コミュニケーション能力より論理的思考!
GDで求められる能力でよく言われているのが、
・コミュニケーション能力
・リーダーシップ
・協調性
などが挙げられると思います。もちろん、その全体の雰囲気も見ています。しかし、本当に求められる1番の能力は、「論理的思考能力」。
この能力が根底にあってこそ、コミュニケーション能力や協調性などが光るのです。
例題
では、実際にどのようにして問題に取り組めば、論理的思考能力をアピールできるのか。例題を見てみましょう。
【例題】
明日は人生で初めてのデートです。最も上手くいくデートプランを考えてください。
【解き方】
1.「前提」と「目標」を決める。
これを見た瞬間思い浮かぶのは大人ですか?子供ですか?もう付き合ってる状態ですか?それともまだ付き合う前ですか?また、「上手くいく」とはどのようなことを言っているのでしょうか。
まず、「前提」を決めなければ、予算や場所も決まりません。また、同じグループのメンバーとの目線がずれてしまいます。メンバー全員の目線を合わせ、スムーズに進行するためには必要不可欠です。
前提1:高校生同士、男女、付き合う前⇒目標:告白して付き合う
前提2:大人、男女、付き合っている⇒目標:手をつなぐ
このように、「前提」によって「目標」が変化します。この2つをまず最初に決めることが最優先なのです。
2、検討プロセスの設計
次に「目標」に到達するための必要な要件を抽出します。
仮に女性が魅力的だと考える男性の要件を
・話が面白い
・ドキドキさせられる
・気遣いが出来る
だとします。その全ての要件を満たし、「目標」に一歩でも近づけるようなデートの場所はどこかを考えます。
そのように考えていくことで、後で「何故このようなプランにしたの」と聞かれたときに理由をしっかりと答えることが出来ます。「やっぱデートと言ったら映画館でしょ」と先陣を切って元気に発言しても何のアピールにもならないのです。
「何故?」と問われたときに「○○を前提として○○という目標を達成するためには○○の方法が~~いう理由で1番達成できると考えたからです。」という具合に言えれば、まさにそれが論理的思考能力のアピールになるのです。
GDにおいて、いかに論理的に話し合いが出来るか。これが大切になってきます。
このようなGDの基本的な考え方の構造を知っていた上で元気にコミュニケーションを取っていれば、人事の評価はきっとよくなると思います。
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