面接が苦手に感じる3つのタイプ
大前提として、面接が得意な就活生はそう多くありません。自分の将来がかかっているわけなので、緊張したり、不安を感じたりするのは、当たり前のことです。たしかに、「もともと人と話すことが好き」「論理的に話すことが得意」など、結果的に面接に通りやすい人はいるかもしれませんが、そういった就活生が必ずしも「面接が得意」と思っているとは限りません。一番の問題は、苦手だからといいわけをして、面接通過のための努力を怠ることです。
面接が苦手に感じてしまう就活生には、大きく分けて「緊張してしまうタイプ」「コミュニケーションに不安があるタイプ」「心配性タイプ」の3つのタイプがあります。それぞれの原因にあった対策を下記にて解説していきます。面接が苦手だと感じる人は、自分がどのタイプなのかを把握し、自分にあった面接対策をしましょう。
緊張してしまうタイプ
面接に苦手意識を持つ就活生の中で、最も多い理由が「緊張」ではないでしょうか。「もともと緊張しやすい」「目上の方と話し慣れていないため緊張してしまう」「面接官から想定外の質問をされると緊張してしまう」など、さまざまな原因で緊張してしまい、面接で上手く話すことができない。そうした経験から、どんどん面接への苦手意識が高まってしまうこともあるでしょう。緊張しやすい方に多い特徴を下記にて紹介します。
早口になってしまう
「素早く答えなければと思い焦ってしまう」「沈黙がこわい」「準備していた内容を話しきることに夢中になっている」など、さまざまな理由で早口になってしまう就活生も多いでしょう。
人見知り
友人や知り合いであれば普通に話せても、初対面の人と話すのは苦手という就活生も多いです。毎回違う面接官と話をすることが苦痛で、苦手意識を持っている場合があります。
緊張してしまうタイプの対処法
ゆっくりを意識する
緊張している場合、自分が早口になっていることに気が付かないこともあります。意識しないと早口になってしまうので、話すスピードは、自分が思ってるよりも3倍ほどゆっくり話すよう心がけましょう。また、話すスピードだけでなく、入室時の動作やはじめの挨拶を、意識的にゆっくりしてみましょう。ゆっくりと動作することで、気持ちを落ち着かせることができます。
家族や友人と練習する
家族や友人と面接の練習をしましょう。経験を積むことで、自信がつき、緊張もしなくなってきます。初対面の人と話すことに緊張をしてしまうという人は、就活エージェントや大学のキャリアセンターなどの面接対策を活用し、練習をしてみてはいかがでしょうか。同じ人と練習をするよりも、多くの人と練習をしたほうが、さまざまなパターンを経験することができるのでおすすめです。家族や友人で質問にスムーズに答える練習をし、就活エージェントなどで、本番を意識した面接の練習をするなど、使い分けるのもいいでしょう。
緊張をワクワクと錯覚させよう
例えば深呼吸は、心臓のドキドキを落ち着かせようとする行為ですよね。しかし、眠りたいと思うと眠れないというように、逆効果の場合もあります。そこで、緊張のドキドキを、ワクワクに転換させる方法もあります。「これは緊張しているんじゃない。ワクワクして武者震いしてるんだ…!」とアニメや漫画のキャラになり切ったりすると、緊張が勝手にほぐれてくれることもあるでしょう。
コミュニケーション能力に不安があるタイプ
面接ではコミュニケーション能力は評価基準の一つですが、大学生の言う「友達が多い」などのいわゆる「コミュ力」のことではありません。面接では、「質問の意図をしっかりと理解して、要点をわかりやすくまとめ、的確に回答できること」を、コミュニケーション能力があるといいます。友達が多かろうが少なかろうが、面接では関係はありません。面接でコミュニケーションを苦手とするタイプの特徴は、下記の通りです。
話すこと自体が苦手
面接が苦手な就活生の中には、そもそも人と話すこと自体が苦手、特に初対面の人と話をすることを苦痛に感じる人もいるようです。
自分の考えをまとめるのが苦手
