そもそも就活NNTとは?

就活「NNT」とは「Nai NaiTei」、つまり「無い内定」という意味です。内定が貰えたことを意味する「内々定」にかけて、内定がまだないことを自虐的に表す言葉です。
主にSNSで使われるネットスラングで、例えば「#22卒NNTと繋がりたい」など、同じ状況に置かれている就活生と繋がるために使われたり、自分が無い内定であることを暗に示すために使われます。

そもそも就活NNTとは?

就活NNTになってしまう原因とは?

周りが内定を持っている中で、自分だけ内定が貰えていない状況はなんとしてでも回避したいはずです。では、就活NNTになってしまう原因は何なのか、確認していきましょう。
 

①志望動機がない・薄い

志望動機が無かったり、薄かったりすると、ESや面接の内容に表れてしまいます。面接官は採用試験を何度も経験しているため、本当の気持ちで言っているわけではないなと感じ取ってしまうのです。「貴社の商品が好きだから」や「貴社の理念に共感したから」など企業の良い点だけを褒めるのではなく、自分がどんな体験をしてきてどう思ったから入社したいのか、自分の価値観と会社のどこが合うと思うのかなどを、ロジカルに具体的に説明する必要があります。
 

②大学時代に取り組んだことが話せない

大学時代に力を入れたこと、いわゆるガクチカは、面接の中で一度は聞かれる質問です。
ガクチカを話せない人の特徴としては、自分には学生時代に力を入れたものが特に無く、人に話せるような胸を張れる経験はしていないと考えている人です。
しかし、企業側も就活生の輝かしい経験の自慢を聞きたいわけではなく、その経験を受けてどう感じ、どう考え、どう行動に移して、どういう結果が出たのかをロジカルに聞きたいのです。つまり就活生の個性や行動指針、能力を総合的に見ているのです。
ですからガクチカはインパクトがなくても大丈夫です。その取り組みに対してどのように向き合って何を感じたのかを説明し、あなた自身の人柄が見えれば企業は評価をしてくれます。
 

③行きたい企業・業界がない

行きたい業界や企業がない就活生は、なんとなく大手企業をエントリーして、なんとなく面接を受けた結果、落ち続けてしまい、NNTになってしまう可能性が高いです。原因としては、行きたいという気持ちがないため頑張ることが出来ず、志望動機も生み出せないことが挙げられます。
その場合の解決案として、就職浪人をしてじっくり考えなおす事も挙げられますが、その前に自己分析をしっかりやり直してみましょう。自己分析を通して本当にやりたいと思うこと、働くうえで何を大切にしたいと思っているのかがわかった結果次第で、就職浪人に切り替える選択、もしくはこれからまた頑張るという選択ができるようになります。なんとなく就職浪人しても、1年後にまた同じような状態になっているかもしれないです。
 

④大手企業至上主義

NNTの原因として、大手にしか行きたくないというこだわりがあります。

大手企業至上主義の学生は、自分の中の評価軸が、他人による客観的な意見(大手企業に入社してすごい!)に左右されてしまう、向上心や自尊心の強い学生が多いです。

しかしそれは今まで培ってきた性格であり、変えることのできない長所であり短所なのです。プライドを守るために努力できるタイプなので、今まで力の入れる方向が間違っていたのかもしれません。恥を覚悟で大学の就職支援課に相談に行ったり、就活エージェントに相談したりしましょう。もしくは「大手」の枠にとらわれずに企業を探して、エントリーしてみると意外にすぐに内定が取れるかもしれません。
 

⑤そもそも働きたくない

NNTになってしまう原因の1つに、就職する気がないという事が挙げられます。親や周りの人の同調圧力によって、一応就活らしきことはしているが、心の中では本当は就職したくないと思っているのです。そんな、やる気のなさは人事側も当然感じ取ってくるので、面接を通過するのは難しいでしょう。

就活NNTになってしまう原因とは?

就活NNTから脱却するためには?

NNTになってしまう原因について紹介してきましたが、そんな原因が当てはまった人は具体的にどうすればNNTから脱却できるのか、これから解説していきましょう。
 

NNTは挫折経験!ポジティブに考え直そう

就活はハングリー精神やバイタリティのある人が成功するきらいがあります。今までの人生で特につまづいたことも、不自由な事もなく、思い通りに人生が進んできた学生にとって、NNTという思い通りにいかずに弱者的な状態は初めての経験で混乱しているでしょう。

ところでそういう学生は、挫折経験などがあまり浮かばないのではありませんか?そうです、これが挫折経験です。この経験があるからこそ、これから何かをする上での価値観や行動指針が備わっていきます。就活が終わった後に自分が思い描くエピソードになるように、この挫折を乗り切るゲームにしましょう。ロジカルに挫折を乗り越えた経験は大きな糧となります。
 

今までの就活と向き合い、落ちた理由を考える

今までの選考や面接で、何が原因で落ちてきたのかをゆっくりじっくり落ち着いて考えてみましょう。焦る必要はありません。NNTから脱却するためには、これまでの面接を無駄にしないで糧にすることが大事です。受けた企業を紙に書き出して、それぞれの志望動機や自己PR、ガクチカの内容など振り返ってみましょう。論理的な文章になっていますか?自分の人柄や価値観が伝えられるものになっていますか?
いくつか予定している面接をキャンセルしてでも、落ちた原因を探って改善を試みましょう。
 

自己分析をやり直す

NNTの原因のいくつかは、自己分析ができていないという前提があります。自己分析をして自分をしっかりと理解することで、自分が何をすべきなのか、何をしたいのかが明確になります。また「志望動機」や「自己PR」「ガクチカ」すべての根幹にあるのが自己分析です。どの問いも、過去の出来事とそこで何を考えてどう行動したかを具体的に述べる必要があります。つまり自己分析をしっかりできていないと、面接で聞かれる事柄の完成度が低くなってしまいます。
自己分析を通して自分を見直したうえで、就活をやめる決断をするのも選択肢の一つです。自分を大事にして、自分の価値観に従いましょう。

就活NNTから脱却するためには?

まとめ

今回は就活NNTが一体何なのかや、NNTになってしまう原因、そこから脱却する方法などを解説してきました。NNTは精神的にとてもつらい状況だと思います。しかし考え方1つで気持ちが楽になったり、上手くいくように転がっていったりするものです。「この企業がダメなら留学しよう!」など割り切ってしまうと意外に内定が出たりします。とにかく今までと何かを変える必要があるのは間違いありません。自分から逃げないで頑張ってください。

まとめ

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