上場企業とは?

からぴー:上場企業とはどういう企業か知っていますか?「上場」は、新規株式公開(IPO)、「上場企業」は、各証券取引所に自社株を公開し、取引がされている企業を指すよ。株式市場への上場とは、簡単にいうと「証券取引所」に株式を公開し、売買が自由に行えるようになることをいうよ。

こうしくん:難しい言葉が多いですね。

からぴー:株式市場に上場するためには、定められた厳しい基準をクリアする必要があるよ。経営状況や財務状況に関して厳しい審査があり、上場後も自社の経営上巨頭の情報や株価を公開するため信用度や知名度が上がるといわれています。

こうしくん:厳しい審査を通過した会社のみが上場企業になるから社会的な信用度が高いんですね。

からぴー:その通り!上場したら、一般投資家からの資金調達がしやすくなるんだよ。

非上場企業との違い

からぴー:上場企業と非上場企業の違いは、「株式を公開しているかどうか」という点だよ。また、株式をマーケットに公開しているか否かとも表現するね。上場企業の場合は証券取引所に株式を公開しており、投資家などが売買を行えることが特徴だね。一方、非上場企業は証券取引所への株式公開は行っていないよ。

こうしくん:非上場企業の公開していない株は何ですか?

からぴー:それは、一般的に「未公開株」と呼ばれているよ。ちなみに、上場していない株式は「未公開株」や「非公開株」などと呼ばれている。

こうしくん:他にも違いはあるんですか?

からぴー:そうだね、他の大きな違いとして、「決算報告書による情報開示」があるね。上場企業は四半期ごとに決算報告書を作成し、公開する必要があるんだよ。

こうしくん:非上場企業は、自由なんですか?

からぴー:非上場企業の場合はこのような決まりはありません。各企業の任意のタイミングで決算報告を行うことができるよ。

働くメリット

からぴー:次に上場企業で働くメリットを5つ紹介するよ!

1.資金調達がしやすい
企業が資金調達をする場合、「金融機関から借り入れる」「株式を売る」などが主な手段となります。金融機関からお金を借りる場合、どうしても利息がかかってしまうという難点があります。その点、投資家などに株式を売った場合は、利息を含めて返済する必要はありません。株式を公開して売ることで、資金調達がよりスムーズになることが期待できるのです。

2.社会的信用がある
大手企業は基盤がしっかりとしているイメージから、倒産リスクが低いと判断されやすい傾向です。そのため、クレジットカードの審査やローンを組むときなどにも、スムーズに話を進められる可能性があります。

3.仕事のやりがい
上場企業は、総じてある程度の規模の企業です。そのため、色々なビジネスチャンスがあります。何億何十億規模の仕事、やりがいのある仕事を任される可能性も大きくなります。上場企業の持ち主は、株主。創業家がトップの会社に比べると、社内の雰囲気が民主的だといわれています。また、創業家の出身でなくても、トップに上り詰められる可能性があります。

4.大きなプロジェクト
上場企業は社会的な信用が高く、資金を円滑に集めやすいぶん、大きなビジネスに挑戦する機会も豊富です。こうした大きなビジネスプロジェクトに携われるチャンスがあることも、上場企業で働くメリットといえます。また、上場企業は資金力があるぶん、しっかりと社員教育を行い、若手社員にも積極的に仕事を任せる傾向にあります。責任のある仕事を任されてみたいと考える人も、大きなやりがいを感じながら働ける環境といえるでしょう。

5.平均年収と待遇とが良い
上場企業はきちんと売上や利益を獲得できている証明ともいえます。そのぶん、そこで働く人もその利益が待遇や年収として還元されることが期待できるのです。また、上場企業は平均年収が高い傾向にあり、各種手当てや福利厚生も充実しているケースが多くみられます。

上場企業の見つけ方3選

からぴー:上場企業の見つけ方は、「新聞」、「企業ホームページ」、「東証上場会社情報サービス」の3つがおすすめです!

こうしくん:新聞はどこに載っているんですか?

からぴー:新聞の「株価欄」をチェックしよう!そこに名前がある企業は株式を公開している「上場企業」ということだよ。株価欄には社名や株価が一覧表示されているから、効率的に調べることができるよ。

こうしくん:帰ったら確認してみます!

からぴー:2つ目は、企業ホームページだよ。「上場」というのは、企業経営にとって非常に大きなターニングポイントの一つだから、沿革ページに「〇〇年××月 上場」と記載があるはずだよ。なければ上場していない可能性が高いね。調べるのは楽だけど正確性には少し欠ける方法かもしれないね。

こうしくん:企業のホームページ上の「沿岸」なら手軽に調べられますね!

からぴー:最後に、東京証券取引所が提供している「東証上場会社情報サービス」を活用する手があるよ。webサイト上で社名などを入力して検索を行うことで、簡単に上場しているかどうかを判断することが可能だよ!

まとめ

からぴー:実は、サントリーや集英社、朝日新聞社、竹中工務店といった誰でも知っているような大企業は上場企業ではないのです。資金調達をあまり必要としていない会社は上場していないケースが多いです。したがって、「上場企業」という言葉にとらわれず自分に合った会社を選びましょう!

こうしくん:本日は、ありがとうございました!納得のいく就活ができるように頑張ります!

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