三菱地所の会社概要

平均年収について紹介する前に、そもそも三菱地所とはどのような企業なのか、どのような事業を展開しているのか、三菱地所の基本情報について紹介します。

概要

♦代表執行役 執行役社長:吉田 淳一
♦本社所在地:東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビル
♦設立:1937年5月7日
♦売上高:1兆3,021億9,600万円(2020年3月期 連結)
♦三菱地所グループ基本使命:私たちはまちづくりを通じて社会に貢献します
♦三菱地所グループ行動憲章:基本使命を実践するために以下の宣言を実行します
1.私たちは誠実に行動します
2.私たちはお客さまからの信頼を得られるよう努めます
3.私たちは活力のある職場づくりに努めます

主要事業

三菱地所は、「コマーシャル不動産事業」「住宅事業」「海外事業」「投資マネジメント事業」「設計監理事業」「不動産サービス事業」など、業務の異なる複数の事業を展開しております。今回は、その中から主要事業を紹介していきます。

【ビル事業(コマーシャル不動産事業)】
東京を中心に国内主要都市でオフィスビルの開発と運営管理を行う主力事業です。
主な開発実績は以下の通りです。

・横浜ランドマークタワー
・新丸の内ビルディング
・丸の内パークビル
・豊洲フォレシア
など

【商業施設・物流事業(コマーシャル不動産事業)】
様々なタイプの商業施設を開発しています。施設企画から開発、テナントリーシング、開業後の運営まで、一貫体制で事業を展開しています。

「マークイズ」や「プレミアムアウトレット」などの商業施設や、「ロジクロス」などの物流施設を全国で展開しています。

【住宅事業】
マンション・戸建て住宅・宅地の開発、分譲、賃貸、管理を行っています。
「ザ・パークハウス」のブランド名のもと、首都圏でのマンション開発を中心に全国で事業展開しています。

【海外事業】
海外事業に取り組み始めた当初は、米国・英国での不動産賃貸・開発事業を行ってきましたが、近年はフランスやドイツにもアセットを保有するほか、アジアにおける事業展開にも積極的に取り組み、米国・欧州・アジアの世界3極体制での展開を進めています。

地域ごとの主力オフィスビル・住宅は以下の通りです。

米国(ニューヨーク州マンハッタン )
「1271 Avenue of the Americas」

ロンドン
「パタノスタースクエア」
「セントラル・セント・ジャイルズ」

アジア (インドネシア・ジャカルタ)
「DASWIN PROJECT」

三菱地所の会社概要

三菱地所の年収

三菱地所の会社概要や事業内容が分かったところで、つづいて年収について解説していきます。

2021年3月期の有価証券報告書によると、三菱地所の平均年収は1267万円となっています。

三菱地所は残業代もきちんと支給されます。昇給に関しては、年功序列で徐々に昇給していく形式です。そのため、実力主義で実績を残せば若いうちからたくさん稼げるというよりは、安定して高い水準の年収はもらえるとしても、管理職につくまでは年収の大幅アップは見込めないと言えるでしょう。

しかし、ほとんどの社員が30代で年収1000万円を超えており、一般企業と比べると早い段階から高収入を見込めるでしょう。

平均年収推移

三菱地所の有価証券報告書に記載されている、過去5年間の平均年収は下記の通りです。

2016年度 1190万円
2017年度 1229万円
2018年度 1247万円
2019年度 1273万円
2020年度 1267万円

おそらく新型コロナウイルスの影響があった2020年を除くと、わずかではありますが、毎年年収が増加傾向にあります。また、日本を代表する不動産ディベロッパーというだけあって、安定して平均年収1000万円以上を保っております。

なお、国税庁が発表している「民間給与実態統計調査結果」によると、コロナウイルスの影響がない2019年の正規社員の平均給与は503万円ですから、三菱地所の年収は安定して平均よりも高いことが分かります。

初任給

つづいて、三菱地所の初任給を見てみましょう。三菱地所の初任給は下記の通りです。

学部卒:260,000円 (2021年4月入社予定)
院卒:300,000円 (2021年4月入社予定)

基本給だけみると、それほど高くないと思うかもしれません。しかし、実際は、基本給に残業代や賞与、対象の手当がプラスされますので、新卒でも高い水準の年収になると言えるでしょう。

賞与

三菱地所の賞与は年2回、6月と12月に支給されます。賞与の額は業績に連動しているため、業績によって大きく変動するそうですが、比較的高い水準だと言えるでしょう。ボーナスの比率が高いため、業績がよければ多額の金額が支給されます。また、たとえ業績が悪くとも賞与は支給されるそうなので、その点は大きなポイントではないでしょうか。

【三菱地所の年収】競合他社との比較

三菱地所の年収が平均給与より高いことは分かりましたが、同じ業界の競合他社と比べるとどうなのでしょうか。最後に、三菱地所と同じ「不動産業界」の企業の平均年収と比較して、三菱地所の年収について分析していきましょう。

三菱地所:1273万円
三井不動産:1273万円
住友不動産:679万円
東京建物:940万円
東急不動産:1137万円
野村不動産:946万円

不動産業界にて売上高のトップに君臨する三井不動産とは、同じくらいの平均年収となっていますが、その他の企業と比べてみると、三菱地所の年収が高いことが分かりますね。
不動産業界の有名企業の中でも、住友不動産の平均年収が群を抜いて低いのは、従業員構成に契約社員などが含まれていることが原因かと思われます。つまり、総合職よりも年収の低いスタッフが多く含まれているため、平均年収が低くなっているのです。

【三菱地所の年収】競合他社との比較

まとめ

三菱地所の年収や事業内容について紹介しましたが、いかがでしたか。日本のトップを争う不動産ディベロッパーなだけあって年収も高水準であることが分かりましたね。長く働くことで順調に昇給していきますので、安定した企業に就きたい就活生に適している企業でしょう。大企業なので、福利厚生も充実しており、働きやすい環境も整っています。大企業ではありますが、採用人数は30~40人ほどとそれほど多くはありません。さらに、三菱グループに属する三菱地所は、就活生からの人気も高く、選考を通過するのも簡単ではないでしょう。三菱地所への入社を志望する場合は、しっかりと企業研究・自己分析を行い、十分な対策をして選考に臨みましょう。

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