就活の質問をする場所

就活で質問できるチャンスは、そうそう訪れるわけではありません。企業側から見ても、質問できる場を設けているのです。そのチャンスを生かすかどうか、行動を見られているのを忘れてはいけません。

会社説明会

そもそも会社説明会とは、企業が自社を知ってもらうために開いている場のことです。企業が主体となり開いているのが特徴で、単独で開催するものと合同で開催するパターンがあります。他にも学内説明会のように大学のキャリアセンターなどが主催しているケースもあるでしょう。
このような会社説明会は、企業側が積極的にアピールすればです。就活をしていると、その立場が逆転していると感じるかもしれません。しかし、企業側は興味を持った就活生を判断する場として利用しています。質問する時間を設けるのも、どの程度興味を持ったのか積極性を測っているのです。

座談会や面接

座談会や面接は、企業と直接話をできるのではなく、先輩にあたる社員から色々な話を聞く場になります。リラックスした雰囲気の中で話をしていきますが、何よりも企業のリアルな話を聞ける大事な場となるのです。
まず言われることは選考に関係はないと宣言されるでしょう。しかし100%関係ないとは言えません。当たり前のことですが、座談会に社員を派遣しているのは企業だからです。その時にどのような質問をしているか、何を聞かれたのかは大事な資料となります。積極的な行動をとらなかった就活生をどのように判断するか、自ずと見えてくるはずです。

就活の質問をする場所

就活の質問とマナー

就活の質問には必ずマナーがあります。これは会社説明会は座談会だからというわけではありません。相手に対し質問をすること自体にマナーがあるのを覚えておく必要があります。

自分の名前や質問の仕方

質問する場合には、まずは立ち上がり自分の所属と名前を述べます。これは就活生に限った話ではありません。自分がどこの誰なのか明確にした上で、質問をするのはマナーだからです。
この時にモタモタしていると時間がどんどんと過ぎます。冬場などではコートを膝の上におくこともあるでしょう。立ち上がる時に邪魔になり、ゴソゴソと時間だけが過ぎていくケースも見受けられます。
事前に用意しておけば、このようなことは起きません。これも行動のマナーの一つなのです。つまり、このようなお粗末な行動は、相手にも見られています。

内容を絞り挨拶を忘れない

質問をする場合には、必ず挨拶をしてからうつらなければいけません。内容は簡潔にします。質問が複数にわたれば、何を答えるのか困ります。できるだけ簡潔に何を聞くのかはっきりとさせましょう。
前の人がどのような質問をしたのかも理解しなければいけません。仮に同じような質問を繰り返すなら、内容がないと判断される可能性が高まります。時間だけをロスする形で気をつけなければいけないポイントです。

就活の質問とマナー

就活の質問でNGなのはこれ

就活の質問でやってはいけないNGのポイントは理解しておく必要があります。後で気が付いても取り返しはできません。難しいことではなく、よく考えれば当たり前のレベルのことなのです。

分かることは聞かない

質問をする場合にはわかることは聞いてはいけません。端的な例で言えば、会社の名前を聞くのと同じだからです。
例えば相手の企業の名前の正式名称がわからなかったとします。自分で調べればすぐに答えが見つかるでしょう。大事な時間を使って質問にする意味はありません。それよりも事前に調べてこなかったことがマイナス評価につながります。
このように自分で調べることで判断できる情報は、質問にはふさわしくないのです。確認の意味を込めて改めて質問する場合もありますが、これは就活では使わない手法です。

熱意のない質問はしない

質問には必ず熱意が伝わります。何を聞きたいのかハッキリさせるだけではなく、就職したい熱意が伝わらなければ、質問の機会をいただいた意味がありません。
よくある質問として、定時で帰れる仕事なのですかといったものがあります。企業側から見た時に、これから先熱意を持って取り組んでくれると思えるでしょうか。質問をするだけではなく、質問を受ける立場としてどのように捉えるか考えなければいけません。
熱意のない就活生の相手をするほど、企業は時間を持て余してるわけではないのです。もっと真摯に捉え、質問の機会を生かす必要があります。

就活の質問でNGなのはこれ

就活の質問差をつけるポイント

就活の質問は、内容によって大きな差をつけるポイントになります。周りにいる就活生は味方とは限りません。隣の人が入社できても自分が落とされる可能性は必ずあります。質問がどのような影響を与えるか、考えた上での行動が問われるのです。

エントリーシートで分かりにくいところの参考

会社説明会などでは、まだ細かな情報が伝わっていない可能性もあります。就活のスタート地点ともいえる状態で、これから様々な活動をしていかなければいけません。
例えばエントリーシートの作成も必要になるはずです。しかし、どの設問も簡単にわかるわけではありません。素直に取れるものもあれば、難解で分からない部分も出てくるはずです。
質問する機会があれば、分かりにくいところの話を聞けます。どのような答えを導き出すべきか参考にできる時間なのです。
もっと突き詰めていけば、予想される情報を先に質問することもできます。どのような答えが返ってくるかによって、エントリーシートの作り方も変えることができるのです。

志望動機のヒントをつかむ

エントリーシートや履歴書などでは、志望動機を書きます。実際に強い希望があってその企業を選んでいるのであれば、その気持ちを伝えることで志望動機に迷う必要はありません。ですが、誰でもそのような意思を持って企業を選んでいるとは限らないのです。
企業説明会などで、少しでも興味を持った場合には、当該企業がどのような人材を欲しているのか知らなければいけません。そこにマッチできないようであれば、入社する機会はないからです。このヒントをもらえるのが質問です。
さまざまな角度から質問することができるのなら、狙っている最適解が見えてきます。どのような人材を欲しているのか、それに適した志望動機が作れるか、この時間にかかっていると言ってもいいでしょう。大切な時間として活用しなければいけません。

就活の質問差をつけるポイント

まとめ

質問はただ疑問に思ったことを聞くだけではありません。質問という行動自体を評価されているからです。
企業側は様々な角度から就活生を見ています。その結果により自社の将来像に対しマッチするか判断しているからです。質問する姿勢や内容からわかることはたくさんあるのです。その機会を逃す必要はないのですから、積極的に動いてチャンスを掴まなければいけません。

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