何のために就職するの?

周りのみんなが就職活動を始めるから自分もする、そんな流れに乗っただけでなんとなく就職活動を始めてしまってもよいのでしょうか?
まずは何のために就職をするのかしっかり考えてみてください。

「働いてお金を稼いでいい暮らしがしたい」から稼げる会社に正社員として就職する。
「歌手としてデビューしたいから音楽活動の傍らで生活費を稼ぎたい」から派遣・アルバイトとして働く。
「将来校長や教育委員長となって学校教育を変えたい」からまずは大学院へ進学する。
どれもその人にとっては最善の選択です。

まずは叶えたい将来の夢や、なりたい自分の姿があって、それに近づくための道具が【就職先】です。
将来なりたい自分の姿はイメージできているでしょうか。
壮大なもの、キレイなものでなくても良いので、自分の「欲」を思い起こしてみてください。

就職先=なりたい自分に近づくための道具

就職先を道具と考えると「業界」よりも「どんな環境か」ということが重要です。
例えば「20代のうちからマネージャー職に就いて年収1000万円を稼ぎたい」と考えるAさんはどんな会社に勤めるべきでしょうか?
商社に勤めれば、広告業界の会社に勤めれば、それが叶えられそうでしょうか。
業界ではなく、20代でマネージャーになれる会社か、20代でも1000万円を稼げるような会社の環境があるかどうかが重要です。
一般的に、就職人気ランキング上位の大手企業に内定をもらったら、周りからの評価は高いですし、ご両親も鼻が高いことでしょう。
しかし、全員にとってランキング上位の会社が「いい会社」なのでしょうか。
某大手商社では年功序列で係長の平均年齢が35歳、年収1000万円を超えるのも30代後半と聞きます。
そのような会社はAさんにとっては「いい会社」ではありません。

事業内容は時流によって大きく変わります。
例えば携帯電話の最大手のドコモは野菜の通販の事業にも参入しています。
あなたは携帯の事業に関わるつもりでドコモに入社しても、実際は野菜を売ることになるかもしれません。

しかし、その会社にある「企業文化」その会社にいる「社員」はそう簡単には変わりません。
あなたにとって魅力的な風土・文化があり、魅力的な社員がいる会社という基準で会社を選んだならやる事業が変わったとしても気持ちよく働けるでしょう。

事業内容から会社を探すよりも「なりたい自分に近づける環境か」「魅力的な社員がいるか」という基準でぜひ企業選びをしてみてください。

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