■問題内容 「東京都が2020年に行なわれる東京オリンピックで成功するには、どのような施策を行なえば良いだろか。具体的な提案をせよ。」

■難易度:高め
■回答時間:20分間
■メンバー構成:6名
■ディスカッション後のフィードバック:なし
■ディスカッション後の逆質問時間:あり
■会場:インテルの本社オフィス

(1)グループディスカッションの様子

会場はインテルの本社オフィスの会議室で行なわれ、1部屋に6名1グループに審査官が2名着いていた。内容は「自己紹介それぞれ1分⇒ディスカッションテーマ紹介⇒ディスカッション20分⇒逆質問時間10分」という構成であった。
ディスカッション前の自己紹介は1名ずつ集団面接の要領で自己紹介を行なったが、これが直接個人の評価に大きくなるようなものではなさそうだった。
 ディスカッションが開始してからは以下の手順で議論を進めた
①時間配分の決定:3分
②前提条件の確認2分
③定義決め:3分
④課題の抽出:7分
⑤打ち手の決定:3分
⑥プレゼンテーション:2分
 自分がホワイトボードを使うことを提案し、ファシリテーターとして全体の議論をリードしていく形となったが、メンバーのレベルがとても高かったためと、20分という短い時間を考量して、かなりスピーディーに議論が進んでいった。
 課題の抽出の部分では各メンバーから厳しい意見が出て一時意見が紛糾したが、自分が定量的に課題を捉えられるように議論されている課題を因数分解して式を作成したこと、そして議論している課題を整理するためにロジックツリーで分類したことで意見がまとまり、結論まで導く事が出来た。
 打ち手の立案に関しては、アイディアベースになるために、これかでの議論の途中で上がった誰かの小さな一言などを自分が救い上げて、全員の意見が反映されるような結論を作り上げることが出来た。
 プレゼンテーションでは、ファシリテーターということもあって自分が行なった。1分間で「結論、それまでの議論の流れ、上がった意見の紹介」など、自分の1人の意見ではなくグループ全体としての意見を反映することを意識してプレゼンテーションを行なった。

(2)総合評価

私個人の感想としては今回のディスカッションのレベルは、これまで受けたどの企業よりも高かったためにとても面白く議論自体を楽しむ事が出来た。自分の出来る最大級の事を発揮しなければ付いていけないレベルであったので、インテルでのグループディスカッションは今後の他の外資系コンサルなどを受験する際の参考になると思う。
 インテルを受験している人は、外資ITやコンサル、外資系金融などを受験している人が多く頭の回転が早く知識も豊富でかなりレベルが高い人が揃っていたように思われる。自分はその両方とも他の受験者と相違はないが、議論をまとめるスキル(分類する能力)は他の人よりは優位性があったと思うので、その能力のお陰でファシリテーターとして役割をこなせ、結果的に選考を通過することが出来たと思う。
 このようなレベルの高い場では、いかに自分の強みを発揮するかが重要であるよう思う。

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