オンライン・対面面接で異なるポイント!
オンライン面接とは、スマホやPCから、電話やWeb会議システムなどのツールを利用して実施する面接のことを指します。面接の内容は対面面接と差はほとんどありません。では、どんな点が対面面接とは異なるのでしょうか。
自宅で受験できる
オンライン面接の場合は、企業まで赴く必要がなく、自宅で受験できます。特に、地方在住の学生は、移動時間や交通費の負担も大幅に減らすことができて、東京の企業も受けやすくなるのではないでしょうか。
オンライン面接は自宅で受けれるメリットがありますが、面接時、音声が聞き取りにくかったり、タイムラグが生じてスムーズにコミュニケーションがとれないというデメリットもあります。そういったトラブルを最小限におさえるために、Wi-Fi環境を整えたり、周囲の騒音・雑音が入らない静かな場所を選んで面接を受けるなど、対策をしましょう。
画面越しのコミュニケーション
オンライン面接は、画面越しのコミュニケーションになります。画面越しのコミュニケーションで意識したいことは「聞き取りやすい話し方」と「視線は画面ではなくカメラを見る」の2点です。
オンラインでの会話は、マイクを通すことで、普段より声が通りにくく、予想以上に聞き取りにくかったり、聞こえなかったりします。そのため、声の大きさや、トーンや速度、間の取り方は十分に意識する必要があります。
オンラインで顔を見ながら会話を行なう場合、画面にうつる相手の顔をみている人も多いのではないでしょうか。画面越しの場合は、カメラを見て話すのが正解です。目線をカメラに合わせなければ、相手には別のところを見ている印象になってしまいます。視線は画面ではなく、カメラを見るようにすると、目が合って話すことができるので、面接官の印象アップにつながります。オンラインでの会話に慣れていない学生は、相手と目線を合わせることが難しいかもしれませんので、事前にカメラを見て話す練習を行っておきましょう。
オンライン面接の流れとマナー
基本の流れやマナーは対面式の面接時と同じです。
面接官は、服装やメイク、髪型など、カメラ越しではありますが、しっかりチェックしています。対面式と同じく、スーツを着用する、髪が長い方は一つに結ぶ、ひげをそる、など身だしなみを整えて面接に挑みましょう。
カメラに映らないから大丈夫だろうと思い込み、上半身しか服装や身だしなみを整えないなども避けてください。面接官から、全身を映すように言われる可能性もあります。カメラに映っている、映っていないにかかわらず、上半身も下半身も面接を受けることに適した服装や身だしなみを心がけてください。
前日~最終チェック~
オンライン面接のツールは、数多くの種類のものが展開されており、企業によって使用するツールが異なります。使用するツールによって、接続の手順が異なったり、アカウントの作成が必要だったりするケースもあるので、直前で慌てないように事前に使い方を確認しておきましょう。
万が一に備え、緊急時の連絡方法を企業に確認しておきましょう。
面接開始時間になっても正常に動作しないことや、接続トラブルやエラーのせいで、いきなり通信が途絶えてしまうこともあります。いざというときのために、トラブル発生時にどうするかを事前に確認しておくといいでしょう。
開始前~心構え~
面接開始の10~15分前には、機器のセッティングやツールの接続準備を完了して、パソコンの前でスタンバイしておきましょう。余裕を持って準備することで、落ち着いて臨むことができますし、機器や接続トラブルにも対応できます。スタンバイ前に確認すべき点は、以下の通りです。
【チェックポイント】
①Wi-Fi環境:カフェなどの公衆Wi-Fiは不安定なので、途切れる心配のないWi-Fi環境や有線LANケーブルがある場所を選べているか
②背景の写り込み:ポスターや装飾品が入り込まないように注意。シンプルな壁やカーテンが背景になっているか
③充電:面接前にフル充電されているか要確認!
