全く違う業界を見てみる
自分の行きたい業界に絞って就活をしてきた人で、いままで内定を獲得できていない人は、その業界に対するこだわりを捨てないといけない時期に来ています。
その業界で働くには、ご縁が無かったんだと思い込んでしまえばいいのです。
適性があるとかないとか、それは本当はやってみないと分からないことです。
そんなことでくよくよしているよりは、「この業界、この会社には縁がなかった、さあ、次行こう!」と切り替えが大事です。
休日のイメージを変えてみる
違う業界を探すといっても、なかなか頭が切り替わらないと思います。
ここは思い切って頭を切り替えるために、「休日」が全く異なる業界を探してみてはどうでしょう。
例えば、土日休みの職種(大手企業の事務系狙い等)にこだわって探していた人は、思い切って、土日仕事の職種を探してみましょう。
例えば、サービス業にそういう傾向がありますね。
でもよく考えてくださいね。
例えばサービス業、フードサービス業であっても、ビジネス街などのお店は、土日休んでいる店舗もありませんか?
そのサービス業の本社は土日休んでいませんか?
どの店にどのぐらいの期間配属となるかはわかりませんが、比較的短期間で異動になるケースも多いので、それも成長の機会ととらえて、経験を積むことが出来てありがたい、という頭に切り替えられるかどうかです。
そう、同じ会社でも、入社から定年退職まで、ずーっと同じ場所で、同じ職種で、同じような勤務体系でいられることは稀なのです。
それよりも、ずーっとこの会社にいたいと思える企業の理念や風土はもちろん、社員さん達の持つ雰囲気がとても大事だと思います。
大手BtoC企業の営業や事務志望から、知名度のないBtoB の中小企業に視点を変えてみる
これも大きな一つの切り替えの方法だと思います。
知名度の高いメーカーばかり狙っていて、不合格が続いた人も、知名度はないけど安定して成長している企業がたくさんあることに気づいて欲しいです。
社名を知らなくても詳しく調べてみましょう。
ナビサイトだけでなく、各都道府県の「商工会議所」や「中小企業家同友会」などのサイトを覗いてみてください。
きっと優良な企業に出会えるはず。
もちろん、就活イベントに参加した時も、企業名にとらわれないで、業界に偏見を持たないで、フラットな気持ちで、その会社のことを知ろうという気持ちが大切です。
3年間の修行をどこでするのか、という視点で考えてみる。
転職するのが普通になり、定年まで勤めあげるということが少なくなってきた日本の労働市場においても、新卒後に短期間で転職している人は嫌われます。
「石の上にも3年」と申しますが、3年間はじっくりとその会社で社会人の基礎を学のだから、絶対辞めない、という覚悟を持って入社していただきたいです。
ゆくゆくは商品開発や企画の仕事をしたいと考えていても、いきなり「マーケット」「顧客」「商品」「従業員」のことを知らずして、出来るわけがありません。
近い将来にやりたい仕事が出来る自分に成長するためにも、「3年間で何を学ぶか」を考えてみることは大きな手助けになるはずです。
例えば、1年目は基礎的なことを身に付ける時期だとして、2年目からは1店舗を店長として丸々任せてもらえて、部下を数十人持てるような業界なども、サービス業には多くあります。
若くしてマネジメントが出来ることは、将来大きな組織を動かすにしても、自分で独立して会社を経営しようという時にも、大いに役立つことがありますよ。
仮に4年目で転職するとして、転職エージェントに「あの会社で、3年間でこれだけのことを積み上げて成長してきた人」として売り込める自分が想像できるのなら、その会社に就職することもアリかもしれませんよ。
そこで大事なことは、「成長させてくれる」会社なのではなく、「成長するのは自分で、自分が成長する機会を与えてくれる」会社であるかどうか、自分で覚悟を決めて判断することなのです。
成長できるかどうかはどの会社であっても自分次第なのですから。
この夏に内定をゲットするためにも、是非頭を切り替えて、今までとは違う業界にもチャレンジしてみてください!
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