【平均年収紹介の前に】積水ハウスの会社概要

平均年収について紹介する前に、そもそも積水ハウスとはどのような企業なのか、どのような事業を展開しているのか、積水ハウスの基本情報について紹介します。

概要

積水ハウス株式会社は、1960年に積水化学工業株式会社のハウス事業部を母体とし、積水ハウス産業株式会社として設立。その後、1963年に現在の「積水ハウス株式会社」に商号を変更しました。累積建築戸数は世界のハウスメーカーでトップを誇ります。

♦代表取締役・社長執行役員 兼 CEO:仲井 嘉浩
♦本社所在地:大阪市北区大淀中一丁目1番88号 梅田スカイビル タワーイースト
♦設立:1960年8月1日
♦売上高:2兆4,469億(2020年度)
♦累積建築戸数:2,524,961戸(2021年7月31日現在)
♦従業員数:16,595名 (2021年4月1日現在)
♦積水ハウスの企業理念:企業理念は以下の通りです。
根本哲学:人間愛
基本姿勢:真実・信頼
目標:最高の品質と技術
事業の意義:人間性豊かな住まいと環境の創造

主要事業

積水ハウスは、戸建住宅や賃貸住宅の建築に加え、住宅リフォーム、賃貸住宅経営サポート、マンションや分譲住宅の開発等を行っています。
主要事業について詳しく紹介していきます。

【営業職】
《戸建住宅営業》
戸建住宅営業は、住宅展示場に来場されたお客様や法人先からの紹介で戸建住宅を提案するのが仕事です。お客様が理想とする住まいの内容やライフスタイルをヒアリングして、最適な住宅プランを作成します。さらには、資金・保険・税金のようなお金に関するアドバイスなど、お客様が安心して住宅を購入できるよう様々な面からサポートしていきます。

《賃貸住宅営業》
賃貸住宅営業は、賃貸住宅経営を主軸とした土地の有効活用を提案するのが仕事です。
日本では更地の固定資産税が多くかかるため、地主様や資産家の方々、法人様など、複数の土地を所有している方に対して、賃貸住宅を建築していただくことで不動産資産の有効活用につなげるご提案をしています。積水ハウスでは賃貸住宅ブランドとして「シャーメゾン」を提供しています。

【技術職(総合職)】
《戸建住宅設計》
間取りの作成からインテリアのコーディネートまで住まいに関わる様々な提案を行います。

《現場監督》
施工現場の工程管理、品質管理、安全管理を行い、工期内にお引き渡しができるよう工事を進めるのが仕事です。

《生産技術》
工業用ロボットなどの保守・点検、改善といった業務を通して、円滑なものづくりを支えています。

《IT業務部》
積水ハウスグループの社員の勤態や給与を管理するシステム、営業や現場監督等の各担当者が利用する業務ツールの企画・開発・運用を行っています。

【平均年収紹介の前に】積水ハウスの会社概要

積水ハウスの平均年収

積水ハウスの会社概要や事業内容が分かったところで、つづいて年収について解説していきます。

2021年度の有価証券報告書によると、積水ハウスの平均年収は793万円となっています。

なお、国税庁が発表している「民間給与実態統計調査結果」によると、コロナウイルスの影響がない2019年の正規社員の平均給与は503万円ですから、積水ハウスの年収は平均よりも高いことが分かります。

平均年収推移

積水ハウスの有価証券報告書に記載されている、過去5年間の平均年収は下記の通りです。

2016年度 795万円
2017年度 814万円
2018年度 818万円
2019年度 819万円
2020年度 802万円

ほぼ横ばいと言えるでしょう。過去5年間の平均年収を見てみると、2019年度までは順調に上昇していたものの、2020年度からわずかではありますが減少していることが分かります。

積水ハウスは、実力や実績が評価基準となっているため、営業の成績がよければ、それに比例して給料も高くなります。自分の実力を試して、どんどん稼ぎたい人にはむいているでしょう。しかし、実績をあげることができなければ、給料は低いままです。

初任給

つづいて、積水ハウスの初任給を見てみましょう。積水ハウスの初任給は下記の通りです。

<2019年4月実績 基本給>

■営業職・技術職・総合企画職
大学院:226,500円
大学:213,500円

■地域勤務職(一般職)
大学:178,500円~188,500円(当社規定による)
短大・専門:168,500円~178,500円(当社規定による)

積水ハウスの初任給は、営業職と技術職で差がないことが分かりますね。ただ、地域勤務職については、低めに設定されています。
基本給だけみると、年収も低いのでは?と思うかもしれません。しかし、実際は、基本給に残業代や賞与、対象の手当がプラスされますので、新卒でも一般平均以上の年収になると言えるでしょう。

積水ハウスの社員の口コミでは、基本給は低めだが、手当で補っているという声もあります。特に手当が多いのが営業職です。営業の業績手当だけでなく、営業手当や時間外勤務割増手当がつきます。営業手当とは、時間外労働の有無にかかわらず、1日につき1時間分の時間外勤務割増手当が実際に勤務した日数分支給されるというものです。1時間を超える時間外労働分については、さらに時間外勤務割増手当が支給されます。

賞与

積水ハウスの賞与は、なんと年3回も支給されます。一般的な6月と12月だけでなく、別途決算賞与というものがあるのです。
賞与額は支店の業績に連動しているため、売り上げのいい支店と売り上げのよくない支店で賞与額に大きな差がでるそうですが、賞与が年3回支給されるのは大きなポイントではないでしょうか。

【積水ハウスの年収】競合他社との比較

積水ハウスの年収が平均給与より高いことは分かりましたが、同じ業界の競合他社と比べるとどうなのでしょうか。最後に、積水ハウスと同じ「ハウスメーカー」の平均年収と比較して、積水ハウスの年収について分析していきましょう。

積水ハウス:802万円
大和ハウス工業:918万円
住友林業:858万円
ミサワホーム:542万円

比較した競合他社の中では、積水ハウスのライバル会社としてよく比較される大和ハウス工業が一番平均年収が高いですね。大和ハウス工業は、売上高でもトップを誇ります。

【積水ハウスの年収】競合他社との比較

まとめ

積水ハウスの年収や事業内容について紹介しましたが、いかがでしたか。

売上高トップを争う大手ハウスメーカーというだけあって、年収も高水準であることが分かりましたね。実力主義のため、実績を残せば若いうちから高収入を望むことができます。積水ハウスは、就活生からの人気も高く、選考を通過するのも簡単ではないでしょう。積水ハウスへの入社を志望する場合は、しっかりと企業研究・自己分析を行い、十分な対策をして選考に臨みましょう。

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