【年収を知る前に】花王ってどんな事業をおこなっているの?

◇花王グループの事業内容

花王の平均年収を知る前に、そもそもどんな事業をおこなっている会社なのかを見ていきましょう。
花王は、まず花王グループという組織があり、多数のグループ会社で構成されています。
今回はそのなかの主要会社となる「花王株式会社」の話です。

花王グループの主な事業としては「ハイジーン&リビングケア事業」「ヘルス&ビューティー事業」「ライフケア事業」「化粧品事業」「ケミカル事業」というものがあり、次のような事業をおこなっています。

・ハイジーン&リビングケア事業
ファブリックケア製品、ホームケア製品、サニタリー製品を開発、製造、販売する事業
・ヘルス&ビューティー事業
スキンケア製品、ヘアケア製品、パーソナルヘルス製品を開発、製造、販売する事業
・ライフケア事業
これまで積み上げてきた技術を活かして新規事業を推進する事業
・化粧品事業
スキンケア製品やメイクアップ製品を開発、製造、販売する事業
・ケミカル事業
油脂製品、界面活性剤などの機能材料製品、水性インクジェット用顔料インクなどのスペシャルティケミカルズ製品などを開発、製造し、さまざまな産業へ販売する事業

花王株式会社はこの中でも「ハイジーン&リビングケア事業」「ヘルス&ビューティー事業」「化粧品事業」「ケミカル事業」をおこなっている会社です。職種としては次のようなものがあります。

◇花王株式会社の職種①:研究職

花王ブランドを支える一番の柱といっても過言ではないのが研究職です。
花王の研究職は「商品開発研究所」と「基盤技術研究所」に分かれており、「商品開発研究所」はマーケティング部門と連携して商品の販売や改良に関わる研究を担っており、「基盤技術研究所」は花王の商品のすべての基盤となる研究を担っています。

◇花王株式会社の職種②:マーケティング

今市場にどんなニーズがあり、それに応えるためにどんな商品を開発すればいいのかを分析するのがマーケティングの仕事です。BtoC向けの商品だけではなく、油脂化学や界面化学、高分子化学などの産業界向けのビジネスも請け負います。

◇花王株式会社の職種③:クリエイティブ

出来上がった商品の特徴や個性を上手く消費者に伝えるために仕事をするのがクリエイティブ職です。主にコピーライター、パッケージデザインナー、プロダクトデザイナー、グラフィックデザイナーなどの職種があります。

◇花王株式会社の職種④:購買

商品を作るための原料や包装材料、機器やサービスなどを調達する仕事です。価格や品質の確保、安定的に調達できるかどうか、納期の管理など、商品を市場により良く届けるためには重要な仕事です。また調達先は海外にもあるため、国内外問わずさまざまな企業と連携して取り組んでいきます。

◇花王株式会社の職種⑤:生産

主に商品の生産を請け負う職種です。工場自体は自動化が進んでいますが、製造がきちんと上手く進んでいるかを管理するエンジニアリングオペレーター、生産設備の開発など生産するための過程を構築する技術開発職、出来た製品が一定の品質を保てているか検査する検査・分析職があります。

◇花王株式会社の職種⑥:物流

工場で生産された商品を流通業者や小売業者に届ける仕事です。効率的に商品を流す必要があり、市場の需要を予測しながら分配していきます。技術開発職に近く、物流拠点の自動化、倉庫内の業務設計などシステム開発をおこないます。

◇花王株式会社の職種⑦:販売

出来た商品を多くの顧客に届けるために動くのが販売の仕事です。「ケミカル営業」と「企画営業」に分かれ、ケミカル営業は花王株式会社で、企画営業は花王グループカスタマーマーケティング株式会社で募集がおこなわれています。花王株式会社が受け持つケミカル営業は、産業メーカー向けに化学工業品の原料を販売しています。

◇花王株式会社の職種⑧:コーポレート

法務、経理、人事、情報システムなど会社の経営が迅速に進むようにサポートをするのがコーポレートの仕事です。

【年収を知る前に】花王ってどんな事業をおこなっているの?

花王の平均年収はどのくらい?競合他社とも比較してみよう!

