親確(オヤカク)って?
字の如く、内定を出す企業が学生の親にも連絡を入れて入社の確認を行うことです。
特に、中小、ベンチャー企業が中心になって行っているようです。
内定後、親に電話で「お子さんに内定が出ました」という連絡に留まらず、家庭訪問、親を交えた懇親会、職場見学会なども開かれています。
成人を迎えたいい大人に対して過保護過ぎでは?という声もネット界隈では多数騒がれていますが、企業からすると親確を行いたい理由があります。
なんで親確が必要なの?
内定後、親からの反対が出て、内定辞退に繋がってしまうことがあるためです。
就活時には口を出さなかった親が、内定が出た瞬間に内定に反対する、何てことが起きてしまっています。
企業からすると、折角本人の意思を得て内定獲得できたにも関わらず、
親に邪魔されてしまうのは大きな損失です。
親からの反対がでる理由としては大きく3つあります。
1)インターネットでの情報収集
→インターネットで社名を検索した際に、「○○ ブラック」「○○ 2ch」などマイナスの情報を見つけることで、内定辞退につながることが起きてしまいます。
2)自分の知らない職種、業界、ビジネスモデルだと不安になる
→webマーケティング、システムエンジニアなど、親の世代では無かった職種、業界が流行っています。そのため、金融、メーカー、公務員など自分が知っている業界に行かせたがる背景もあります。
3)厳しい就職活動の背景を知らず、大企業、有名企業にも楽に入れると思っている
→自分たちの就職活動の際にはバブル時代だったこともあり、比較的楽に就職活動が出来ていました。そのため、子供の内定辞退をさせても、他の企業でも簡単に内定が獲得できると思ってしまいがちです。
自分の意思を子供に押し付けるのはいかがなものか、とも思いますが、
それに対して企業のケアが必要なのも何とも空しいですね。
できれば、自分の意思を強く持ち、親の意見に左右されない人生の軸を持ってほしいものです。
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