面接官の質問に対して、上手に答えることができないという人もいます。面接では、簡潔に要点をまとめて答える力が必要です。自分の考えを上手くまとめることができず、必要以上に長々と話してしまう自分に対して自信をなくし、面接が苦手になっていくケースが多いようです。
コミュニケーション能力に不安があるタイプの対処法
結論からしっかり順序だてて、フレームに沿って
面接では、結論→理由→具体例の順番で話すよう意識しましょう。
フレームにそって話すことで、要点をつかんだわかりやすい内容になります。また、フレームに当てはめることで、話の構成も考えやすくなりますので、自分の考えをまとめることが苦手な就活生はどんどん活用していきましょう。
内容で勝負
面接で最も大切なことは、自分の人柄や価値観、熱意をしっかりと伝えられるかどうかです。話すことが苦手な就活生は「話し方」よりも「話す内容」で勝負しましょう。もちろん、目を見て話せるかなど基本的なコミュニケーション能力は必要になります。しかし、「上手く話せなくて悩む」よりも、「面接で何を話すか」「自分が企業に対してどれくらいの熱意を持っているか」をアピールすれば、上手に話せなくても面接を突破できるでしょう。
心配性タイプ
自分の話に自信がない
「敬語の使い方間違ってないかな」「この説明できちんと伝わるかな」と、とにかく自分の話に自信が持てず、面接を苦手と感じる就活生も多いです。敬語は正しく理解していないと使い分けが難しく、とにかく丁寧に話そうとして二重敬語になってしまうこともあるため、注意が必要です。
失敗ばかり想像してしまう
「多少のミスも許されない」「上手くやろう」という思いが強く、かえってその思いがプレッシャーになり、本来の力が発揮できないケースもあります。
トラウマがある
圧迫面接をされたり、面接で何度も落ちた経験があると、また失敗したらどうしよう…と不安になりますよね。その経験がトラウマになり、面接に対して苦手意識を持ってしまう就活生は多いです。
心配性タイプの対処法
自己分析・自己PR・ガクチカなどを作ろう
面接で必ずといっていいほど聞かれる志望動機、自己PR、ガクチカや長所・短所はあらかじめ質問の回答を考えておきましょう。面接では、事前に準備していた答えを話せば問題ありません。定番の質問の対策ができていれば、だいぶ心の余裕ができます。準備不足だと、話が上手くまとまらず、焦って失敗してしまいます。そのため、定番の質問は準備しておくことをおすすめします。
就活エージェントに添削してもらう
他人から評価を得るだけで自信につながります。「失敗したらどうしよう」「話す内容が的を得ていなかったら…」と不安になってしまうと、失敗する確率も高くなります。多くの就活生を内定に導いてきた就活エージェントから、この回答で問題ない、伝わりやすいと評価をもらうだけで、自信をもって面接に臨むことができるでしょう。もし、改善点があれば、就活エージェントがアドバイスをくれます。
多少のミスは選考に影響しないことを知る
少し失敗した程度では、選考結果に影響しないことがほとんどです。面接の場で就活生が緊張してしまうことは、面接官も理解しています。大切なのは、ミスをした際の対応です。ミスをしてしまった際に、適切な対処法をとることで、むしろ好印象につなげられます。
たとえば、多少言葉がつまったり、言葉遣いを誤ってしまった際は、失敗を素直に認めて「申し訳ありません。緊張しており上手く話せませんでした」などと、正直かつ簡潔に謝罪を述べましょう。そうすれば、あなたの誠実さが伝わり、きちんと失敗を認められる人だと面接官からの印象も良くなるはずです。
まとめ
面接が苦手というだけで、就活をあきらめてしまってはもったいないです。自分の苦手はどこから来るものなのか、それをしっかりと探ることが改善への第一歩です。また、苦手だという意識が強くなればなるほど、さらに苦手さが増していきます。一番の解決策は、面接への苦手意識をなくすことかもしれません。
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