◆歴史

設立は1981年。社名は「日本ソフトバンク」。パソコン用ソフトの卸売業から始まりました。
上新電機との独占契約、パソコン関係の出版業務への進出、当時パソコンソフト最大手であったハドソンとの契約などが功を奏し、一気に拡大していきます。
しかし創業者の孫氏が重病にかかり入退院を繰り返している間に業績が急速に悪化します。
その起死回生の一撃となったのが「NCC BOX」。現在のスーパーLCRです。
その後、日本データネットを吸収、社名を「ソフトバンク」に変え、海外企業との提携や積極的なM&Aに乗り出して行きます。
1995年には、マイクロソフトと提携し家庭用ゲームの分野へ進出、Yahoo!に出資するなど、現在のわしたちの知る「ソフトバンク」のイメージに近い姿になって行きます。
2006年にボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)の株を公開買付し子会社化。移動通信事業へと参入。IP電話「BBフォン」等も手掛けていきます。
 

◆主な事業内容と子会社

現在ソフトバンク株式会社は純粋持ち株会社になっています。
 
移動通信サービス、携帯端末・アクセサリー類の販売→ソフトバンクモバイル
法人向けの固定通信事業、個人向けのブロードバンドサービス→ソフトバンクモバイル
アメリカにおける移動通信サービス、固定通信サービス→Sprint Corporation
インターネット広告事業→ヤフー
プロ野球→福岡ソフトバンクホークス

◆社名・ロゴ

情報化社会のインフラストラクチャー(社会的基盤)の役割を担う存在になるべく、「ソフトウェアの銀行」の意味を込め「ソフトバンク」と命名。
ロゴは「30年、300年先の世界の人々が感嘆するような仕事をしたい」との願いから、坂本龍馬の組織した海援隊の隊旗をモチーフにしています。

◆経営理念

「情報革命で人々を幸せに」を経営理念とし、「世界の人々から最も必要とされる企業グループ」を目指すソフトバンク。
行動指針に「No.1」「挑戦」「逆算」「スピード」「執念」の5つのキーワードを据えています。

◆社風

一言で言うと「自由」な社風のようです。
ジョブポスティング(社内公募)、資格取得支援制度、自己申告制度(社員がチャレンジしたい業務を自己申告する)、エルダー制度(新入社員に対し育成担当をつけサポートする)など、キャリア支援の制度がとても充実しています。
その一方、自分で言い出したことに責任を持ち、きっちり成果を上げることを求められるようです。
孫氏の存在感の大きさ(トップダウンも多い)も特徴のようです。

◆福利厚生

大企業らしく様々な福利厚生が充実しています。
結婚やボランティア等のための特別有給休暇があり、有効期間が過ぎた有休を最大60日まで積み立てておけます。
また出産・育児のための制度も、繰上(下)勤務や時短、キッズ休暇等、羨ましい程の充実ぶり。
第5子出産時には祝い金として500万円を支給する制度は有名ですね。

◆年収

平成24年度の平均年収は1100万円超です。(出典:年収ラボ)
日本のサラリーマン全体の平均年収は414万円(2014年国税庁・民間給与実態統計調査)ですから、かなり良い数字ですね。

◆社会貢献

希望の団体への寄付金を携帯利用料と一緒に支払える「かざして募金」や、東日本大震災の被災地の高校生をアメリカへ短期留学させグローバルリーダーシップ・スキルとコミュニティー・サービスを学ばせるブログラム等、多彩な活動を行っています。

まとめ

どうでしたか?
最近、孫正義氏より「後継者」として元Google幹部のニケシュ・アローラ氏が指名されました。
まだまだ勢いが止まることをしらないソフトバンクグループ。
企業に関する書籍もたくさん発行されているので興味がある方は読んでみるのもいいですね。

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