学業・ゼミ・研究室(250)

日本の製造業の強みや課題を製品アーキテクチャ論の観点から分析している。例えば自動車産業は、多数の部品を相互に調整して製品を完成させる「インテグラル型」の産業である。トヨタをはじめとした日本企業は、部門間のすり合わせを得意とするだけでなく、部品サプライヤーとも強く結びつく独自の組織体制を構築し、競争優位を発揮した。しかし、電気自動車の登場で、既製のパーツを組み上げる「モジュラー型」へと産業構造が変化しようとしている。これまでの日本の強みが、今後は差別化要因にならない可能性が高まってきた。

学生時代最も打ち込んだこと(400)

早稲田吹奏楽団での活動に力を入れた。サクソフォン四重奏のメンバーとしてアンサンブルコンテストに出場し、60団体の中から東京都代表に選出された。東京都代表として出場した全日本大会では金賞を受賞した。また、演奏活動だけでなく、舞台演出担当として楽団の運営にも力を入れた。定期演奏会の舞台演出を担当した際、アンケートにおける来場者満足度が低いことを問題に感じ、演出方法を刷新した。準備にあたって選曲、演出、舞台配置の3チームが完全な分業体制を採っていたことが原因で、演出のマンネリ化が起こっていることが分かった。そこで私は「1つのテーマに沿った舞台作りをする」という提案をし、3チーム共同で準備を行よう呼びかけた。当初は従来の方法に拘っていた団員からも、アンケートの結果を詳細に説明することで理解を得られた。結果、選曲から舞台配置までの「ステージの総合プロデュース」が可能となり、来場者満足度は99%になった。

自己PR(400)

私の性格としては、いったん取り組むと結果を出すまで努力し工夫し続ける性分である。中学入学よりはじめたサクソフォン演奏では、大学2年次に出場した「第35回全日本アンサンブルコンテスト」において、楽団創立以来初の金賞を受賞した。受賞の前年にも同じメンバーでコンテストに出場したが、全国大会に進むことはできなかった。大会後にメンバーに対して目標設定を促し、課題の洗い出しを徹底的に行なったうえで練習した結果、2年目に全国大会金賞という結果を出すことができた。大学3年次からの米国留学での授業やグループワークでは、国民性やバックグラウンドの違いから議論が円滑に進まないことが多々あった。そこで、「バックグラウンドまで含めて相手を全て理解してこそ対等に議論ができる」と考え、授業内外関わらずチームメンバーと積極的にコミュニケーションを取った。その結果メンバーからの信頼が生まれ、議論を有意義に進めることができた。

あなたが学生時代に経験した最も困難な状況を1つ挙げ、どのように克服したか述べてください。(200字以内)

スタンフォード大学留学中、5人1組でベンチャー企業に対して戦略の評価を行う、というグループ課題があった。実際のビジネス課題を与えられたのに対し、班員の中でビジネス専攻は私のみであったため、当初は議論が前進しなかった。そこで全員が課題への理解を深められるよう、3C分析や5フォース分析等の概念を具体例と共に示した。結果として班員から多様なアイデアを引き出すことができ、最終発表ではAの評価を得た。

企業経理財務部門に関心を持った理由および、経理財務の専門性を元にどのようなキャリアを築いて行きたいかご説明ください。(200字以内)

「ビジネスのサポートに留まらず、経理財務の知識を基に意思決定をリードする」というチャレンジングでやりがいの大きい仕事に魅力を感じ、関心を持った。FMPを通じて、経理財務の専門性と、多様な環境で周囲を巻き込んでいくリーダーシップの取り方を磨きたい。その経験と「取り組んだものに対して結果を出すまで工夫と努力を重ねる」という私の性格を活かし、広い視野を持ちながら最良の判断を下せるビジネスリーダーになりたい。

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