いよいよ最後のインタビューです。前回まではインターンシップのことを中心にお話を伺ってきました。今回は「就活をしていた当時の自分をいま振返って感じること」について聞かせて欲しいと思います。前回もおっしゃっていました、がインターンシップで多くを学んで成長しておられるので恐らく就活中の自分と比べると全く就活への感じ方が違うと思いますが、いかがでしょうか?

そうですね。全く違います。
一番いま感じているのは、「もしこの経験を就活前にしていたら、もっと内定が貰えていただろうな」ということですね(笑)。実際に営業にいってお客様とお話しするのって就活の面接とほぼ同じだと思います。実際にはそれよりも難しいかもしれません。なのでもし就活前に今の営業の経験が出来ていたら、もっと良い結果が出ただろうなと思いますね(笑)。例えば僕は銀行とは相性が悪くて1次面接で落とされちゃいましたが、今だったらもっと進めていたと思います。今思い返すと恥ずかしくなるくらい面接は下手だったなと感じますね。

どういうことかというと、業界によって好かれる人物像や求められる人が違うので、僕の場合はそれが銀行だった。銀行は減点方式で面接をしていました。(これは実際の面接会場で言われたことです)恐らく僕のように「失敗も恐れずにやっていこう!」というアグレッシブタイプを求めてはいないということです。僕もそんな銀行を受ける時に「自分を貫き通してやる!」という思いで面接をやっていたので、それは当然落とされる訳ですよね(笑)

今思うとそういうところを器用に合わせることが出来なかった自分は、本当に子供だったなと思います(笑)そういう相手に合わせる能力というのが、今やっているインターンシップで身に付いたなと思います。

私も採用コンサルタントとして面接官をしていますが、同じように思いますね。やっぱり学生時代に営業やそれに似たアルバイトをしていた学生は面接が上手く、内定の実績もそうではない学生より高いです。もし内定実績を求めたいなら、そういう経験をするのも1つかもしれませんね。

確かに結果だけを求めるであれば、器用に合わせて行なのも1つかもしれません。営業もどうしても受注をしなければならないので、相手に合わせて話しをするのは当然です。

でも就職と営業の違いは、「就職は自分を売りにいく場」であることです。つまり自分の素を見てもらって駄目なら駄目、良いなら良い、と判断してもらったほうが、絶対にお互いにWin-Winなはずだと僕はおもいますね。僕は銀行だけ1次面接で落とされちゃいましたが、でも落としてくれて本当に感謝しています。「ああ、俺はそこでは合わないんだな」ということを教えてくれているわけですから。目先の内定を求めて逆に素を通さずに内定を取って入社したら、絶対に不幸になっていたとおもいます。

色々な考え方の人がいるので一概に僕の考えが正しいとは思いませんし、「まずは内定を取ること」は大切だと思います。でもあくまで等身大の自分の強みを活かした就活で勝負した方が、最終的には納得のいく就活で終わらせる事が出来ると思います。

素晴らしいですね。長期インターンシップで営業をした経験が、こうやって就活の事に抽象化されていてとても参考になるお話でした。

おわりに

以上、長期インターンシップをしている内定者に話しを伺ってきた。いかがだっただろう?
最後のインタビューの話しは皆さんにとっても参考になる事が多かったのでないだろうか?
少しでも皆さんの就活の参考になれば幸いだ。
これでシリーズ「就活生のその後」は完結である。皆さんの就活のモチベーションになってくれればと思う。

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