就活が辛いと感じる原因とは?

そもそも就活が辛いと感じる原因は何なのでしょうか。7点ありますのでご説明したいと思います。

①選考に通らない

書類選考や面接で落ち続けると、言うまでもなく落ち込みますよね。事前準備を入念にして臨んだ場合は特に…。「不合格」という3文字はまるで「自分は社会に必要とされてないのでは…」と自分自身の存在否定をされたような感覚に陥ってしまいます。不合格の理由がわからないのは、見えない敵と戦っているようで精神的に強いストレスを感じます。立て続けに選考に落ちると自分に自信がなくなり、その自信の無さから選考で上手く発揮できず、不合格になるという負のスパイラルに陥っている学生は多くいらっしゃいます。

②周りとの差を実感する

自分は内定がゼロなのに、周りの友達が徐々に内定をもらい始めると、焦りと不安から就活が辛く感じます。早い学生だと大学3年生の秋から冬にかけて外資系やベンチャー企業を中心に内定をもらい始め、5月・6月ごろになると内定をもらう学生が多くいらっしゃいます。内定がないと「どうして自分だけ…」という劣等感を感じてしまう学生もいらっしゃると思います。ですが、焦る必要は全くありません。「自分は自分で、周りとは違う」と周りの就活生を意識することはやめましょう。

③社会の現実を突きつけられた

ES(エントリーシート)や面接に自信があったのに不合格だったり、友達が先に内定をもらったり…。自分が思い描いていた通りにならないことも多々あるでしょう。今までの学校とは違う社会の現実を突きつけられると辛いと感じることもあるでしょう。

④自分の将来が見えなくなった

ES(エントリーシート)や面接に落ち続けていると、「自分を採用してくれる企業なんであるの?」とネガティブになってしまいます。自分が思い描いていた将来がだんだん見えなくなり、就活が辛いと感じてしまいます。

⑤やりたいことがわからない

自分のやりたいことがはっきりと決まっていないというのも、就活が辛いと感じる理由の一つです。自分のやりたいことがわからないと企業選びが困難で「内定がもらえればどこでもいいや!」という投げやりな考えになりやすいです。
他にも最初はやりたいことが決まっていて希望職種を絞っていたけれど、選考に落ち続けてしまい自信がなくなったり、焦っていろんな業界にエントリーを繰り返すことで逆にやりたいことがわからなくなった学生も少なくありません。つまり、やりたいことがわからない学生には「始めるからやりたいことがわからない学生」と「途中から自信がなくなり、本当にやりたいことはなにかを見失った学生」の2種類あると言えます。

⑥面接が苦痛

面接は誰でも緊張してしまいます。面接独自の雰囲気が苦手という学生がほとんどです。初対面の面接官に、かしこまった雰囲気、上手く話さないといけないと意識すると余計に緊張してしまいます。
他にも就活は黒髪+慣れないスーツで普段行かない場所へ行き、知らない年上の社会人と面接をします。髪型や服装が自由な大学生活と大きく異なる時間を過ごすため、いつも以上に疲れを感じます。面接が苦痛になり、就活が辛く感じることがあります。

⑦学業と就活の両立

「就活生=卒業を控えた大学生」です。ES(エントリーシート)の作成や面接対策、毎日のように開催される説明会や面接に向かうなど就活はとても忙しいです。それに加えて大学の授業やゼミ活動、課題レポート、テストといった学生本来の業務「学業」もあります。どちらも手を抜いてはいけません。他にも部活動をやっている学生は3つを並行して就活を進めてなけらばならない学生もいます。また、地方に住んでいる学生は説明会や面接のために長距離移動を余儀なくされます。このようなハードスケジュールにメンタル面または体力面で就活が辛いと感じる学生がいます。

就活が辛いと感じる原因とは?

就活が辛いと感じたときのおすすめ対処法

就活が辛いと感じる学生のためにおすすめの対処法をご紹介したいと思います。

①友達に相談する

まずは友達に相談してみましょう。就活を経験している友達であれば尚更良いと思います。同じ就活をしていると自然と仲間意識を持ち始め、「一緒に頑張ろう!」とモチベーションを上げてくれます。また同じ状況下である友達なら相談内容も理解されやすく、多くの共感を得られることができます。ですが「自分がいくつ内定を持っている」などの自慢話ばかりしてくる友達に相談すると聞いてるだけでしんどくなりますので、友達をきちんと選んで相談しましょう。

②スポーツ

思い切り体を動かして気分転換をしましょう。スポーツなどで体を動かすことは気分がリフレッシュするだけでなく、心にも良い影響を及ぼすと言われています。多くの汗を流して、辛いことも流してしまいましょう。

③旅行

おすすめの対処法3つ目は旅行です。旅行をして、非日常を感じましょう。違う土地に行くと、就活の悩みがいつもと違う角度から考えることができ、ふとした瞬間に悩みから解放されることがあります。また、自然豊かで景色がいいところに行くと、自分の悩みがちっぽけに思えてきて、「また明日から頑張ろう。」と活力に変わるかもしれません。

④その他【自分の好きなことをやる】

・カラオケに行く
・音楽を聞く
・読書する
・ゲームをする
・好きなものを食べる、観る    など

自分の好きなことをとことんするのもオススメです。
ストレスを溜め過ぎると就活はもっと上手く行かないですし、身体にも良くないです。自分のストレス発散法とは何かを見つけて、溜め込み過ぎないように定期的にストレス発散しましょう。

就活が辛いと感じたときのおすすめ対処法

「就活が辛い」と感じても続けるべき?

