■ESからは、学生の素が見えない!
人事の悩みとして、ESでは学生の素が見えないというものがあったようです。なぜなら、ESは学生が一生懸命考えて、人によっては盛ってつくりあげてきたものであるから。また、面接ではESに沿って質問をすると、学生は質問を想定して回答を用意してきているので、素がわからないという悩みがあったそうです。
■そこで、成績表を活用してみた。
面接で、ESに沿ってではなく、成績表に沿って質問をする企業が増えているそうです。
例えば・・・
社員:「たくさん単位をとってきたね。」
学生:「1年生から単位をとらないと試合に出られないと先輩に言われました。」
この会話から、社員は「やらないといけないことも計画的にやり遂げられそう」と評価をしたそう。
たしかに、成績表に沿った質問をされるなんて考えてもいない学生に、成績表の話題を振ると、学生の「素」が見えるのかもしれません。
■大手企業も成績表を使い始めている・・・!?
「帝人」は、2013年から面接で成績表を使っているそうです。「どこを突っ込まれるのかわからないから、学生が準備できず、素の部分や回答の矛盾が見える」と人事部長は意図を説明しています。
“成績が下がった科目があれば、理由を尋ねる。理解できなかったのか。別のことに興味が向かったのか。怠けていたからか。それとも、担当教員が嫌いだったのか。「成績を評価するのではなく、成績表から質問を掘り下げ、求めている人物なのかを確認する」”
なるほど・・・。
日本たばこ産業(JT)も2014年の採用面接から成績表を活用しているそうです。
「成績表を使うと『やりたくなくてもやらなければいけないこと』への姿勢がわかった」と担当者は言います。
■重視されているのは「成績」ではなく「成績表を使った面接」
成績が面接に影響・・・!?
と聞いて、びっくりした皆さんも多いと思います。
人事が重要視しているのは、「成績表を使った面接での受け答えから見られる、学生の素」なのです。成績が優れていなくても、ほかにがんばっていたことなど、理由をしっかりと答えることが大切そうですね。
しかし・・・成績は良いに越したことはありません。
成績表が面接に使われるということを頭に入れておきましょうね!
画像引用:http://www.sumakatsu.com/_ct/16822549 http://zettaitakkengoukaku.com/?p=136
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