そもそもホワイトって?

一言でいうと「社員を尊重し大事にする会社」です。
社員一人一人が将来に希望をもって安心して働くことができるように、
福利厚生、労働時間(残業時間20時間未満)、離職率(3年以上働いている人の数)、有給消化率、女性への待遇が整っていることです。
これを兼ね揃えた会社がだいたいホワイトと言われます。

どうやって探すかというと、3つの観点から読み取ることがオススメです。
①オープンワークのデータを参考にして、社員の口コミや会社評価をみること。
②企業のHPなどから3年間の離職率をみること。
離職者が少ないほど定着率が高く、働きやすい会社と考えられます。
③帝国データバンクの企業信用調査から企業の経済状況を把握すること。

ホワイトな業界の共通点

ここからは、上記のような待遇が得られる業界の特徴を解説します!
ズバリ!!新たな市場や事業分野への進出をしようとする会社にとって障壁が高い業界です。参入障壁が高い業界とは、政府による規制や企業のブランド力、資本の大きさ、流通方法などです。
政府から認められた、守られた国策系の会社やタンカーやビルなどたくさん資本が必要なデベロッパーや物流などは、競合他社が生まれにくく、自分たちに価格の決定権があるからこそ長期的に高い利益を保つことで楽してでも儲かるような仕組みができます。

ホワイトな業界7選

①公務員(国家公務員・地方公務員)
国がつぶれない限り必ず給料がもらえて残業代もしっかりでます。安定していて育児に対する制度も充実しており女性にとっても働きやすい環境が整っています。

②食品業界
食は生きていくうえで必要不可欠なため景気に左右されることがあまりないです。化学系同様工場を建てたり商品開発をしたり食品業界は大量の資金や時間が必要なためなかなか食品業界で起業しようとする人がいないため、競合が少ないとも言えるでしょう。
企業例:明治、味の素、キリンなど

③インフラ業界
生活に必要で景気にあまり左右されることがありません。ガスや電力なら東京電力、通信ならNTT、鉄道ならJRなどもともと元国営だからこそ社会の基盤となり常にニーズがあります。既にブランドができているからこそ参入障壁が一番高いと言われています。

④航空・海運業界(物流)
世界との貿易の需要がこれから高くなり、事業をするには国からの許可が必要なため新たな参入も難しいです。コロナの影響で旅客は減っても輸送はしているので労働状況が悪くなりにくいです。
企業例:JAL、商船三井など

⑤石油・石炭業界
日本で企業数がとても少なく政府からの支援を得ている業界だからこそノルマに追われて荒々しい雰囲気は一切ない社風です。
企業例:JXホールディングス、コスモ石油など

⑥化学系の業界
科学系は工場を建てて研究開発する際とてつもないコストがかかるので、新たに会社ができることが滅多にありません。セラミックなど中小も比較的お金が高く新商品の誕生も少ないので営業がしやすく一度取引が決まると長期契約してもらえるので売り上げも安定しています。
企業例:旭化成、三菱ケミカルホールディングスなど

⑦私立大学の職員
一番穴場のホワイト業界です。教務課など規則通りに仕事して規則通りの時間に帰ることができ仕事量もそこまで多くないです。ブランド校だからこそ営業をしなくても人数が勝手に集まり新規参入が難しいため競争がほとんどありません。

最後に

いかがでしたか。

就活は情報収集をできるだけたくさんして自分にとってベストな選択をすることが大切です。
業界がホワイトだったとしても企業はホワイトではない可能性ももちろんあります。
なので、視野を広げてたくさんの業界を分析したらしっかりと企業分析を行い差別化して自分に合うかどうか判断していきましょう。

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