■OB訪問は「大学のOB」「知り合いのツテ」「リクルーター」の主の3つ

OB訪問とは「企業で実際に働いている社員の方と会って話しを聞くための時間」だ。
OB訪問を行なう方法は主に3つだ。
1つ目は、あなたが通う大学の就職課にある卒業生のOB訪問リストで、直接メールや電話をしてお願いするパターン。
2つ目は友達や先輩などのツテで行なうパターンだ。これは共通の知り合いを仲介するので、よりプライベート的で本音の話しが聞けるだろう。
そして3つ目は「インターンシップ」や「説明会」に参加した後に企業から電話が来るパターン。これはいわゆる「リクルーター」と言われる選考に直結するパターンだ。

これ以外にも、企業の前で知らない社員を捕まえる、いわゆる「出待ち」パターンや、就活サイトから申し込むパターン、そしてFacebookで企業名を検索して社員にダイレクトメッセージを送るパターンなどもあるが、多くの就活生が経験するのは上の3つだろう。

ちなみに私は学生のころに「出待ち」をやったことがある。
「御社を志望している○○大学の、松本です。お話を伺いたいので30分でも良いのでお時間頂けませんか?」と50人くらいに声をかけた。かなり緊張したのを覚えている。
ただ運良くOB訪問させて頂いた人が非常に良い人で、その後に更に他の社員さんを紹介して貰い、非常に良い経験になった。
ハイリスク、ハイリターンの方法だ。

■OB訪問を行なう目的は「企業研究」と「アピール」のためである

あなたのOB訪問の目的は何だろうか?
仮にあなたがOB訪問を予約出来たとして、そもそも何を知りたいのだろうか?
私がいつも就活スクールの学生で教えるOB訪問を行なう目的は次の2つである。

【1】 説明会やセミナーでは聞いた話しの「裏付けを取ること」を目的とせよ
【2】 OB訪問から既に企業から評価されている選考の場である。だからアピールを目的とせよ

今回の記事では【1】について解説していこう。
パンフレットや説明会で聞く内容は「飾られた内容」であり、良いことしか企業は言わない。
それだと本当の企業研究にならず、面接で話しても十分な根拠とならないので、それを補うためにOB訪問が有効である。

またあなたの志望動機を話し、本当にその志望動機内容はその会社で実現できるか等、よりリアルな話しを聞く事も大切だ。つまり、セミナーや説明会では決して聞けない内容を聞く事がOB訪問の目的の1つ目「裏付けを取ること」である。

ちなみに私が面接官や私が運営する就活スクールで講師をしていて感じるのが、この裏付けを取っているか取っていないかで、面接で志望動機を話す時の説得力が全く変わってくる、ということだ。
パンフレットや説明会から聞いただけの話しは「皆知っていること」であり、正直説得力は全くない。しかし「OB訪問で聞いたリアルな情報」を加えるだけで、一気に説得力があがる。
以前「面接対策」についての記事でも書いたが、話している本人が自信を持って話しているからだろう。

「それだけ調べましたよ!」

と言い切れるだけのリアルの情報は、あなたの自信にも繋がる。
つまり、OB訪問は内定を獲得する可能性を高めてくれるのである。

以上、ここまで簡単にOB訪問についての概要と目的の一部について説明してきた。
いかがだっただろうか?OB訪問の意味とその大切さの一部をお分かり頂けただろうか?
さて次回はOB訪問の2つ目の目的について詳しく説明をしていく。
ぜひ楽しみにしていて欲しい。

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