圧迫面接とは
就職活動における面接の手法の一つ
元々はアメリカで考案されたと言われている。
面接官が否定的、威圧的な態度であったり、意地悪な質問を繰り返して就活生にプレッシャーをかけるような手法。また、全く興味・関心が無い態度を長く続けることも圧迫面接に当たると言われている。
圧迫面接の具体的な例
・大声で怒鳴る
・就活生の回答に対して否定的なことしか言わない
・ため息や舌打ちなどの威圧的な態度を隠さずに見せつけてくる。
・ただ決められた質問のみをして、就活生の回答に興味関心を全く示さない。
こういった面接は、「圧迫面接」と言っても差し支えないでしょう。
本当に意図はあるのか?圧迫面接の目的
聞くだけで恐ろしい圧迫面接。
企業はなぜそのような面接手法を取るんでしょうか。
圧迫面接には圧迫面接なりの存在意義があります。
圧迫面接の目的3つ
①質問を繰り返し、本音を深ぼっていくこと
②学生のストレス耐性をチェックすること
③プレッシャーがかかる場面の対応力を見ること
「圧迫ではない普通の面接でもチェックできることじゃないの?」そう思った方もいらっしゃるでしょう。面接官の技量にもよりますが、基本的には圧迫ではない面接でもチェックできることばかりです。
ですが、圧迫面接を行うことで②や③の適性をより高いレベルで探ることはできますよね。(もちろん圧迫面接を推奨するわけではありません。)
圧迫面接じゃない?実は誤解してた普通の面接
圧迫だと思ってたけど実はそういう意図は無い場合もあります。
そういった時に「圧迫面接だ」と勘違いをして、緊張してしまっては非常にもったいないです!
「なんで?」とひたすら聞いてくる面接官
これは圧迫でないケースが多いです。
本当に面接官があなたの本音を探りたくて質問を繰り返しているケース
→聞き方が淡々としていれば、圧迫面接に感じてしまうかもしれません。ですが、面接官はあなたの本音や本当に伝えたいことを聞こうとして、「なんで?」や「なぜ?」という質問を繰り返している可能性が高いです。
面接官が自分の想像ではなく正しくあなたを理解しようとしているケース
→あなたの答えた情報だけで判断すると、面接官が想像を働かせて補わなければいけない部分がある場合に多いケースです。
面接官は面接を行う前段階の研修で、「面接官は想像や思い込みをしてはならず、学生が言った情報のみを参考にしなければならない」という教育を受けています。ですので、あなたが述べた回答だけでは情報不足という場合に「なぜ?」といった質問が繰り返されることが多いです。
表情が怖い面接官
単に普段からそういう表情のひとの可能性もあり!?
→あなたの周りにも表情が固く、周りから怖い人だという認識を持たれている人いませんか?面接官も1人の人間ですので、そういった表情が固い方の可能性もあります。
もちろん面接官としての適性の有無は気になるところですが、個性だと捉えておきましょう。
圧迫面接されやすい人?
同じ企業の面接体験談を見ていると、圧迫面接を受けている人とそうでない人両方の体験談が載っている場合があります。これは面接官が違っただけでしょうか?実は同じ面接官でも、就活生によっては圧迫面接を行ったり行わなかったりと面接スタイルを変えている人もいます。
「圧迫面接されやすい人」というのはいない?
圧迫面接を行う企業の大半は全員に圧迫を行っています。
そのため、企業側が人を選んで圧迫を行うということはあまり無いことでしょう。
ですが、「この子プレッシャーに弱そうだから確かめてみよう」とアドリブで圧迫面接に移行するケースがごく稀にあります
圧迫面接を受けやすい性格・態度の人というのは、実は少なからず存在しているのです。
アドリブ圧迫面接されないために
では、どのような学生が圧迫面接を行われやすいのでしょうか?
それは「ストレス・プレッシャーに弱そうな印象を与える学生」です。
入社後にストレスやプレッシャーがかかる場面は、非常に多く存在しています。
最低限のストレス耐性も無さそうという印象を面接官が抱いた場合、圧迫面接が行われてしまう可能性があります。
圧迫面接をされないためには、一体どうすれば良いのでしょうか?
・大きな声で元気よくハキハキと話す
・背筋を伸ばして姿勢を正す
・回答にあまり詰まらない
・自信を持った態度を示す
このようなストレスに強い人の態度を真似することで、突然圧迫面接を行われる可能性は低くなるでしょう。
圧迫面接の対処法
「実際に圧迫面接をされたら一体どうすればいいの?」
どのような準備をすればいいのでしょうか?
「これは圧迫面接ではない」と解釈し、いつも通りに振る舞う
圧迫面接に緊張してしまって普段通りの力が出せないという状況が一番避けたい事態です。
プレッシャーをかけられていると感じた時こそ深呼吸して、一度落ち着いてから回答を始めましょう。
質問には端的に答える意識
質問攻めされる理由は、聞かれた質問の意図を間違えて捉えて、意図に沿っていないズレた回答をしていることかもしれません。
具体的に話そうとすることで、結論がどこにあるのかが不明瞭になってしまうケースもあります。そうならないためにも、質問には端的かつ結論ファーストで答えるようにしましょう。
また、最悪の事態に備えて質問返し・質問攻めされてもいいように、詰められる想定もして回答を考えておくと万全の体制で面接に望めます。
圧迫面接でも冷静に対応しましょう
圧迫面接が一定数存在することや、圧迫面接にも意図があること、そして圧迫面接への対応の仕方をご紹介しました。
圧迫面接を受けた際に委縮してしまうことや、激情してしまうことは低評価に繋がる一番避けたいことです。
この記事を読んで心構えをすることで、仮に圧迫面接が行われた際にも冷静な対応が出来るようにしておきましょう!
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