【3種類】インターンシップの選び方

インターンシップは企業によって、開催期間、開催形式が異なります。自分が志望する業界や企業が明確に決まっている場合は、その企業のインターンシップに参加すれば問題ありません。一方で、まだ自分の興味のある業界が決まっていない、やりたい仕事が分からない場合は、複数のインターンシップに参加して、自分の適性を見極めていきましょう。しかし、学生は授業やバイトがあるため、参加できるインターンシップの数にも限りがあります。有意義なインターンシップの時間を過ごすためにも、自分の目的にあったインターンシップを選んで参加したほうがいいでしょう。

業界・企業で選ぶ

少しでも興味のある業界があれば、まずは、その業界のインターンシップに参加してみましょう。いくつか興味のある業界があるのであれば、できるだけ多くの業界のインターンシップに参加することがおすすめです。そうすることで、自分の向き不向きが分かってきて、目指したい業界を絞れるはずです。
また、「営業がやりたい」と志望の職種が決まっていても、志望する業界が決まっていない学生もいるかと思います。その場合も、その職種を柱にさまざまな業界のインターンシップに参加し、幅広い経験を得ることをおすすめします。

世の中にある仕事を、その役割ごとに大きく分けると以下の8つに分類できます。

①メーカー…自動車、食品、飲料、科学、化粧品など様々なものを生産する企業
②商社…あらゆる商材を扱って、売りたい相手と買いたい相手を結び付け、取引の仲介をする
③流通・小売…モノを消費者に売る
④金融…お金を動かすことで、人の暮らしや商売の便宜を図る
⑤サービス・インフラ…生活を豊かにする形のないモノを売る
⑥ソフトウエア・通信…必要とされる情報に付加価値をつけて扱う
⑦広告・出版・マスコミ…メディアを通じて多くの人々に多様な情報を届ける
⑧官公庁・公社・団体…国や地方公共団体などの公的な事業を行う

業界・企業で選ぶ

実施期間で選ぶ

1dayインターンシップ

1日だけで完結するインターンプログラムを「1dayインターンシップ」と呼びます。
代表的な開催形式には企業の説明会や短時間のグループワークなどがあります。短期・長期のインターンシップに比べて参加のハードルが低いのが特徴です。応募の先着順やテスト等をクリアするだけで参加することができます。
1日で業種や職種について簡単に知ることができるため、「忙しくて時間がない」「たくさんの企業を見てみたい」という就活生におすすめです。

【メリット】
・参加のハードルが低いため、さまざまなインターンシップに参加することで、自分の適性を明確にしていくことができる
・拘束時間が短いので、興味があるインターンシップに気軽に参加できる
・業界研究に役立つ情報を短時間で手に入れられる

【デメリット】
・実務スキルがほとんど身に付かない
・内定に影響する可能性が低い

短期インターンシップ

短期インターンシップは、1週間前後のインターンシップのことです。主に夏休みや冬休みなど学生の長期休みの時期に開催されます。企業理解を深めることが開催目的であることが多いため、実務を体験できることはほとんどありません。プログラムの内容は、グループワーク、ディスカッション、講義が中心となります。

【メリット】
・学校の休暇中など参加しやすい時期に開催される
・期間が数日から長くても1週間ほどなので学業と両立がしやすい
・活躍次第で、本選考での面接が免除されたり、内々定が出る可能性もある

【デメリット】
・実務を体験できない可能性が高く、実際の職場の雰囲気をつかみづらい
・倍率が高くて参加できないこともある

長期インターンシップ

主に3か月以上のインターンシップを長期インターンシップと呼びます。中には、年単位でインターンシップを実施する企業もあります。長期インターンシップは、実際の業務を体験できる場合が多いです。そのため、職場の雰囲気が分かりやすく、入社後のイメージがつかみやすくなります。また、実務をこなすので、給与が発生する企業がほとんどです。

【メリット】
・実際の業務に携われることもあるため、入社後のミスマッチを防げる
・自己PRや志望動機のアピール材料になる
・活躍次第で、本選考での面接が免除されたり、内々定が出る可能性もある

【デメリット】
・「週に〇日以上」「1日〇時間」といったように勤務時間が定められていることもあり、学業との両立が難しい
・募集数が少ない

実施期間で選ぶ

プログラム内容で選ぶ

会社説明・セミナー型

会社説明会と同じように、社員による業務内容や、業界の状況などの説明が主な内容となるプログラムです。1dayインターンシップはこのような開催形式であることが多いです。就活準備として、視野を広げたり、業界や企業の知識を深めたい人におすすめです。

【メリット】
・1dayが多いので気楽に参加できる
・会社の概要を理解できる

【デメリット】
・自分をアピールできる機会はほとんどない
・面接はしっかりとはないので練習にはあまりならない
・会社の仕事については体験できない

プロジェクト型

学生に課題を与え、その課題に対する解決策について、グループワーク、グループディスカッション、プレゼンテーションを行うプログラム。与えられたテーマを処理する能力が求められます。課題は企業によってさまざまですが、主に実際の業務で生じる課題の解決方法など、実際の仕事に近いテーマを扱います。

【メリット】
・自分の能力をアピールできる
・他のインターン生と情報交換できる
・人事とコミュニケーションが取れる

【デメリット】
・課題をこなすことが主となり、実際の業務を体験できない

就業型

実際に企業の職場に通って業務を体験するインターンシップです。この開催形式は、主に長期インターンシップで行われます。実際の業務に携わることができるので、入社後に即戦力になれるようなスキルを身につけることができます。

【メリット】
・自分の能力をアピールできる
・他のインターン生と情報交換できる
・実際の仕事に関わり、社会人としての経験が積める

【デメリット】
・拘束時間が長い
・平日の拘束になるので時間がないとできない

プログラム内容で選ぶ

インターンシップの探し方

就活生が利用するインターンシップの探し方で最も多いのが「就職情報サイト」です。 その他にも、企業のホームページや合同説明会など探し方はいろいろあります。

・就活準備サイト

就職情報サイトの特徴は、幅広い企業から自分の興味のあるインターンシップを探せることです。
具体的な業界や企業が決まっていないにおすすめの検索方法です。サイトによって、大企業メインだったりベンチャーメインだったりするので、自分の興味にあったサイトを使うと効率よく探せるかと思います。

・企業ホームページ

就活情報サイトやアプリには、インターンシップの情報を掲載していない企業もあります。志望する業界や企業が明確に決まっている場合は、企業のホームページをチェックしてみましょう。インターンシップの情報が掲載されている可能性があります。

・学校のキャリアセンター

学校のキャリアセンターでは、単位として認められるインターンシップの情報など、就職情報サイトにはのっていない、キャリアセンターならではの情報を得られる特徴があります。実際にインターンシップを経験した先輩たちの体験談がきけたり、OBやOGと直接コミュニケーションを取ることができる場合もあります。

インターンシップの探し方

複数のインターンシップに参加したい

複数のインターンに参加したい学生が多いと思います。最近は就活の早期化が進んでいて、さらにリモートが増えた結果、応募数が増え、倍率が上がっています。複数のインターンに参加するにはその3~4倍の応募をしなければなりません。スケジュール確認をしっかりしたうえで、スケジュールごとの優先順位をつけて応募してください。

まとめ

インターンシップの選び方、探し方について紹介しました。インターンシップで何を経験したいのかを明確にすることで、インターンシップを選ぶのは楽しくなってきます。ぜひ目標を立ててスケジュールを完璧に埋めちゃってください!

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