内定のお礼状について

就活で内定を取ることができた後、お礼状を出すことは必須ではありません。実際に、お礼状を渡していないからといって、内定が取り消されることはないでしょう。しかし内定を受けた後、その企業に勤めることを考えれば、お礼状を出していた方がいいと言えます。

・お礼状を出して印象アップ

就活生の中で、お礼状を出す方は意外と少ないことから、企業にお礼状を出すことで印象に残すことができます。お礼状を出せば、入社した後に様々な人間関係を築くことができる人材として、評価される可能性があるでしょう。

お礼状を出す目的としては、内定を出してくれた方に対してのお礼になるので、文面もお礼の内容に沿ったことを書いていくことが大切です。

・お礼メールでも問題ないのか

お礼状となると手紙になりますが、お礼の文面はメールで送ってもマナー違反ではありません。そのため、手紙を書くよりもメールの方が早いと感じる方は、メールで内定のお礼を送ってもいいでしょう。

メールのメリットとしては、手軽ですぐに返信をもらうことが出来るという点です。お礼状になると、郵送までに時間がかかるだけでなく、企業からの返信は、まず期待できないでしょう。

・便箋や封筒について

お礼状を送る場合、便箋はB5サイズの無地がおすすめです。デザインが入っておらず、シンプルな物が好ましいでしょう。

封筒についてはB5サイズの便箋を3つ折りで入れることができる長形4号が適切になります。色は白が好ましく、茶封筒はビジネスシーンにはおすすめできません。

内定のお礼状について

内定後のお礼状に書くべき内容

内定後にお礼状を書く場合、どのような内容を記入する必要があるのでしょうか。お礼状に書く内容について紹介していきます。

・頭語

手紙の最初に書く言葉である「頭語」は、ビジネスシーンでは大切なので、しっかり記入するようにしておきましょう。相手に敬意を示す意味があります。「拝啓」や「謹啓」を使用しましょう。

・時節の挨拶

正式なビジネス文書では、時節の挨拶から本文を始めることが一般的になります。就活生の方としては、経験の少ない内容となっているので、季節に合わせて時節の挨拶を変えることを意識しましょう。

5月の場合は「残春の候」、6月の場合は「初夏の候」、7月の場合は「向夏の候」になります。

・大学や学部、学科名と名前

内定のお礼状を送る場合、誰から送られてきたのか企業側がわかるように、自分の名前を名乗る必要があります。そのため、大学名・学部名・学科名・名前を記入するようにしましょう。

・お礼や感謝の気持ち

本文に入り、内定を出してくれたことに対するお礼を述べます。その後、感謝の気持ちを込めて伝えていきましょう。

・入社の抱負

感謝の気持ち以外にも、お礼状には入社の抱負や決意を伝えることもおすすめです。入社後には、どのような過ごし方をするのか持ち込んでおけば、仕事に対する熱意を伝えることができます。

内定後のお礼状に書くべき内容

内定のお礼状の例文

内定のお礼状といった、就活生からすると、どのような文面にすればいいのか具体的にわからないという方も多いでしょう。そんな方のために、内定のお礼状の例文を紹介していくので、参考にしてみてください。

・例文

拝啓

時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
就活大学経済学部の就活太郎と申します。

このたびは内定のご連絡をいただきましてありがとうございました。
貴社に内定をいただけましたこと、誠に嬉しく思います。
先輩社員の方々との交流や面接を通じ、話すことへの難しさに反省しながらも、貴社にて活躍していきたいとより一層強く感じました。

今後は入社するまでの大学生活を充実したものとし、社会人へとなる自覚を高めてまいります。
まだまだ至らない点もございますが、今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

この度は、内定をいただき誠にありがとうございました。
書中にて取り急ぎ御礼を申し上げます。

敬具

平成○○年○月○日
学部 名前
株式会社○○ 人事部 採用課 御中

このように、ビジネスマナーを守った文書にし、お礼の気持ちがわかる文面にすることが大切です。

まとめ

就活で内定をもらった場合、お礼状を送るのは必須ではありません。しかし入社することを考えれば、少しでも印象を上げるために、お礼状を送ることはプラスに働くでしょう。

ビジネス文書であることから、正しいマナーを持って書く必要があるので、今回紹介した例文を参考に、お礼状を作成してみてください。

丁寧な文書を作成するほど、企業側の印象がよくなるので、今後の配属先にも良い影響を与えるかもしれません。

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