MBAとは?

MBAとは経営学修士の学位で、Master of Administrationの略です。学校では幹部に求められる「決断する訓練」を二年間行います。使われる立場から使う立場へと移行する訓練とも言え、海外では給与が跳ね上がることもあります。日本の企業ではMBAホルダーが上手く使い切れていないという現状もあるようです。

制度は費用の貸与

採用情報の人材育成の項に「MBA派遣制度」などのプログラムがあるかどうか見てください。人材育成のために費用を負担するというのは多くの場合、投資です。80年代後半〜90年代始め、資格取得後、すぐに退職するという現象が問題になり、現在では建前は貸与の契約です。資格取得後一定期間企業に勤めることを求められます。

MBA取得制度が整っている企業例

〈住友商事グループ〉
住友商事キャリア採用情報には、人材育成に関する情報が載っています。「住商ビジネスカレッジ(略称SBC)」が人材育成のインフラとして設置されています。SBCの他、現場主導プログラムとして、MBA派遣制度を取り入れています。

〈JSR株式会社〉
人材育成制度があり、ビジネススキルアップや国際化推進を目的として、海外留学制度、英語・中国語会話クラス、MBA、MOT派遣などがあります。ホームページには実際に制度を利用した先輩方のインタビューが紹介されています。

〈みずほFG〉
新卒採用情報サイトにキャリア形成として教育プログラムが様々にあります。その中に、公募留学制度があります。海外MBA留学制度と国内MBA留学制度があります。入社3年目以降の社員が対象となります。

〈マネックスグループ株式会社〉
採用情報の福利厚生制度の中に、ビーンズスカラーシップ(MBA派遣制度)があります。教育支援制度の一環でもあり、様々なプログラムが用意されています。

終わりに

MBA派遣制度を行う会社は1980年代後半をピークに減っているという話もあります。「MBAホルダーは使えない」という意見もありますが、単に作業内容と訓練で学んだことがミスマッチだったという見方もあります。自分の将来像と照らし合わせ、どの資格が必要なのかよく考えてみることが必要です。

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