就活が辛いと感じても続けるべきでしょうか。

①「就活が辛い」と感じる人は多い

就活をしているほとんどの学生が「就活が辛い」と感じています。他にも気づかない内に「就活うつ」になっている学生もいます。「就活うつ」は学生の性格やタイプの問題ではなく、誰にでもなる可能性がある話です。就活は学業との両立が大変な時期ですが、「息抜き」を怠ってはいけません。「就活が辛い」と感じた時はメンタルケアをして自分をいたわることもとても重要であると言えます。

②一旦休んで原因別に対策しよう

「就活が辛い」と感じた際はメンタル面も身体面を落ちているので一旦休みましょう。その後に就活が辛いと感じる原因は何なのかを追究しましょう。追究し、原因が分かったら解決に向けて対策をしましょう。ずっと立ち止まっていても何も解決に至りません。前に進むためには、何か行動に起こしましょう。

「就活が辛い」と感じても続けるべき?

どうしても就活が辛い場合

どうしても就活が辛く、就職を諦める場合の選択を5つご紹介したいと思います。参考程度に読んでください。

【就職が全てではない】

就職を絶対しないといけないわけではないです。世の中は正社員として働いている人ばかりではないです。就活がどうしても辛いと感じるのであれば、無理に就職しなくてもいいです。悲観する必要はありませんのでご安心ください。企業に就職する以外にも選択肢はいろいろ考えられますので、ご紹介したいと思います。

①院進学

大学院に進学してもう一度、就活をするというのも一つの手段です。大学院に進学すると、専門知識がより詳しく学べることができるので、ガクチカや自己PRなど就活で話すエピソードを作ることができます。また、大学院に進学していることで企業側から良い評価を受けやすいです。就活が辛く感じている学生は大学院進学も検討してみてはいかがでしょうか。

②就職留年

就職留年とは、大学を留年して翌年「学生として」もう一度就活にチャレンジすることをいいます。就職留年をすれば新卒として就活できますが、明確な理由がないと「去年、選考に落ち続けた何らかの原因があるのではないか?」と採用担当に詮索される可能性があります。また、もちろんですが学費が余分にかかりますので注意してください。

③就職浪人

就職浪人とは、大学を卒業して翌年「既卒者として」もう一度就活にチャレンジすることをいいます。就職浪人のメリットとしては、時間の融通がきくので就活にじっくりと時間をかけることができます。しかし、就職留年と同じように、明確な理由がないと良くない印象になるので気をつけましょう。

④海外留学

大学を卒業して、1年間海外留学をした後に就活をするという方法もあります。海外留学をすると視野が広がり、国際交流などもできます。英語を話せるようになると就活に有利になると思うかもしれませんが、1年間の海外留学では日常会話くらいだけでビジネス用語まで話せるようにはなりません。また「新卒ブランド」を捨てるという大きなデメリットもあります。

⑤独立・起業

会社に雇われず、独立・起業することもいかがでしょうか。どこにも属さないということは働き方もすべて自分で決められるので、職場環境のストレスがかかりにくいといえます。しかし、何か会社を立ち上げるにはそれなりの初期費用がかかります。また、毎月決まった給与がある会社員に比べて、収入は不安定になります。

⑥フリーター

働いて給与をもらうという形は正規雇用として勤めるのではなく、アルバイトやパート、派遣社員など非正規の雇用形態で働くという形もあります。正社員に比べてフリーターは働く時間を自分で調整できるので、時間的な自由を確保することができます。新卒で就職をして毎日会社で心身共に身を削る生活を送る人もいれば、自分の時間を有意義に使うためにあえてフリーターを選び、趣味に時間を使うなど自分のやりたいことをやる人もいます。しかしフリーターは賃金が安く、福利厚生や雇用の安定性が低いことがデメリットといえます。

どうしても就活が辛い場合

就活が辛いと感じる理由が選考対策不足なら対策しよう!

選考対策を4点ご紹介したいと思います。

①自己分析

まずは、自己分析を見直してみましょう。もう一度、大学生活やこれまで経験してきたことを振り返り、自分のことを深堀りすることで自然とあなたの長所や短所など、今までとは違う自己分析ができるかもしれません。自分の本質が見えてくると、本当にしたい業界・業種は合っているのかが明確に分かってきます。

②ES(エントリーシート)

今までのエントリーシートはきちんと書けていますでしょうか?今一度、友達やキャリアセンターの方など第三者に見てもらいましょう。自分だけでは気付くことができなかった改善点を新たに発見することができます。

③SPI・筆記テスト

落ち続けている原因がSPIや筆記テストの成績であるかも知れません。何度もSPI対策本を解き直し、復習を繰り返しましょう。それでも落ち続けているのであれば、SPI対策本を買い変えてみることをオススメします。

④面接・グループディスカッション

面接やグループディスカッションもよく見直しましょう。今までの面接を思い出し、頭の中でシミュレーションをするだけでなく、模擬面接もしてみましょう。模擬面接は実際の面接に近い雰囲気を体験できることや、第三者からのフィードバックがもらえたりできます。多数のメリットがありますのでオススメです。

就活が辛いと感じる理由が選考対策不足なら対策しよう!

まとめ

今回は就活が辛いと感じる原因や対処法、その後の選択肢についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。「就活が辛い」と感じる学生は多くいることがわかりました。。誰かに話すことによって気持ちが楽になりますので一人で思い悩まず、まずは誰かに相談してみましょう。

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