◆歴史

1960年に江副浩正氏が、大学発行新聞の広告代理店「大学新聞広告社」として創業したのが始まりです。
1963年には社名を株式会社日本リクルートメントセンター、そして株式会社日本リクルートセンターへと変更。
1970年に「リクルート進学ブック」、1975年に「就職情報」、1976年に「住宅情報」を創刊。各分野のパイオニアとなります。
1980年代に相次いで「とらばーゆ」「FromA」「Car Sensor」などを創刊。
1984年、社名を株式会社リクルートへ変更します。
1988年に、有名な「リクルート事件」が発覚。社会的信用の失墜とバブル崩壊が重なり、急速に経営状況が悪化します。
1989年、現在へと続く経営理念を制定。企業理念として「私たちは常に社会との調和を図りながら、新しい情報価値の創造を通じて、自由で活き活きした人間社会の実現を目指す。」としました。
この頃、新規事業提案制度の基礎である「RING」がスタート。事業の活性化が図られます。
1992年に江副浩正氏がダイエーの創業者である中内功に株式を譲渡し、リクルートは事実上ダイエーグループ傘下にはいります。
2000年代に入り、RECRUITブランドを再構築。「Hot Pepper」などのフリーペーパー事業や各Webサービスが勢いを増していきます。
2012年には経営体制を刷新。各事業領域ごとに分社化されました。

◆一生丸ごとリクルート色に染まる事業展開

誕生(「妊すぐ」「赤すぐ」)に始まり、進学(「進学ネット」など)、就職(リクナビ)、結婚(ゼクシィ)、転職(リクナビNEXT)、マイホーム(SUUMO)…、とおよそ一生涯に渡ってリクルート発信の情報に接して生きていくような隙のない事業展開が特徴。

◆リクルートグループの経営理念

ミッション(目指す姿)
『私たちは、新しい価値の創造を通じ、
社会からの期待に応え、
一人ひとりが輝く豊かな世界の実現を目指す。』
 
ウェイ(大切にする考え方)
『新しい価値の創造』
『社会への貢献』
『個の尊重』

◆人事輩出企業としても有名

数多くの起業家・実業家を輩出している企業とても知られるリクルート。
国会議員や作家、評論家も数多くいますが、一世を風靡した「iモード」の開発者や「シーマン」を手掛けたゲームクリエイター、東京ガールズコレクションの仕掛人など、ユニークな人材を数多く輩出しています。

◆個性的な企業文化

リクルートの最大の特徴は、新しい価値やイノベーションを生み出す力にあると言われています。
それを支える大きな原動力とされているのは、リクルートならではの新規事業提案制度や社内表彰制度。
新規事業提案制度で評価された起案には賞金も与えられ、実際に事業を立ち上げることができます。
また自分手掛けた仕事をきちんと派手に(ここ重要)表彰してくれるのも、モチベーションアップに確実に繋がっています。

◆まとめ

現在当たり前のように目にしている情報も、最初はリクルートが発信し始めた、と言うものも少なくありません。
大企業となった今でも起業家精神を忘れず、新しいことにチャレンジし続ける姿勢がまさに「リクルートらしさ」ですね。

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