④映像の確認:顔が暗くなりすぎていないか、胸から上がバランスよく映っているか確認
⑤周辺環境:雑音が入らない、静かな場所を選べているか。大学や家族がいるリビングルームは避ける
また、5~10分前には使用するツールに接続しておくことをおすすめします。ツールへの接続は、早くても遅くても印象を悪くしてしまう可能性がありますので注意しましょう。接続が完了したら、面接官が接続するまで静かに待機しましょう。
本番~web面接の流れと種類~
接続した瞬間から、相手に音声もつながっているので、笑顔でハキハキと明るい挨拶をしましょう。「初めまして、◯◯大学の〇〇です。本日はよろしくお願いいたします。こちらの音声は聞こえておりますでしょうか」と挨拶しながら、音声の確認をするとスムーズです。対面の面接では、面接開始時と終了時に立ってお辞儀をすることが多いですが、オンライン面接で無理に立つ必要はありません。
オンライン面接中に意識してほしいことは「目線」です。どうしても画面の中の面接官の顔を見て話してしまいがちですが、面接官の顔ではなく、カメラを見るようにしましょう。画面で相手の目を見ているつもりでも、目をそらしているように受け取られる可能性があります。
・トラブルがおきても焦らない
どれほど念入りに接続環境をチェックしていたとしても、不測の事態は起こるものです。こちら側だけではなく、企業側でトラブルが起こるケースもありますので、なにか起こったときはまず「焦らない」ことを心がけてください。焦らず冷静に対応できることが、トラブルを乗り越えるポイントです。数分たっても画面がフリーズしたままだったり、企業側から何も連絡がない場合は、緊急連絡先に電話をしましょう。
・個人面接ではなく、集団面接の場合もある
オンラインでの集団面接も増えてきています。「個人面接だと思って、使用ツールに入室したら集団面接だった」ということもありますので、面接方法を事前に調べておくことも重要です。自分の確認不足で、通信が悪く入退室を繰り返してしまい、他の就活生に迷惑をかけてしまうことがないように注意しましょう。
退出
面接終了後、退室の指示がない場合は、面接官が接続を切るまでそのまま待ちましょう。
最後の挨拶が終わっても、まだ面接官に顔が見えている場合もあるので、画面が消えるまで笑顔をキープしましょう。
対面面接の流れとマナー
対面面接の場合は、部屋の入退室方法、椅子の座り方、お辞儀など、基本的なビジネスマナーを事前にしっかりと確認しておきましょう。
前日~最終チェック~
「スーツにシワができていないか」「ワイシャツや靴に汚れが付着していないか」など、オンライン面接の時よりも、細かいところまで身だしなみをチェックしましょう。面接での遅刻は厳禁です。前日までに、面接の持ち物をしっかりと準備をして、当日の朝にバタバタしないよう余裕をもって出かけられるようにすることが大切です。
開始前~心構え~
集合時間の指定がない場合は、面接開始10分前くらいには会場に到着するようにしましょう。30分前など、あまりに早く到着するのは、企業側に迷惑となりますので注意してください。早く到着しすぎてしまった時は、面接会場付近のカフェなどで最終確認や気持ちを落ち着けるなどしてもよいでしょう。
本番~対面面接のマナー~
入室の仕方は、第一印象の良し悪しを大きく左右します。第一印象が良ければ、その後の面接も好印象で進めることができるので、マナーはしっかりとおさえておきましょう。
①ドアを3回ノックする
②部屋の中から「どうぞ」と声がしたら、ドアの外で「失礼いたします」と返事をして、入室する
③入室したら、まず面接官に向かってお辞儀をする
④椅子の横に立ち名前を伝える
⑤面接官から「どうぞ」と着席を促されたら、姿勢を正して「失礼します」と言い、一礼してから着席する
退出
①椅子に座ったまま「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」お礼を伝える
②立ち上がり、椅子の横で再度お辞儀をする
③ドアの手前で面接官のほうへ振り返り、「失礼します」と言ってもう一度お辞儀する
④ドアを静かに開閉し退室する
まとめ
オンライン面接と対面面接について説明しましたが、いかがでしたか。面接内容にほとんど違いはありませんが、確認するポイントなど細かい部分で異なる点があります。自分が受ける面接では、どんな対策をしたらよいかを把握し、面接に挑みましょう。
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