理想の社会人像=ビジョンが必要な理由:それは幸せな人生を過ごすため

私が理想の社会人像=ビジョンが必要な理由。それは「幸せな人生を過ごすため」である。
なぜビジョンが幸せな人生に繋がるのか、その理由を達成までのプロセスで列挙していこう

【1】ビジョンを持つ事で真に自立した人生を過ごせるから
【2】達成するまで日々の生活が、ビジョンと直結した充実した時間になるから
【3】達成した「ビジョン」は幸せな状態であるはずだから

この3つについて順番に説明していこう。今回の記事では【1】【2】について説明していく。

【1】ビジョンを持つ事で真に自立した人生を過ごせるから

ビジョンを持つ事で自立した自分になれるとはどういうことか。なぜそれが幸せになるのだろうか。それは自立した生き方は自分の生き方をするということであり、自分の生き方をすることが幸せになるからである。

「会社人間」という言葉を聞いた事があるだろうか?これは「会社に依存して、会社が全ての人生の人」を表す言葉である。モーレツ社員とも呼ばれる事がある。この「会社人間」と呼ばれる人は「会社のビジョン」で働いている人、つまり会社に依存した人のこととも言える。もしかしたら本人は幸せ人感じるかもしれないが、そのような人は会社がないと幸せを感じる事ができない。そして他の人にも自分と同じように「会社人間」になることを強要するマインドを持っている。

今の成熟し人口減少で衰退していくと言われる日本、会社の倒産が当たり前のこの時代に、会社人間では幸せを感じる事は難しいと言わざるをえないだろう。幸せの達成方法の転換期にある現在は、個人個人がビジョンを持って自立した生き方こそが、幸せになるための方法と言えるのではないだろうか。

【2】達成するまで日々の生活が、ビジョンと直結した充実した時間になるから

ビジョンを持って過ごす日々というのは、とても充実した日になる。
どういうことか。それを理解してするために、マネジメントの父であり経営思想家のピータードラッガーがその本でも書いた「石切工のたとえ話」を例に出してみよう。

昔とある王国の石切場で働く3人の男がいた。彼らは同じような仕事をしているように見える。その彼ら一人ひとりに「いま何をしているのか」と聞いてみた。

第一の男は、「これで暮らしを立てているのさ」と答えた。
第二の男は、つちで打つ手を休めず、「国中でいちばん上手な石切りの仕事をしているのさ」と答えた。第三の男は、その目を輝かせ夢見心地で空を見あげながら「大寺院をつくっているのさ」と答えた。

これがビジョンを持っている人持っていない人の違いを明確に表している例だ。
みなさんはこの3人の男の話しを聞いてどのように感じただろうか?第一の男、第二の男、第三の男、それぞれ同じ事をして時間を過ごしているが、全く違う時間の過ごし方をしていることに注目して欲しい。
もちろん前回話したマズローの欲求を満たす事の大切さもここで合わせてお話ししたい。無理に第三の男になろうとすると、自分の現状と理想のギャップに苦しむことになる。第三の男ほどに大きく考えなくても良いのだ。第二の男が自分のビジョンでも良いし、第一の男の場合でも良いのである。

しかし第一の男とそれ以外の男の最大の違いは「達成した先の状態=ビジョン」がないことである。

それで充実した日々出来るかと言うと、この例からは残念ながらそのように感じないだろう。
ビジョンとはつまり、みなさんが取組む目の前の事に「目的」を与えてくれるものである。目的があって初めて日々充実した時間を過ごせるようになると言えるだろう。

おわりに

ここまでビジョンを持つことが幸せな人生になる理由の2つまでをご紹介してきた。次回の記事では3つ目の理由「達成した「ビジョン」は幸せな状態であるはずだから」の説明をしていこう。そしてどのようなビジョンを持って過ごしている何人かの内定者の例もご紹介する。
ぜひ次回もお読み頂きたい。

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