座右の銘とは

座右の銘という言葉は、かつては皇帝などが自分の右手側の席に信頼できる補佐役を座らせたことから来ています。つまり常に自分の心にとどめておいて自分の戒めや励ましにする言葉のことを指します。

実際に耳にする座右の銘の多くは、過去の偉人が発信したものや、有名なことわざだったりします。そういったものを自分の座右の銘とするのもいいですが、必ずしも著名人の言葉である必要はありません。

面接官が座右の銘を聞く意図とは

著名人の言葉である必要はないとはいっても、面接官が発する言葉には全て意味があります。意図を知ることで的確な質問にも答えを返しやすくなります。

面接官が座右の銘を聞く意図としては、下記のようなものがあげられます。

自分の中に軸があるか
任せられたときどう行動するか知りたい
社風に合っているかどうか
価値観が形成された経緯が知りたい

面接官は座右の銘を聞くことによって、行動の軸となるものが一体何なのか知りたいと思っています。何故なら社会人になると色々な場面で選択や決断を迫られる場面が多くなるからです。その際、決断の軸となるものを持っているかどうかは非常に重要なポイントとなります。言い換えれば、行動の規範となる原理や原則があるかどうかを面接官は知りたいのです。

こうしたものがあるのかないのかで仕事の仕方も大きく変わってくるというのも事実です。
自分の中に何か一つでも軸があれば判断に迷ってしまうような場面でも迷わず決断を下せます。

反対に、軸がない人は、決断しなければいけない場面に遭遇したときに判断があやふやなものになってしまうということも事実です。
こういったことから、就活生の価値観がどのように形成されたかは企業としても知りたいところです。

座右の銘を選ぶ際のポイント

座右の銘は基本的には自分の軸となるものを上手く伝えられるものが望ましいので、面接官に自分という人間を正確に伝えられるものを選びましょう。
面接官としては入社してから働いていく上で高調子な時だけではなく、困難にぶつかったときに就活生がどのような行動をとるのか知りたいのです。これらの点を踏まえた上で、座右の銘を選ぶ際のポイントとなる点を紹介していきたいと思います。

企業と関わりがあるもの

なるべく企業と関係するものにしましょう。例えるならば、明るく元気なイメージの会社があったとします。こういった場合は”できると思えば何でもできる”などのポジティブな答え方をした方がいいでしょう。

言葉にエピソードがあるもの

上手く答えられたとしても、説得力のあるエピソードがやはり必要です。自分が本気で信じて実践しているエピソードを盛り込みましょう。例えば七転び八起きなどの言葉がありますが、口ではそう言っていたとしても実際のエピソードがないと面接官には刺さりません。

例えば
“部活でずっとレギュラーになれず、おまけに同期だけではなく後輩にまで負け続けたが、毎日朝7時に起きて朝練を続けた結果、最後には県の代表になれた”などと実際に体験したエピソードを伝えることができれば面接官の心にも刺さるでしょう。

500人に聞いた心に刺さる座右の銘9選

人事を尽くして天命を待つ

誰もが一度は耳にしたことのある言葉なのではないでしょうか。誰でも知っている言葉かもしれませんが、裏には深い意味が隠されています。ざっくりとした言葉の意味としては、やれることを全てやり尽くした後、天に運命をまかせるという心境を綴った言葉です。何かに挑戦する時、結果についてはどうなっても後悔しないという想いを決めて状況に応じてやれることはやり尽くし、余計なことは考えず愚痴や不満などを口にしないで待つという真意が込められています。

天理にかなう時、富貴来たる

人々のニーズや世の中の流れに一致した時人生は好転します。私利私欲だけを考えず誰かのためを考えて行動すれば幸せが自然に舞い込む天の理は誰にも平等ということの例えです。世のため人のために行動するほどに成功のチャンスは舞い降りてくるものということの例えです。

継続は力なり

継続して何かの結果を出した人はこの言葉の意味を実感しやすいのではないでしょうか。
勘違いしてはいけないのは、評価されるのは継続ではなくあくまでも結果です。若いうちは継続することで評価されがちな部分もありますが、この考え方が強く根付いているとただただ継続することしか考えず、成果を出すためにどう工夫すべきかという部分に思考が働かなくなってしまいます。何かで結果を出すためにはもちろん継続は重要なことですが、しばらく結果が出ていないのであれば継続は力なりの先に思考が働いているかを見直すといいでしょう。

その日その日が一年中の最善の日なり

その日その日が一年の最善の日であるという意味です。一日一日を大切にし、今日という日は二度とやってこない。明日何が起こったとしても、辛いことがあったとしても長く続かない。その日その日が何かをする最善の日であるということを思い続け行動すれば一日一日が最善の日になるという意味です。

水滴石を穿つ

“すいてきいしをうがつ”と読みます。少しの水滴でも落ち続けると石に穴を開けることの例えから来ています。このように、小さな積み重ねが大きな結果になるという教えです。
努力し続ければ変化は起こる。どんな苦労も無駄にならないという風に使われていることもあります。

石の上にも三年

冷たい石の上にも3年座り続けていれば温まっていくという例えからきています。諦めずに継続し続ければ成果が得られるという教えです。
世の中には物覚えが早く、優れている人もいますが、そういった人はごくわずかで、多くの人は長い時間をかけて物事を覚えていきます。

失敗は成功のもと

耳にしたことがある人が殆どではないのでしょうか。何かに失敗しても反省して間違いを改善していけば、いつかは成功に繋がるということの例えから来ています。
“失敗は成功のもと”と類似した言葉に”七転び八起き”がありますが少し意味が違います。これは何事もくじけずにそのたびに立ち上がって努力するという意味になります。七転び八起きは人生の浮き沈みが激しいことの例えとしてよく用いられるのに対し”失敗は成功のもと”は失敗しても原因を突き止め、同じ失敗を繰り返さないようにするという方法論を指しています。

努力は人を裏切らない

目標に向かって努力をし続ければ必ず自分自身のためになることの例えから来ています。必ずしも全ての人の努力が報われるとは限りませんが、成功する人に努力しなかった人はいません。かといって、勘違いしてはいけないのは努力の方向性を間違えてはいけないということです。努力の方向性を確認し、無駄な努力に気づけるようにしておくことは大切です。その無駄な努力に気づけるのは他の人の努力に目を向けることができるかどうかだったりします。

人は考える葦である

この言葉の後には、人間というものは一本の葦のように弱く無に等しい存在であるが無力さを自覚できるがゆえに尊いという真意が込められています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は座右の銘を聞かれたときの答え方、例を紹介しました。
面接官としては座右の銘を聞くことで就活生の人柄、価値観を探ろうとしています。
ここで紹介した座右の銘を聞かれたときのポイントを押さえてしっかりと受け答えができるように準備しておきましょう。

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