面接の入室前の準備と入室時のノックの回数
就活では、会社がある建物に入ったときからさまざまな点をチェックされています。話す内容を考えるのに精いっぱいになってしまいがちですが、自分ならできると信じて前向きに取り組みましょう。面接時に気をつけるべきことを知りたい方は、ぜひ以下の項目を参考にしてください。
スマートフォンの電源は入室前に切っておこう
スマートフォンの電源は入室前に落としてください。面接中に通知音が鳴るのはビジネスマナー的によろしくないので、必ず電源を切っておきましょう。
また、バイブレーションならいいと考えている方もいますが、企業の中にはバイブレーションもアウトとしている場合もあります。そのため、何か緊急な連絡が入る可能性がある場合は別として、バイブレーション設定ではなく電源を切っておいてください。
もし、何か緊急な連絡が入る可能性場合は、面接官に緊急の連絡が入るかもしれないとう旨を説明してください。
入室前はリラックスして呼ばれるのを待とう
入室前はリラックスして呼ばれるのを待ちましょう。面接前は緊張している方がほとんどだと思いますが、緊張していると頭が真っ白になって受け答えがうまくできなくなってしまいます。
そのため、深呼吸をしたり終わったときのご褒美のことを考えたりしてリラックスしましょう。
カバンや荷物はノックしない方の手で持とう
面接会場に入室するまでに待機しているときは、荷物を座席の横に置いておくのがマナーです。緊張していて荷物のことまで頭が回らないという方も多いですが、見られている場合が多いのでしっかり守りましょう。
ドアの前まで来たらドアを利き手でノックするので、ノックするときは利き手ではない方に荷物を持ってください。また、入室した後にドアノブを閉めるときはドアを開けた手を反対の手で閉めるといいです。入室したら荷物を利き手に持ち替えるのを忘れないでください。
入室時のノックの回数は3回
細かいところのように感じますが、日本のビジネスシーンでは3回ノックするのが一般的です。話す内容を考えていると忘れてしまいがちですが、意外と重要なので普段から家でも練習しておくといいです。
また、面接時のノックが3回ではなく2回だと減点対象になる場合もあります。ノックの回数だけで減点されてしまうのはもったいないので、必ず3回ノックするようにしてください。
さらに、ノックの音が小さすぎると面接官に音が届かないので、しっかり面接官に音が届くようにノックするのがポイントです。
「失礼します」と一礼を忘れずに
3回ノックして面接官から許可を得られたら「失礼します」と言って中に入りましょう。また、中に入ったあとはドアの方を向いてドアを閉めます。このとき、面接官の方を向いたままドアを閉めるのはマナー違反です。ビジネスマナーがなっていないと思われてしまうので注意してください。
そして、ドアを閉めたら面接官のほうを向き直って礼をします。例は30度でするのがマナーなので覚えておくといいです。礼をし終わったらいすが置いてあるとこまで歩いていきましょう。

ノックをして入室を済ませてから退席までのマナー
普段生活している中では行わないことが多いので、いつもの癖で行動してしまわないようにしましょう。何度も練習しているつもりでも、緊張が解けると油断しやすいです。そして、退席までにも気を付けるべき点は多いです。そのため、会社のある建物を出るまでは気を抜かないようにしましょう。
カバンと手を置く位置に気を付けよう
入室して礼をしたらいすの横まで歩いて向かいましょう。そして、いすの横に立ったら大学名・学科・名前を言って深く礼をします。このとき、礼と言葉が一緒にならないように注意してください。
また、会議室や応接室などいすが多く並べられている場所が面接室の場合は、一番下座のいすに座るのがマナーです。いすは並べられている位置によって位が異なるので、間違っても上座に座らないように注意しましょう。
持ってきた荷物は、いすの横かいすの脚に立てかけておくのがポイントです。隣に空いているいすがあっても荷物を置くのはマナー違反です。空いているいすに荷物を置くのは失礼にあたるので。床の上に自立させるといいです。さらに、かばんを置くところが指定されている場合は、指示にしたがっておくようにしましょう。
イスの座り方や姿勢に気を付けよう
面接時のいすに背もたれがあったとしても、背もたれを使って深く座るのはNGです。背もたれに寄り掛かるとだらしない印象になってしまうので、背もたれを使わず浅めに座るようにしましょう。いすの座り方でマイナスな印象を持たれてしまうのはもったいないので、姿勢にも注意してください。
面接が終わっても気を抜いてはいけない
面接が終わったらいすの横に立って面接のお礼を伝えます。そして、面接官からもらった名刺はかばんにしまいましょう。名刺を忘れて帰るのはかなり失礼にあたるので注意してください。
また、携帯電話をいじったり騒いだりするとかなり印象が悪くなります。そのため、会社が入っている建物から出るまでは気を抜かずに取り組みましょう。
面接官が出口やエレベーターまで送ってくれる場合
面接が終わったあとにエレベーターまで見送ってくれる場合もあります。そのときは、エレベーターが閉まるまで頭を下げておくのがマナーです。また、エレベーターまで見送ってくれたときは別れるときに改めて礼と挨拶を述べるといいです。
さらに、エレベーターのなかで気を抜くと途中で人が乗ってくる場合もあるので注意してください。会社の中ではいつ見られているかわからないので、最後の最後まで気を抜かずに取り組みましょう。

面接官が後から入室する場合のノックは必要?
企業によって面接方法や部屋の構成は異なります。必ずしも面接官が部屋のなかで待っている状況で行われるとは限らないので、臨機応変に対応してください。
面接官が後から入室する場合でもノックは必須
面接会場によっては自分が先に部屋に入る場合もあります。自分が先に面接会場に入るときも部屋の中に誰もいないとは限りません。中で作業をしている人がい場合もあるので、ノックをしてから入った方が確実です。
さらに、面接官が来るまでスマートフォンをいじることなく待ちましょう。スマートフォンを触っていると、うっかり電源を落とし忘れてしまう場合もあるので危険です。そして、面接官が部屋に入ってきたら一度立ち上がって礼を行いましょう。何度も礼をする機会があって覚えにくいですが、流れを知っておくと自然とできるようになります。
特に指示がなければ立って待とう
事前に座って待つように指示がない場合は立って待機しましょう。座って待つように指示がないのにいすに座ってくつろいでいるとマイナスな印象を与えてしまいます。立って面接官を待っているときも荷物はいすの横に置くのがマナーです。カバンを置く場所が指定されている場合は指示に従ってください。
挨拶や返事は歯切れよくしよう
面接会場に入ってから終わるまでには何度か挨拶をする場面があります。挨拶や返事の歯切れが悪いとマイナスな印象を持たれてしまうので、短く大きな声でするようにしましょう。

まとめ
今回は、面接を受けるときに注意すべきマナーを紹介しました。日本のビジネスシーンでは3回ノックするのがマナーと決まっています。面接ではあらゆるところを見られているので、マイナスな印象にならないように注意してください。

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