花王がおこなっている事業やどんな職種があるのかがわかりました。
ではこのような仕事をおこなっている社員はどのくらいの年収を貰っているのか、これから見ていきましょう。

◇花王の平均年収の推移

企業の平均年収を確認する場合、上場企業が発行する有価証券報告書を見るとわかります。
今回は花王株式会社の有価証券報告書を基に解説していきます。

花王株式会社の過去10年間の平均年収の推移は次のとおりです。

    平均年収 従業員数
2020年 823万円 8,112人
2019年 812万円 7,905人
2018年 821万円 7,655人
2017年 780万円 7,332人
2016年 798万円 7,195人
2015年 811万円 6,970人
2014年 833万円 6,664人
2013年 758万円 6,172人
2012年 795万円 6,052人

若干の変動はあるものの、大体800万円前後の平均年収です。
日本の男女合わせた正社員の平均年収は約503万円ですから、それよりも高い水準の平均年収であることがわかります。

◇花王と競合他社の平均年収の比較

では、次に花王と同じような事業をおこなう会社の平均年収を比べてみましょう。
事業内容によって競合他社も異なりますが、BtoC向けの消費財のメーカーで比較していきます。

        平均年収 従業員数 平均年齢
花王      823万円 8,112人 40,5歳
ユニ・チャーム 839万円 1,466人 41,4歳
ライオン    692万円 3,119人 43,8歳
小林製薬    676万円 1,589人 40,4歳

企業によって組織編成が異なるため、従業員数に違いがありますが、平均年収を比べるとユニ・チャームが一番高いものの、消費財メーカーのなかでは花王の平均年収は高い方であることがわかります。

◇花王の平均年収が高いのはなぜ?

では花王の平均年収が高いのはなぜでしょうか。
それはボーナスが3回支給であることが関係しています。通常、多くの大企業は6月と12月の年2回でボーナスを支給しますが、花王はそれに加えて3月にもボーナスの支給があります。
6月と12月のボーナスは大体、基本給の2か月分となっていますが、3月のボーナスについては個人成果や会社の業績次第で金額が変わってきます。個人成績でいい結果を残すと、ここで年収をアップすることが出来るでしょう。

花王の平均年収はどのくらい?競合他社とも比較してみよう!

花王の初任給はいくら?気になる評価制度とは?

最後にキャリアスタート時の給与である初任給がいくらなのか、そしてそこからどのような評価制度で年収を上げることが出来るのか、見ていきましょう。

◇花王の初任給

花王株式会社としての募集要項を見てみると、職種による初任給の違いはなく、大卒、院卒などの学歴によって初任給が違います。

博士了   263,500円
修士了   243,100円
学部卒   223,100円
高専卒   192,800円
短大/専門卒 182,800円

日本の大卒の初任給の平均は約21万円ですから、大卒の初任給はそれよりも高い水準であることがわかります。

◇花王で年収を上げるにはどうしたらいい?

これらの初任給からどのように年収を上げれるのでしょうか。
花王では等級が定められており、等級を上げることで年収が上がるような仕組みになっています。
ただし、ある一定ラインまでは年功序列の風潮が強く、横一列で同じ給与になる形です。しかしマネジメント職以降の昇格は狭き門となっているため、より高い年収を稼ぎたい場合は、若手のころから実績を上げてマネジメント職になれるよう努力を積んでいく必要がありそうです。

社内の等級は次のような流れです。
シニアマネジメント層
 ↑
ミドルマネジメント層
 ↑
リーダー・主任層
 ↑
基幹層
 ↑
担当層

大卒の場合は入社9年目、院卒の修士了の場合は入社7年目で最初の等級が上がります。
つまり30歳頃までは、皆同じような年収の上がり方をするということです。

評価制度は年1回、行動プロセス評価と貢献度評価という2つの指標で出され、5段階で設定されます。その結果によって給与や賞与が変わりますが、年功序列の風潮は強いため、それほど大きくは影響しないようです。

花王の初任給はいくら?気になる評価制度とは?

まとめ

花王の平均年収を中心に、同業他社との比較や初任給の金額、社内評価制度や花王の事業内容などを解説してきましたが、いかがでしたか。日用品から産業用の原料まで幅広い商品を開発、製造、販売して事業を進める花王の平均年収の高さがわかりました。また高い年収の要因はボーナスが3回支給されるためであり、年収を上げるためには社内の等級を挙げる必要があることもわかりました。これからも評価制度や給与制度なども見ながら、就活を進めていってくださいね。

まとめ

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