人間は「耳」からの情報の約8倍の情報を「目」から得ているそうです。
耳だけでなく「目」に語りかけることで、通過率をぐっと高めることができます。 
 
 

終わりに

 
いかがだったでしょうか。

ハッキリ言ってこの3つを確実にマスターすることが出来たなら、あなたは<必ず>グループディスカッションで通過することができます。 
 
ぜひ練習して3つのテクニックをマスターしてください。
 

新規会員登録はこちら
ページトップ