圧迫面接とは?

圧迫面接とは、面接時にあえて意地悪な態度をとって就活生のストレス耐性を図ろうとする面接のことです。
今となっては圧迫面接にどう対処するかについての書籍なども多く出回っている程です。
また、書籍によっては、圧迫面接を行う会社はブラック企業だから入社しないほうがいいといった内容が書かれているものも出版されているくらいです。こうしたこともあって、今となっては時代錯誤といった意見もあります。
面接を受けた印象で、その会社の選考を続けるか辞退するか決まってしまうことは事実ですが、会社によってはストレス耐性が必要な場合もあるので圧迫面接の形式を未だにとっているところがあるのが実情です。

圧迫面接の代表例とその意図・背景

では、何故圧迫面接をするのか。。。

面接官が圧迫面接を行う背景として、近年の若者の早期離職が挙げられます。採用した学生がいくら優秀だったとしてもストレス耐性がないためにすぐに退職してしまっては企業側としても採用コストが無駄になってしまいます。
社風によってはどうしてもストレス耐性が必要な職場があったりもします。

こういった背景があって企業側は面接の段階であえて就活生にストレスを与え、実際にストレスがかかった状態でのパフォーマンスを試そうとしているのです。

圧迫面接にはざっくりと下のようなものがあります⇩

就活生のストレス耐性を見るため

(例1)”うちに向いてないなんじゃ?”と言われた

ストレスがかかった状態でのコミュニケーション能力を図るため

(例1)自分の意見をネチネチ否定された

ストレスがかかった状態でどのくらい柔軟に考えることができるか

(例1)大声で怒鳴られた

とっさの判断ができるか

(例1) 常に”なんで?どうして?”と聞かれた
(例2)怒り口調で質問をしてきた

そもそも面接で怒鳴ってきたり圧迫してきたり高圧的な態度をとってくること自体おかしいので”わざと”そういった態度で接しているだけなのです。

なので、上記のような態度をとられたとしても

決して自分が悪いわけではない
あえて粗探しをしようとしている

という2点を意識して圧迫に屈することなく正々堂々と普段通り回答すればいいのです。こうしたことが高評価に繋がりやすくなります。

*面接官に圧迫の意図がない場合

もちろん、”単に面接官の態度が悪いだけ”という場合もあります。こういった場合は圧迫面接ではなく、面接官が未熟で訓練が足りていません。

こういったケースを圧迫面接と勘違いして変に緊張してしまって本領発揮できなくなってしまってはもったいないです。

「圧迫面接」への対処法

では、圧迫面接に対しての有効な施策とはどのようなものがあるのでしょうか。具体的な特徴が分かってしまえば、事前に対策することが可能です。今から受ける面接が圧迫なのか普通の面接なのかは誰にも分かりません。

あらかじめ自分の回答を作っておく
自分の作った履歴書、エントリーシートに対して面接官が聞いてきそうな質問を想定し、その答え、さらにその先の答えを用意しておくようにしましょう。

自分自身のことはよく分からないものです。できれば友人や家族などに自分の作ったエントリーシートを見てもらって突っ込みどころをリストアップしておくのもいいでしょう。

質問されそうな内容をリストアップしておく
面接中、いざ高圧的な態度をとられると、特にメンタルの弱い人はどう対処していいのか困ってしまうものです。さらに想定外の質問をされてしまうと何も答えられなくなってしまって最悪の結果になってしまうケースも考えられます。

そこで、想定外の質問をできるだけ潰しておくのがいいでしょう。面接官がしてきそうな質問をあらかじめ書き出しておいて想定外をなくしておきましょう。

質問にスラスラと答えれるように練習しておく
特に圧迫面接の場合、返答がもたついてしまうと面接官は待ってくれないケースが殆どです。

相手に合わせる姿勢は社会に出てから求められるので、面接官がしてきた質問に対してはスラスラと答えられるよう、一人になったときなどに自分で練習しておきましょう。

悪意があるのではなく、あえて高圧的に接しているのだと理解しておく
面接で高圧的な態度をとられると、場合によっては自信を無くしたり怒りを覚えたりしてしまいます。

面接官も心から高圧的な態度をとって圧迫してやろうと思っているのではなく、仕事の一環として仕方なくそういった態度で接しているのだと理解することです。
面接官としてもせっかく面接に足を運んでくれたのですから意地悪な態度をとってやろうとは思わないはずです。

不快な表情、困った表情を表に出さないようにする
圧迫面接には様々な種類・目的があります。社会に出ると理不尽なことや納得のいかないシーンに多く直面します。

こういった時に感情的な態度をとってしまうと、入社したとしても納得のいかないことに耐えれず辞めてしまうのではと思われてしまいます。

先輩たちの圧迫面接体験談

話を何度も深堀りされた
・履歴書に書いた内容について、不必要なまでに詮索され、不都合があればその都度高圧的に文句を言われた。(男性/21歳/大学4年生)

自分が喋った内容を全て否定された
・~についてどう思うと聞かれたとき、自分の意見を言っただけなのに真っ向から否定された。(女性/22歳/大学4年生)

高圧的な態度をとられた
・面接が終始高圧的だった。(男性/21歳/大学4年生)

容姿・性格についてとやかく言われた
・自分の性格について、面接官の気に入らない部分を具体的にダメ出しされた。(女性/22歳/大学4年生)

圧迫面接に感じても、冷静に対処しよう

圧迫面接を受けていると、どうしても”怖い”、”悔しい”、人によっては”むかつく”など人によって抱く感情は様々ですが負の感情を抱くことは間違いありません。

ここまでは圧迫面接についての意図と対処法についてみていきました。十分に対策を行った後は心構えが大切です。

では実際に本番の面接ではどのような心構えで臨んだらいいのでしょうか。

面接官はお客様と考える
否定されても受け流す
言葉に詰まることなくハキハキと答えるよう心がける
目線を逸らさない

実際に面接で高圧的な態度をとられた場合、上記を意識して冷静に対処しましょう!

まとめ

今回は企業が圧迫面接を行う理由とその背景について解説するとともに対策方法についてまとめました。面接官としても決して意地悪をしてやろうだとか陥れてやるといった気持ちでこういった態度をとっているわけではなく、社会に出たときのストレス耐性を見ているだけです。
もし面接で高圧的な態度をとられたとしても迅速にハキハキと答えるようにしましょう。また、その会社がストレス耐性を必要とする環境であるのか見極める一つの指標になるともいえます。

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