やりたいことは知っているものの中からしか出て来ない
小学生に夢を聞いてみるとケーキ屋さん、宇宙飛行士、先生、パイロットなど、いろんな夢やなりたい職業が出て来ます。恐らく、証券マンや商社マンになりたい、海外で化学工場を造る仕事をしたいなどと答える子どもはいないでしょう。
それはなぜか。単純に「知らないから」です。
私たちも同じです。世の中にどんな仕事があるのか知りません。
しかも難しいのは両親の考えや親の考え、インターネットの情報があるために何が本当の情報かわからない。
そして、直接社員の人に聞く勇気もなければいいことばかりしか言わないので本当の情報がわからない。
就職以外の選択肢
大学院進学、公務員試験、音楽家など自分の夢を追いかける、最近では起業をするなど、卒業後には就職以外にもたくさんの選択肢が日本にはあります。
とはいえ、ほとんどの方が就職をするという事実は揺るぎないでしょう。
なぜ他の選択肢を選ばない、もしくは選べないのでしょうか。
自分が生きて行くために働く(給料をもらう)ことを前提条件におけば、
「自分が心からやりたいと思うものが今はないから」
もしくは
「自分が心からやりたいと思うものがあるが、自分がそれを実現する力を今は持っていないから」
の2つしかありません。
つまり、やりたいことがあって、それを実現する力が今備わっていれば皆さんは就職を選ばないはずです。
もし大学での勉強や研究が自分にとって続けたいと思うのであれば、大学院進学を皆さんは選んでいるはずです。
もし国を変えたいという気持ちを持っていて、具体的にそれを成し遂げるのは中央省庁に入らなくてはならないと思うのであれば、公務員試験を皆さんは選んでいるはずです。
「働く」ということを真剣に考えて社会に出ることで、これから多くの人たちを救うことができる可能性を皆さんは秘めているのです。
いま、すべきこと
今の時期は自己分析しかできないということで家や学校で行われる自己分析やワークのみやっている人がいます。
きちんと調べればいろんな会社が業界研究や会社研究、そして仕事研究など世の中の仕事について教えてくれるセミナーがあるので、必ず世の中の仕事について知ることができるセミナーに出て行くようにしましょう。
行ったセミナーの中で「面白そうだな」と思った会社や仕事について研究を深めていき、なぜその会社やその仕事について自分は興味を持ったのか考えていきましょう。
「正しい情報は何か」それはわからないかもしれません。
しかし、知っていることが少ないよりかは間違いなく前進しています。知り合った社会人に自分が持っている情報は「正しいのかどうか」訊くクセをつけましょう。
自己分析と仕事研究は同時に行いましょう。
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